アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

タアモ『少女のメランコリー』

2007-12-16 | 読書
タアモさんの既刊5冊を全巻揃えて発売順に読んでいる最中です。

『初恋ロケット』に関してはこちら

『いっしょにおふろ』に関してはこちら

『吾輩は嫁である。』に関してはこちら

「少女のメランコリー」(「Betsucomi」2005年6月5日号掲載)
「バレー部グループ」「おしゃれなグループ」「ちょっと暗い人達のグループ」と棲み分けができてしまっている女子校に通う英子_
18歳の春にちょっと異質な魅力を持つ転校生・北原泉がやってきた。
堂々としている北原さんと比較してどこかいくじなしの自分が嫌になってしまう英子。
最近孤立している児玉さん_
原因は小谷さんの彼氏を彼女が取っちゃったから。
でも元は親友の二人_
「自分以外の人と仲良くするのが許せないなら早く仲直りすれば?」
の一言で…。
「私のこと嫌い?
私はあなたといて楽なんだけど
好きよ あなたのこと
ちょっと気が弱いけど」

と言われて流石に照れてしまう英子(笑)

「蛍火の雨が降る」(「Betsucomi」2005年6月号)
埼玉から京都へ引っ越してきた千里_
「アホ」って言い回しに慣れることができないんですが「蛍の場所」で出会った和樹に

大好きだったおじいちゃんが死んじゃったのをまだ引きずってる和樹と不思議と解り合う千里。
「アホ」って言い回しにも慣れて。

「少女のメランコリー」と「蛍火の雨が降る」は巧く学校に溶け込むことが出来ない不器用でどこか優しい感じのする恋愛が描かれていますね。

「ピーターパン・モノクローム」(「Betsucomi」2005年9月号)
高校最後の文化祭でなんとかピーターパンの劇をやることに決まった美音(みお)のクラス、
この人を好きになっては駄目だ
だって あたしには彼氏がいるし
あんたにも彼女がいるのに

進学や就職を控え、「大人になりたくない」気持ちと劇のピーターパンを巧くシンクロさせてます。

「銀のなみだ 銀のゆき」(「Betsucomi」2005年12月号)
母子家庭なので夕方から妹の真昼の面倒と夕飯の支度を担っている真田_
妹は毎年
サンタにぬいぐるみを頼み
夜はそのぬいぐるみ達を並べて一緒に眠る
クリスマスは妹にとって
小さな家族が増える大事な日でもあるのだ

想いを寄せている瀬戸さんからクリスマスパーティー組んでくれまいかと頼まれ、妹が先約とは恥ずかしくて言うことができず引き受けそうになってしまうのだが_
「……………
瀬戸

お前が好きだ
でも ごめん
俺 今日 先に
約束してた人がいるんだ
だから帰らなきゃいけない」

「彼女?」
妹!

たぶん今
すごい
かっこ悪い
でも
きっと
世界一
かっこいい
お兄ちゃんだ


巻末にかきおろしの「先生と小さな魔女」9枚を採録。

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