そなたの野イチゴ写真を渡すのを断ったために何もかもを失い、倒れていた三乃木啓助(さんのぎけいすけ)。目を覚ますと目の前にいたのはそなた。鷹さんにぶっとばされ、元気になったのならと追い出されるが、両親が亡くなってから部屋が余っていると言い出すそなた。「あの純真無垢なそなたさんが善意で部屋を提供したばかりに汚い男に無理矢理 雄(オス)を教えられる…」と驚喜する円宗寺！
円宗寺が何も出来ない三乃木をインポ野郎と罵るヘンタイな展開を交えつつ、そなたが自分のせいでメンタルを乱され予選落ちしたと知って責任を感じる三乃木。
そしてそなたちゃんの役に立ちたいという、三乃木の活躍が…始まる？
ＶとかＩとかＱとかのビキニ(笑)を着てのウェイトレス姿になることを賭けたSW(サンドウェッジ)対決、そんな頃、単衣虹色工房の社長、孝二郎は兄の誠一郎に詰め寄られていた。仮に葉山そなたが賞金女王になっても出せる利益は精々4700万円だと。しかし孝二郎社長が兄が去った後に「計算通りだよ…」と電卓で弾いた金額は27億円以上！
黒光が、今日は自分の誕生日だと嘘をついて、そなたや鷹さんにま○っちんぐな学園生活を味わわせてもらうエピソードはウケた(笑)
しかし単なるエロギャグでは終わらず、そなたがスカートのひらめきで風を「見る」方法を会得するという収穫。社長は三乃木に「撮るんだ 葉山くんを」と命じる。鷹さんの元キャディーのあゆむが、社長がかつての天才ゴルファー単衣孝二郎と気付く。
15年前、マスターズ三日目に単独トップに立った日本人ゴルファーが、突然ゴルフ界から消えた過去。あゆむに口止めした社長は、三乃木は「ゴルフの神様に 愛されている」と言う。
そんな三乃木がそなたと同居を初めて一か月。円宗寺から何かを聞かされたそなたは、豪勢な夕飯が並ぶ食卓で酒を飲んで盛り上がり、盛り上がり、脱いで脱いで、慌てて逃げ出す三乃木を追いかけて、啓助さんが家も仕事も失ったのは「−−私のせいですよね」と泣き出してしまう！
三乃木の優しい嘘に救われたかのように、泣きながら眠るそなた。
そんな三乃木が、ついにそなたの役に立てる日がやってくる。
兄に「お前の夢は… 終わったんだよ…」と告げられる社長は、やるしか…ないか…と、Japan女子プロゴルフ選手権のさなかにキャディーの佐野くんにバカンスをプレゼントしてガラパゴスへ行かせてしまう。+10も叩き3人仲良く68位タイ、ギリギリ予選通過という時に、現れないキャディー。最終日の今日、見せたいものがあると、綾子さんも来ると兄を呼び出す社長。
突然キャディーをやれと命じられる、ゴルフのゴの字も知らない三乃木。社長は兄に、見せたいのは葉山くんのストーカーの啓助だと言う。
「そなたちゃん 今日はいつものスイングと4mm違うね」という言葉に驚愕する兄の誠一郎。そなたの写真を撮りまくっていた三乃木は、ゴルフは知らなくてもそなたの一挙一動が頭の中に入っていて、どんな場面でどのクラブを使うべきなのか、的確すぎる指示が出せた！
とんでもない距離からイーグルを決めてしまうそなた。鷹と円宗寺も、ガマンのゴルフなんかしていられるかっっ!!と追い上げる。
最終18番ホールでベタピンのバーディーチャンスを得るそなた。観客の誰もが、無名の葉山そなたが優勝すると信じて最高潮の盛り上がりを見せ、一直線にカップに向かうボールは…なんと、迷子になってグリーンに出てきてしまった子供の足に蹴られて外れてしまう。興奮して迷子に怒号を浴びせるギャラリーを、
「ラブオブザグリーン!!」=「誰にも罰はない!!」と怒鳴りつけるそなた。
その言葉は、かつてそなたが同じことをしてしまった時に、言ってもらった言葉だった。名前も顔も覚えていないけれど、その人に憧れてゴルフを始めたというそなた。
「おじょうちゃん…」「ゴルフ…好きかい…？」「君が応援してくれたら…」「このボール カップに入れてみせるよ…」。
失格はしたが、翌日、一躍人気ゴルファーとなるそなた。
お薦め度：★★★☆☆
変態ヘンタイ変態…という展開が続いて、最後に泣ける一幕という盛り上げ方がやはり上手いです。ヘンタイ部分がちょっと陳腐なのは気になりましたが。
「ラブオブザグリーン」の思い出はとても良かった。そなたと社長との間に、最初からつながりがあったというのが嬉しいです。
にほんブログ村 漫画、マンガ、まんが、コミック |
| 青年マンガ |
【検索用】へ〜ん○しん!! 水無月すう 3
