アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『花とゆめ』20号

2009-09-18 | 少女漫画
 
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連休ひかえて今日18日発売でした。締切早まる作家さん達は大変ですね。
最近、『花とゆめ』が楽しみすぎて前の晩なかなか眠れない、当日は早朝に目が覚めてしまう、そんな月に2回です(笑) いつの間にか私にとって大きな存在になっていたようです。

『スキップ・ビート!』ACT.146/仲村佳樹
連さんにチョコはない、チョコ以外の何かはあるんだな、何やるんだという応酬。そして味見と称してキョーコのファーストキスを容赦なく奪う尚!

尚にとってやはり自分がキョーコの中で一番大きな存在じゃないと気がすまないという。どんな形であろうと!
キョーコはこの世の終わりのように呆然自失となりますが、連からは「…わからないなぁ… …それって そんなに大切?」とショッキングな一言。「--なんか それってちょっと バカバカしいよね---?」。


『声優かっ!』voice.6/南マキ
必死に口パクの練習をする姫。同時に、「お昼の放送」の放送権を賭けている姫たち落ちこぼれ4人組。最近動画サイトにアップされている、「チェシャ猫」という素人が創ったアニメを題材にすることに。
ところが、チェシャ猫の正体は同じヒイラギ学園の映像科一年にいる、一条梅(いちじょううめ)。なんとAQUAとりまきリーダー! 動画の使用権交渉に来た4人組に、自分の「萌(え)」を奪ったゴリ姫とその仲間達に?と拒否する一条さん。萌をなくした彼女は今や創作意欲さえ失ったと言う…。
彼女の萌を取り戻させようと奮闘する皆ですが。
自分にとっての原動力が『ラブリー・ブレザー』なのと同様、「萌」が原動力だという彼女の気持ちが分かる姫。そして「萌」は突然降ってくるものというのも。


『モノクロ少年少女』#13/福山リョウコ
右京のつらい過去が少し明らかに。
城内のみ自由行動を残して本日はケダ高の帰還日。呉羽の顔の切り傷に気付いてくれる右京。
今回の遊びはここ迄だと呉羽に制服を返し、「なかなか楽しかったぞ 第4」と冷たく微笑む黄苑。しかし蝶々は「はじめての『勝ち』ですわね」と言ってくれる。もう右京は大丈夫、黄苑王子に何をされても手も足も出せない子供じゃありませんわと。茅もうっきょんが初めて命令に背いて一歩を踏み出したことを知ってると言ってくれる。蝶々、麗しい。好きだ!
伊織もなんだか謎がいろいろありそうです。ケダ高でウサギとして襲われた過去があるらしい。
右京の過去。「要らない子だから」と売られ、王に瓜二つという理由で世継ぎにと拾われた。あたたかかった王妃の手、この場所にいられるなら何だって出来た。しかし病の治った黄苑は右京の名前を奪い、居場所を奪い、孤立させた。ケダ高に来て、クロの中にシロひとり、全部に体当たりするしかなかった呉羽はそんな右京に「顔を上げていいんだ」と。
呉羽の頬の傷を手当てすると言った右京の

出発時間が迫り、黄苑の前にひざまずいて宣戦布告する右京。「てめーなんかに 呉羽はやらねーよバカ王子」。
そうしてオリエンテーションは終了。「帰るぞ」と言った右京! 「帰るぞ」。


『LOVE SO LIFE』第15回/こうち楓
文化祭に来てくれることになった政二さん。吉井さんは正体がばれないようにと一計をめぐらせてくれる。メルヘン喫茶のパンダのかぶりもの(笑)
しかしオン=オフのギャップで変装しなくてもばれない政二さんが笑える。
松永さんを案内しながら、一緒に学校の中を歩くのを不思議に思う詩春。そして吉井さんのことを「良い友達」と言ってくれる。当番で一旦離れた詩春は、立入禁止の場所に座り込んでいた二人組を注意したことで絡まれてしまう。すごい早さで詩春を助けに行く松永さんが良かったですね。


『暁のヨナ』第4話/草凪みずほ
スウォンがついていてくれたあの日々。ハクとも仲の良かったスウォン。3人で雪合戦をして風邪で寝込んでしまい、仲良く川の字で、手を繋ぎながら寝た。「今日はなんて幸せな日でしょう」と言ったスウォン。城内で病を怖れて我が娘にすら近づけないのではと噂する者たちを「黙りなさい!!」と怒鳴りつけてくれた。登極(即位)して間もなく、忙しかった父は夜食を作ってくれた。

そんなスウォンが父を殺した。もうあの日々は戻ってこないのか。あのまま3人で風邪ひいて寝てたかったですと言ったスウォン、一緒にいることくらい簡単だろと言ったハク。もう3人で見上げたあの空は、どこにもない。目を覚ましたヨナは泣き崩れる。
城では、ヨナ姫とハクを取り逃がしたという報告を受けたスウォンが追っ手は不要だと兵に答える。それよりも早急にやらねばならぬことがあると。
第1話がいきなり王の死からのスタートだったんですが、きちんと過去を丁寧に描いていく展開ですね。部族同士の確執など、色々あって何故スウォンがイル陛下を殺したのか、徐々に明らかになっていくのだと思います。楽しみ。


『俺様ティーチャー』第39回/椿いづみ
夏休み編(3)です。山でキャンプと言い出した舞苑。その近くの洋館に泊まり込んで百物語をしていた早坂の友達連中。舞苑一行が遭難しかけて洋館に避難、早坂と鉢合わせ。
真冬本人がこの場にいないので、舞苑の語る理想の「真冬さん」と、早坂が勝手にイメージしてる「真布湯」の印象がどんどんずれていく…(笑)
このしょうもない空気もいいんですが、本編も進めてほしい…。


『今日も明日も。』Step.29/絵夢羅
ちかの本気の告白。稜がどう返すのか気になっていたんですが、開口一番「30点」。漫画の告白シーンとしてぜんぜんダメだと。これが精一杯の、ちかを傷つけずに遠ざける、稜なりのやり方だったんでしょう。しかし南といても上の空の稜。
昔稜と付き合っていた姉に相談するちか。姉は稜はやめておけと。稜がつき合う相手はいつも自分と同じような顔の女性で、つき合っていても実は別の誰かを見ている。稜の部屋に希望(のぞみ)さんの写真がある限り変わっていないのだと。
ちかから逃げている稜、「そーいうつもりで懐かれても迷惑だ」という言葉を聞いて夏澄は稜を殴りつける!
最終的にどっちとくっつくのか。ちか&夏澄の組み合わせもありでしょうか。


『ただいまのうた』第5話/ふじもとゆうき
ご飯の上に梅干し一個の晩ご飯! 全ては葵大蔵大臣の立案した洗濯機購入のため!
粗食に耐える家族に、「貧乏がなんだよ 俺達兄弟5人こんなに元気じゃねーか もう他に望むことなんてないだろうが」と笑う桜兄ちゃん。
翌日、桜さんのライブに行きたいと向日葵に頼む西山君。桜兄ちゃんには来るなと言われているけど、菊兄ちゃんに案内されてライブハウスに桜兄ちゃんを見に行くと人気もあって格好良かった。
帰宅すると桜兄ちゃんにはばれていたが、すごく良かったと目を輝かせる向日葵。なんか歌って、アンコール!と向日葵がせがむと、ギターを弾きながら「ただいまのうた」を歌ってくれる桜兄ちゃん。
この続きは本誌には掲載されず、12月発売の『ザ花とゆめ』より毎号掲載となるそうです。『ザ花』は時々しか買わないからなー。単行本まで待つことになりそうです。


『JIU JIU-獣従-』第5回/トビナトウヤ
「二匹はどんどん成長していた」というスタート。
雪から「たかみちはオレ達の事何だと思ってんの?」という質問。ふくれっ面して「ペット」と答える祟方。すげー手の掛かるペット!!
崇方を狙って転校してきたメルは学校で人気者。
崇方は、自分を守るという二匹の獣従のいつもの表情に戸惑い、「雪と夕昏 二匹の成長を 阻止する…!!」と行動に出る。
タカミチは"おもり"をしていたのではなく、自分達はペットでも子供でもなく"一人前"だと、そう証明して見ろとメルに言われる獣従。
十七の誕生日を迎えた崇方が、どんどん成長する獣従に守られてばかりで焦っていたんだと、そんな現実に気付きます。
常識を知らない獣従が、「プレゼントは誕生日当人が渡すもの」と勘違いしていたのが微笑ましかったです。


『人類エコ化計画~プリピュア~』/比乃彩月
読み切りです。新人さんのようですが、かなり良かったです。
時は近未来、自己中心的で高飛車な主人公リリカが、デフォルトでは自分と同じ姿というアンドロイド「プリピュア」を友達の金で買うお話。外見は同じでも性格は正反対のプリピュアが友達と楽しそうに笑っているのを見て、自分なんか死んでしまえばいいと口走ってしまう。するとプリピュアの自己消去プログラムが始動する。リリカにとっては単なる「パシリの幼なじみ」だった留可(ルカ)が、本当は彼女のことをとてもよく見ていたというのは心温まりました。


別冊ふろく。

『会長さんちの子ねこ』/漫画:古都和子・シナリオ:藤谷燈子(榛乃綾子)・コンテ:鳴戸ナツ
『トゲトゲ』/林ゆか
『ウルフズ・ファミリア』/友藤結
『お嬢様の命令は』/来海ユウ
の4本採録。全て動物絡みの読み切りです。なかなか良かった。こういうふろくで10円値上げなら大歓迎です(笑)
『ウルフズ・ファミリア』が一番良かったですね。居場所のない少女と完全に人間になりきれていない狼少年の心の交流。
『お嬢様の命令は』はデビュー作にしてはかなり上手かったです。馨(かおる)の愛犬が実は大牙が姿を変えた架空の存在なんじゃないかと思ってしまいました。犬も問題児も両方とも実在していたんですが、演出が上手くて。


次号もあの作品やあの連載が再開で待ち遠しい。


↓毎月5日・20日が楽しみだ!
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