アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

「花とゆめ」11号(35周年!!)

2009-05-02 | 読書
 


35周年記念号です。でもそれ以上にめでたいのは高尾滋先生の復帰です!!
去年の19号以降休載していた『いっしょにねようよ』第7話。今回扉カラーです。
単行本の第1巻には第5話までしか採録されてないのですが、19号掲載の第6話では一子(いちこ)が古白(こはく)の「お面」のことを少し知ります。虫干しされている古白の沢山のお面、その数に一子はびっくりします。その中にあった懐かしの戦隊物のお面、それは古白が母親に買ってもらった、彼の一個目のお面。そんな面を捨てろと言う春香、一子は直哉から、春香が古白の母親を嫌っていると聞かされます。
「母親に買ってもらったんだ」、その一言のために体を張って奪われたお面を取り返してくれた一子。古白は「嬉しすぎて びっくりしたよ…」と。
一子が自分のためにつくってくれたお面に感動して、「ありがと」とお面ごしにキスされるところまでが第6話でした。
健(たける)は真面目に出勤、直哉は朝帰り、ベタなセンスの口説き文句にキレる春香。今日も賑やかな夏休みの一日が始まり、一子がせっせと家事を片付けているとお風呂場の浴槽の中で眠りこけている古白(笑)
考え事をしていてそのまま眠ってしまった、それはお面をつくってくれた一子への「ご褒美」。自分が拾ってきた女の子だから自分が大事にしてあげなくちゃ、一子のことを「弱っちそうじゃん」と言う古白。寅二郎と一子の会話を耳にした古白は、彼女が鳥が大好きだと知り、自分の宝箱の中の立派な鳥の羽根をプレゼントしようと、一子の喜ぶ顔を想像して、少し汚れているその羽根を洗面器で洗います。干してあった羽根を欲しがる寅二郎とケンカになって、手をあげてしまいそうになる古白。赤子を庇う一子に「あやまんなさいっ!」とひっぱたかれて、一子の喜ぶ顔が見たかっただけの古白は「理不尽だ!」と悲しく叫びます。今は離れて暮らしている母との会話を思い出す古白、まだ幼くて「理不尽」という言葉の意味を知らなかった古白は、自分の子供であるばかりに理不尽な目にあうと言う母に「理不尽って さみしいってこと?」と答えていました。
すねてまた浴槽の中で眠っていた古白、起こしに来てくれた一子に「もう二度としないから 嫌いにならないで…」。
一子は「ありがとう…」と古白から羽根を受け取り、それを寅二郎にあげても良い?と訊く。
(こんな渡し方じゃご褒美になりゃしない)(…どうして弱っちいだなんて思っていたんだろう)(僕が大事にしてあげなくっちゃあ)(叱られてぶたれたのははじめてだな…)、色んなことを考えてしまう古白。次号お休みで13号から再開です。
高尾さん、病み上がりなのであまり無理しないでほしいです。でも続きは早く読みたい(笑)

『神様はじめました』第24話。
瑞希とも神使の契りを交わした奈々生。瑞希は巴衛なんか吹き飛ばすくらい役に立つと張り切ってます。実はMっぽい瑞希は奈々生からの言霊縛りに快感を覚えてます(笑)
磯姫からもらった竜宮城行きの乗車券で亀に乗って巴衛を助けに向かう二人。その亀タクシーに途中乗車してきたお客は夫に会いに行くという龍族の女、亀姫様。彼女が夫を想って7日間かけて紡いだ羽織が水流に流されてしまいますが、探しに行かなきゃと言う奈々生に亀姫はこの7日間とても幸せだったのでそれで充分だと答えます。いつからか自分が受け身になっていたことを恥じる奈々生。「さっきまでずっと…大事な人が自分にしてくれないことばかり考えてました」。
奈々生が駆けつけて、恥ずかしいやら怖いやらなんかもう顔を合わせられず貝の中に閉じこもってしまう巴衛。過去に行って昔の巴衛に会ったと優しく語りかける奈々生、
「私のこと受け入れてくれなくてもいいよ 触ってくれなくても …巴衛が別の人を好きでもいいよ 私は……」
亀姫が龍王の妻。干からびて石化している右目では交渉不成立ですが、瑞希が拾ってきてくれた羽織のおかげで落着。巴衛と瑞希の二頭の神使を従えることになった奈々生です。
巴衛が瑞希の兄神使ですよ。二人が張り合ってもめそう(笑)

『ただいまのうた』第3話。
家では所帯染みてる向日葵ですが、一歩外に出れば華の高校1年生。中学からの親友・内海理々子(うっちゃん)と幼馴染みの笹岡徹(テッちゃん)と三人一緒につるんで高校生活を満喫してます。
クラスのアイドル、西山くん登場。すごく天然。顔が良くて性格も良くて、何もしてないのに女子の人気を獲得し、男子にも「悔しいけどイイ奴」と一目置かれ。それでいて自分の行動一つ一つがいちいち人をキュンとさせている自覚がない。パンと牛乳で両手がふさがってるので向日葵の手からお弁当のハム巻きをパク。「ぎゃーーーっ!!!」とときめく向日葵。
そんな西山くんが最近ギターを始めたらしく、理由は不明だがどうしても早く上手くなりたくて、バンドやってる向日葵の兄、桜お兄さんに教えてもらいたい、と。
テッちゃんが「ってわけで 日曜おまえん家に西やん連れて行ってもいい?」、「大丈夫 どんとこいです」と答えてしまってから激しく後悔する向日葵!
ちょっとアレな「あの家」にクラスのアイドルが!(笑)

『LOVE SO LIFE』第9回。
詩春に告白される夢を見てしまい、彼女の顔を直視できない松永さん。
「宇宙戦隊コスモレンジャー」に夢中な双子を戦隊ショーに連れて行くために4人揃って南部百貨店へ。しかし茜は「変身後」の姿には興味がないため、「松永さん&葵」と「詩春&茜」で混雑する百貨店内で別行動したらはぐれてしまう。同じくパパとママとはぐれた女の子・まりなちゃんも連れて迷子センターへ行くと、彼女の母親から「勝手な事しないでくれる!?」ときつい言葉。母親がいないため、その言葉に傷ついた詩春の代わりに泣いてくれる茜。「良かった 見つかって」と言ってくれた松永さんの言葉に、心配するのも怒るのも「大事だから」なんだと安心します。
ところで朝から自分のことを避けてる松永さんに何故と訊く詩春。あんな夢を見たからとも言えず、でもなんでもないと答えても詩春は落ち込んでしまう。松永さんの苦し紛れのウソがなんだか微笑ましいというか。

『俺様ティーチャー』第32回。
本編再開です。魔王(鷹臣くん)から解雇処分、早坂くんから断絶宣言、真冬の世界は激変です。
普通の女子高生になれる! しゃ…シャイニング…!!!(笑)
女の子の友達と喫茶店でパフェ! 本当に女子高生のようだっ。女の子らしい会話、優しい言葉、女神が二人!!! 「ゆっくり食べれば一生ここにいられるのかなぁ」と思うほど嬉しい(笑)
「おはよう」と声をかければクラスの子達が「おはよう黒崎さん」と挨拶を返してくれる、憧れの生活、のどかな一日。だけど隣の席に早坂くんがいない。もう3日も休んでる…。
今まで早坂くんが怖くて真冬と話せなかったと言う女の子達、ずっと憧れていたフワフワしていてかわいい生活だけど、でも 私は あっちがいい。
さらば青春、「待ってろよ 早坂くん 私はしつこいぞーッ!!!」
これは諦めじゃない 選択だ。

『星は歌う』第35回。
生まれてこのかた「謝ったこと無い」せーちゃんは好きな人(久谷先生)にまともな告白もできません。
「…私 先生が好きです 私を先生の恋人にしてください そしたら 私の機嫌も直りますよ」。それ言い方違うよ(笑)
無理なのは教師だから、もう恋人がいるから、その両方で、それ以上に「おそろしいほど子どもだからだ」と答えた先生。
「私が この私が好きになってあげたっていうのに この私から告白してやったっていうのに 許さない」、相手がいると知っていたら好きにならなかった。同じように、千広を好きになる前に彼の過去を知っておきたくはなかったかとサクに訊くせーちゃん。サクは「でも たぶん知ってても 好きになった 好きになってた」と答えます。
自分にケンカ売る前にやることがあるだろうと言うユーリ、せーちゃんは千広に「じゃああなたが先に謝って。そしたら謝る気になるかもしれないから」。このわがままお嬢から友達が去らないのが不思議です(笑)

ミドリノコ『ちょっと一言いいですか?』、アテナ新人大賞新人賞受賞作。
全く空気が読めず、思ったことを何もかも言いたい放題に口にしてしまう男の子・藤本実と、彼をフォローしようと振り回される女の子・市川の話。同じ作者の『恋情経路』が先月の「ザ花とゆめ」6/1号に載ってましたが、そちらは自分の意志や動機が何もない女の子が先輩に持ち物を奪われては「自分に会いに来る理由」を作られ、惹かれていき、「意思表示」を覚えるまでの話でした。
発想が面白いです。
カツアゲされる友達を絡めて、市川が藤本を好きになるまでの過程に説得力もありました。市川の下の名前が「奈々」なのか「アヤ」なのか曖昧なのがちょっと気になりましたが。

35周年記念の付録「花とゆめGUIDE BOOK」、歴代作品を作品名・作家名から五十音順に引けるメッセージ付きガイドブックです。メッセージを寄せてるのは現在「花とゆめ」か「別冊 花とゆめ」で連載が続いている作家さんのみで、LaLa系の作品は図版を一回り小さくして「Others-その他-」としてまとめられてます。眺めているとあれもこれも欲しくなってしまって困ります。


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