アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

Miles Davis"Kind of Blue+1"

2008-03-11 | Weblog
以前、JazzのCDを買ったと書きました(2/92/10の記事)。
Miles Davisです。




Jazz入門から一月後、今回購入したのが"Kind of Blue+1"
届くのが待ち遠しかったですよ~。うちはクロネコの営業所が近くなので朝の8時台に届くんですね。今朝から何度も聴いてます(笑)
"+1"とあるのは6トラック目にFLAMENCO SKETCHES(ALTERNATE TAKE)*BONUS TRACK NOT ON ORIGINAL LP(9:32)があるから。

私がJazzを聴くきっかけをくれたマイミクさんが「もし鳥肌が立つような感触を覚えたなら」私は「モードジャズ体質」と勧めてくれました。
「バップ」と呼ばれるスタイル、「コード感のなさ」「コードの複雑さ」に関しても少し教えてもらいました。
Jazzの魅力と云うものが、「感覚」としては明確に分かるのですが(要するに「聴くのがすごく楽しい」と感じる)、それをどう楽しいのか「自分の言葉」で伝えることは当然まだできないわけで('70年代~のBritish Rockだったら16の頃から聴いてきたので何故良いのかをわりと理論的に説明できますが)。
Jazzの魅力を自分の言葉で伝えることができるようになるには何年もかけて様々なアルバムを聴いてからでしょうね。
とまあ、前置きはこの位にして早速聴いてみましょう♪
10回くらい聴いた時点での感想です。
価格的に輸入盤だと思ったんですが英語・日本語併記のライナーノーツが入ってました。
コンポで再生して、出だしがbassの大人しい調べだったので意外だったんですが、trumpet, 管楽器の音が加わりグングン盛り上がってくる! そして終盤でもbassが心地よいリズムを創り出す。なんてワクワクさせられて楽しいアルバムなんだ! この1曲を聴いただけでもう「買って良かった」と思ったけど5(6)曲とも全部良いんですね。スリリングでありながら「酔わせる」ような調べだったり。様々な要素が絡み合い、時に激しく、時にしっとりと、複雑に展開して、ある一点に向かって収束するような処が私は魅力的に感じるんですよね。
2曲目のFREDDIE FREELOADERを聴いてみて前述の「コード感のなさ」「コードの複雑さ」がおぼろげながら分かったような気が。ライナーノーツのAt the time, "modal" jazz-in which the improviser was given a scale or series of scales(or "modes") as material to improvise form, rather than a sequence of chords or harmonies-was not an entirely new idea.と云う一文で「モードジャズ体質」が何なのか少し具体的に分かったような気がします。
There will be fewer chords but infinite possibilities as to what to do with them. "Technical though it may seem to nonmusicians, Davis' statement can be reduced to a single, simple proposition: a return to melody."との説明には3曲目のBLUE IN GREEN, 4曲目のALL BLUESを聴いて納得。前者、melodyが美しい、そしてpianoの調べが美しい。後者はなんと楽しいスタイルのピアノ奏法なのだろうと思わされるものがありますね。特に出だしのpiano, Jazz独特の奏法ですごく楽しい。ピアノ奏者は2曲目のみWynton Kellyで他全てはBill Evansと云う人物で、検索してみたら「インター・プレイの演風」が多くのピアニストに影響を与えた人物だそうです。Miles自身が"Kelly played with an underlying driving rhythm, and yet played with a fair amount of understatement"と語っているようにWynton Kellyのピアノは確かに「控えめ」で、Bill Evansの時に激しく、躍るようなピアノと対照的です。

ライナーノーツの日本語部分を書いた丸山京子が末尾でなぜまた「カインド・オブ・ブルー」のリイシュー盤なのか?と書いていて、理由はFLAMENCO SKETCHESの別テイクが見付かったことと、デジタルリマスターで音質が向上していること。
この理由は非常に良く分かりますね。
Jazzと云う音楽の基本スタイルがsessionであるということです(Rockも"albumを創ろう"ではなく"liveをしよう"から始まるけど)。
つまりこういうことです。
私の中学時代の音楽の先生が昔の自分のアメリカでの体験談を聞かせてくれたことがあるんですが、路上で演奏していたミュージシャンの曲を気に入って「もう一度さっきの曲を聴かせてくれ」と頼んだら「無理だ」と言われたんですね。その奏者の返答の意味は「全く同じ曲が二度演奏できるわけがないだろう」ということでした_

今度"ing四部作"(COOKIN'は購入済)、有名な処で"ROUND ABOUT MIDNIGHT", "FORE & MORE"等が聴きたいですね。Big Phat Bandなどもお勧めだそうです。


今日は"Kind of Blue+1"の他漫画も5冊届いてます。
  • 高屋奈月『フルーツバスケット』第6巻/409円
  • 高屋奈月『星は歌う』第1巻/409円
  • さいとう・たかを『ゴルゴ13』第53巻/510円
  • 氷川へきる『ぱにぽに』第5巻/619円
  • いがらしみきお『かむろば村へ』第1巻/859円

明日は明日でコンビニ店頭受け取りで
  • 「ザ花とゆめ」3月号:562円
  • 緑川ゆき『夏目友人帳』第5巻/390円

も届くし。
一日で全部読むのは無理なので順次ブログに書いてゆきます。

職業は切手収集家です。
仕事は漫画を読むことです。
接待でアニメをよく観ます(笑)


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本日煙になったたばこ
Cigarette
CHERRY:
2本
Lark MENTHOL X:
2本

Pipe
Peterson IRISH OAK:
1ボウル
Danish BLACK VANILLA:
1ボウル

Cigar
COHIBA Club:
1本


B.G.M.
Miles Davis/Kind of Blue+1


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