ひとりごと

暖かい家族と木に囲まれた暮らしづくり。

22015.4 vol.117  就職

2015-04-04 14:16:07 | 日記
 今年の4月1日は感慨深い1日でした。
学生だった2人が就職して、親としての責任はひとまず一区切りです。
 もう30年以上前の話ですが、私が最初に就職した時は、おりしも木材不況
の真只中で、2年間に渡り就職活動をしました。1年目は、就職が決まってい
たのに年末に断られ、2年目は当時最大手の木材会社で最終面接に行き、
12人採用枠で最終面接は12人しかいないのに落されたり、散々でした。
最後は親の知り合いで大阪の立派な木材会社に入れてもらいましたが、
その時すでに社長はかなり年輩の方でした。最初に社長さんにお会いした時、
あまりに会社に入れる喜びがあふれて、社長の頭から後光が差しているよう
にみえました。本当に有難いなと思った事を今でもはっきり覚えています。
 あの初々しい気持ちを思い出して今年の春もがんばりましょうか。

 
【木材の豆知識 No.66】
黒柿
柿の木の中にまれに芯が黒くなっている木があり、これが黒柿といわれて
います。自然にできる物であるので、色の濃いもの、薄いもの、真黒、
縞模様、孔雀杢などいろいろできますが、中でも蜘蛛の巣のような孔雀杢が
一番価値があるとされています。床柱、お盆、棗などの茶道具に使用されます。
奈良の正倉院にも数多く黒柿の木工品が納められていますので、
古くから貴重な物として扱われていたようです。
コメント
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