ひとりごと

暖かい家族と木に囲まれた暮らしづくり。

2013.12 vol.101  停車場(その1) 

2013-12-17 10:28:26 | 日記
 冬の寒い日になると思い出す事があります。あれはもう10年位前の事だと
思いますが、冬に中国の東北地方に行った時です。仕事が終わって次の場所に
電車で移動する事になり、切符は中国の人が手配してくれたのですが、
私一人で電車に乗り込みました。座席は真ん中に割と大きめのテーブルが
あって、4人掛けのものでした。座席に座るとすでにテーブルの上は、果物や
お菓子で満載です。正面に座っている中国人の方がにこにことお菓子を
勧めてくれるのですが、なかなか手が出ず、言葉も通じず、列車の中はすごい
喧騒でしたが、私一人が取り残されているような感じだったのを覚えています。
その当時の中国の特急列車は今と違って急ぐことなく、時速80キロ位で
ゆっくりと進み、さらに一駅停車する毎に行き違いの為か電車が壊れたのでは
ないかと私が心配になるほど長い間停車していました。
でもゆっくり進んでいるせいか、揺れも少なく割と快適な旅でした。
やがて窓の外は陽が少しずつ沈んでいき、夕焼けがとてもきれいに中国の
大地に溶け込んでいくのでした。             (つづく)


【木材の豆知識 No.50】
台鉋(だいかんな) 
 最近はあまり見かけなくなりましたが、一昔は大工さんが桧の柱などを
仕上げる時、かんなをさあっと挽いて薄いひらひらの鉋くずがす~っと
出て来るのを毎日当たり前の光景のように見かけていました。
その大工さんが使用している台付鉋は、室町時代頃から使用され始めました。
現在発見されている最古の台鉋は大阪城の16世紀末(1590年代)の
層から発見されたものです。台付鉋が広く使用され始めても槍鉋も
江戸時代の初めまで併用して使用されていました。台付鉋が様々に
改良、多様になるにつれ、徐々に槍鉋はその姿を消していきました。
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木材ふれあい祭り 県木連 於イオン

2013-12-02 14:25:21 | 日記






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山陽新聞2013.11.20掲載

2013-12-02 14:06:56 | 日記
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