22014.7 vol.108 ＷＯＯＤ ＪＯＢ！

「神去なあなあ日常」を読んだ後、これが原作になっている映画「ＷＯＯＤ　ＪＯＢ！」
を見に行こうという事になりました。「ＷＯＯＤ　ＪＯＢ！」公開からかなり経っていた
せいか、すでに岡山県南では、岡山市内の百貨店前の１軒しか上映されていません
でした。しかも、１日１回のみ。１０時からの上映に合わせて勇んでいきましたが
大スクリーンの前には、私達夫婦を入れてもわずか１１人。おかげで、ゆっくり
ゆったり映画を楽しむ事ができました。
　映画の舞台は三重県の山奥でした。ひょんな事から都会から来て林業に取り組む
はめとなった青年が、次第に林業の魅力にはまっていくという林業と青春のストー
リーです。意外といっては作った人に失礼ですが、木の伐採など日頃木材を取り
扱っている私達でも見たことのない山の中の林業の仕事の風景が生き生きと描か
れていてとても楽しかったです。なかでも山の学校の先生役の長澤まさみさんが
少し切なくキュートで大変良かったですね。
次回は材木店の話を誰か書いてくれないでしょうか。
　　〈追伸〉西大寺会陽　林グループがエキストラとして白いふんどし姿で
　　　　　山中の祭りに華を添えています。



【木材の豆知識　No.57】
修羅（しゅら・すら）
　山で伐った丸太を山里に運ぶ方法のひとつ。
修羅とは、山の斜面に丸太を筏のように並べて、雨樋のごとくにして
その上面に丸太を滑らせて出材する方法です。
大きく、長い、流しそうめんの様な物を山の中に延々と張り巡らせて
その上を丸太が豪快に流れるように下っていく様な姿を想像してみて
下さい。 （参考：木の情報発信基地）