第8回 TRY！ 9月29日（土）

2012.9 vol.86 日本桧

　 まさか中国に日本の桧を売込みに行く日が来ようとは思いもしませんでした。
第４回上海国際木造エコ住宅博覧会のジャパンパビリオンの一角に岡山県産材
販路推進協議会のコーナーが設けられ、その一部をお借りして、ウッディヨネダ
も桧で作ったドア、小物家具を展示させてもらいました。
8月15日～17日の期間中に中国人の尖閣諸島上陸という事件もおこりましたが、
その影響を上海の会場では感じる事もなく、約2500人もの方々が、岡山県
コーナーへ立ち寄ってくれました。
日本桧は移植した物を除けば、日本にしか植えていないので、中国人のほとんど
の方は初めて日本桧を見るので興味津々でした。
韓国にはすでに桧がかなり輸出されているそうです。
中国で日本の桧が普及する日もそう遠くないかもしれません。



【木材の豆知識　No.35】
岡山の桧
　岡山県内では、桧が木材の素材生産量の中で約51％を占め、住宅にも桧を
良く使用するので、全国的にも桧の生産量が多い様に思えますが、実は全国的に
みれば、木材の素材生産量の中で杉が53％で桧は12％にすぎません。
岡山県の桧の素材生産量は、17.9万M3で、愛媛県についで全国第２位です。
岡山県の木材業界は桧によって支えられています。

2012.8 vol.85 ソムリエ

　先日材木屋の同年輩６人集まって飲み会をやりました。
いつもは居酒屋でやるのですが、今回はKさんの発案で少し趣向を変えて
イタリアンレストランで開催しました。前菜のおいしい生ハムを食べていると、
３５歳ぐらいの女性がワインを勧めてきました。
その女の人が「私はソムリエです」と言ったので、私達はびっくりしました。
私は、ソムリエというのは、テレビか映画の中にしかいないものだと
思っていました。まさか岡山にいるとは。
赤ワインと白ワインの違いは、色を見ればわかりますが、ワインのなんたるかを
全く知らない私達は、ソムリエが勧めてくれるワインをワイワイ言いながら
ともかく飲み続けました。ソムリエが、ワインの事を色々説明してくれても
すでに良い気分になっている私達はふんふんと、さも分かったかのように
聞きながすだけでした。しかしソムリエが「これが１本７５００円でこちらが
３５００円です。」といわれると、なんの躊躇も無く「じゃ３５００円の方を御願い
します。」　理由は３５００円の方が倍飲めるから。
結局私達にはソムリエの蘊蓄が何の役にもたたないのです。
こんな私達をまじめに相手にしてくれたソムリエのNさんありがとうございました。
今度行く時はほんの少しでもまじめにお話を聞きますから。



【木材の豆知識　No.34】
薪ストーブの薪
　薪ストーブが今流行っています。
松や桧の針葉樹は、火をつけやすく早く燃え始めますが、燃え尽きるのも早いです。
焚きつけ用には、細く割りやすいので利用しやすいです。
ナラやカシの広葉樹は、火持ちが良く、火力も安定しており、夜に大きい薪を入れて
おくと朝までおこっているそうです。
薪ストーブには、広葉樹の方が適しているといえるでしょう。
いずれにしても良く乾燥させて利用する事が大切です。