ひとりごと

暖かい家族と木に囲まれた暮らしづくり。

2011.6 vol.71 時は金では買えない                     

2011-06-06 16:49:20 | 日記
 それは日光山輪王寺「本堂平成大修理」を日本伝統建築技術保存会の
皆様方と見学させてもらっていた時でした。思慮の浅い私は、「素屋根」の
あまりの大規模さと、約10年にわたる解体修理の説明を聞いているうちに
つい軽口で、「こんなに費用をかけるのなら新しく建て替えた方が安くつき
ますよね」と言ってしまいました。私の考えの無い言葉に対して、京都の
Yさんは、優しい口調で、「時は金では買えないのですよ」「何百年も前の
物を作る事はできない」と一刀両断。それを聞いてさすがだと思いました。
私とはもともとの視点が違うなと感じました。それで目が覚めた私は、
おかげでその後の見学会はもっと素直な気持ちで参加する事ができました。
その後、日光東照宮の平成の大修理も見学させてもらいました。漆塗りや
その上に金箔を貼りつける文化財保護作業を、日光社寺文化財保存会の
方々やそれに携わっている職人の方々の説明を受けながら、間近に
見る事ができたのは、私にとって大変貴重な体験となりました。
「時は金では買えない」と言う言葉が私の胸に沁み込んだ2日間でした。

【木材の豆知識 No.20】
木の年輪の南側は広いのか
 「木の年輪は南側が広い」と木材業界に入った時教えてもらい、それが
当たり前だと思っていました。
でも、「今さら人には聞けない木のはなし」によると「南側に生えている木は
良く育つが、だからといって木の南側が良く育つとはいえない」と書いて
いました。なるほど、確かに木は光合成によって成長するのであって、
その光合成の大半は葉によって行われています。
当然そこでできた糖分は、均等に木の回りをまわって下に降りて行くと
いう考え方は、合理的だと思います。
思い込みは禁物ですね。
     (参考文献  今さら人には聞けない木のはなし 林 知行 著)





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2011.5 vol.70 プリンスとプリンセス                     

2011-06-06 16:43:31 | 日記
 社員のT君の結婚式が、岡山市内のこじゃれた結婚式場で執り行われました。
チャペル風の結婚式場に皆集まり、タキシード姿の新郎と純白のウエディング
ドレスを身にまとった新婦が入場してきました。私にとっては初めての経験です
が、人前結婚式といって、結婚の証人になるのは、神父様でもなく、神主様でも
なく、列席者の方々でした。考えてみれば、台湾でも中国でも人前結婚だし、
御約束の誓いのキスもあったので、まあこれでいいのかなと納得してしまい
ました。披露宴も和やかに、和気あいあいと進み、お開きの前に新朗と新婦が
ドアの前に立った時、笑顔が売りの新郎は、感極まったのかぼろぼろと涙を
流し、一方かわいらしい新婦は満面の笑みで手を振っていました。
対照的な二人ですが、これも又良しなのでしょう。
 イギリスのウィリアム王子とキャサリンさんのロイヤルウエディングと同じ日
に開催された岡山のプリンスとプリンセスの結婚式。
お二人の幸せを祈るばかりです。



【木材の豆知識 No.19】
ウリン(鉄木)
 結婚式の引き出物として鉄木の箸を頂きましたが、恥ずかしながら鉄木という
名前を聞いた事がありませんでした。調べてみるとウリンの事でした。
 ウリンは、色はチークに似て、黄色を少し黒っぽくした感じで、重さは木として
かなり重い方で、比重が0.83~1.14あり、重い物は水に沈むいわゆる
沈木です。産地は、ボルネオ島、インドネシア等の東南アジアです。
虫や水に強いので、、現地では、屋根板にも使用されるそうです。
1997年の輸出解禁以来、日本にも輸入され始め、現在では、主にウッドデッキ、
パーゴラ等、外構材として良く使用されます。
ウッディヨネダでも最近藤棚用として出荷させて頂きました。

※6月4日(土)決算処分市 開催!! よろしくお願い致します
◎ 針葉樹合板、コンパネ、ベニヤ等不足気味かつ値上り傾向です。見積り、注文の際はご注意下さい。

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