先日、ブナ材のロッキングチェアーの修理のご依頼を頂きました。
かなりの年数が経ち、塗装面が傷んでいました。 それと座面の※ハギが切れて貫材が抜けてバラバラな状態。
※ ハギとは横方向に板を接着して広い板を作ること
まずは座板を接着しますが、今回はバラバラになっていたのでビスケットジョイントを使い板を接着しました。座面が丸いので圧締が出来ないので型板(当て板)を作りクランプで締め付けます。同時に貫にエポキシ接着剤を入れて固定させます。
座の裏面には反り止め兼補強材を入れました。これは座板のハギに使った接着剤が耐用年数を超えているようなのでこのままだと他の箇所もハギ切れしてバラバラになりそうなので補強をいれました。
座が付いたら研磨して塗装を剥ぎ取ります。この椅子は塗料が劣化していたのでサンドペーパーで簡単に除去出来ました。 #320で研磨した後に素地着色
下塗りはウレタンのサンディングシーラーに顔料系の染料を入れガン吹き。
乾いたら#400のサンドペーパーで研磨
仕上げ塗装は、まずは艶消しウレタンに染料を入れガン吹き、その後3分艶のクリアウレタンを吹いて完了
傷とムラを目立たなくする為に少し濃い色に着色しました。
これでしばらくは使えるでしょう。 古い家具を大事に長く使うって素晴らしい事だと思います。
新品を作るのが本業ですが、最近修理も面白いなぁ~って感じています。 使えなくなった古い家具の命を蘇えらせるのは楽しく、やりがいのある仕事ですが、新品を作るのとは違うノウハウが必要。
今は試行錯誤 もうちょい経験を積んだら積極的に修理の受付もしていこうと考えています。
かなりの年数が経ち、塗装面が傷んでいました。 それと座面の※ハギが切れて貫材が抜けてバラバラな状態。
※ ハギとは横方向に板を接着して広い板を作ること
まずは座板を接着しますが、今回はバラバラになっていたのでビスケットジョイントを使い板を接着しました。座面が丸いので圧締が出来ないので型板(当て板)を作りクランプで締め付けます。同時に貫にエポキシ接着剤を入れて固定させます。
座の裏面には反り止め兼補強材を入れました。これは座板のハギに使った接着剤が耐用年数を超えているようなのでこのままだと他の箇所もハギ切れしてバラバラになりそうなので補強をいれました。
座が付いたら研磨して塗装を剥ぎ取ります。この椅子は塗料が劣化していたのでサンドペーパーで簡単に除去出来ました。 #320で研磨した後に素地着色
下塗りはウレタンのサンディングシーラーに顔料系の染料を入れガン吹き。
乾いたら#400のサンドペーパーで研磨
仕上げ塗装は、まずは艶消しウレタンに染料を入れガン吹き、その後3分艶のクリアウレタンを吹いて完了
傷とムラを目立たなくする為に少し濃い色に着色しました。
これでしばらくは使えるでしょう。 古い家具を大事に長く使うって素晴らしい事だと思います。
新品を作るのが本業ですが、最近修理も面白いなぁ~って感じています。 使えなくなった古い家具の命を蘇えらせるのは楽しく、やりがいのある仕事ですが、新品を作るのとは違うノウハウが必要。
今は試行錯誤 もうちょい経験を積んだら積極的に修理の受付もしていこうと考えています。