団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

銃規制(話題)

2007-12-17 09:37:46 | Weblog
               銃規制(話題)
    
                           2007年12月17日(月)

 アメリカのある州での「嘘のようなほんとの話」。
 ある州が、おもちゃの銃を規制した。その理由は、「あまりに本物と似ている」から。
   注 上記は私の記憶です。裏付けは取っていません。

 本物の所持が認められているのに、それに似せたおもちゃの銃が規制されるというのは、何とも不可思議な話だが、その背景には、アメリカの「銃社会」の病理の根深さがあると考えられる。

 アメリカで銃を規制するのは、憲法上の問題があり、非常に難しい。規制反対の全米ライフル協会というのが、アメリカ最大のロビイスト集団ということもある。
 銃の悲劇が後を絶たないにもかかわらず、市民の銃に対する意識改革も、もともと「狩猟民族」だから、なかなか進まないこともあるだろう。

 佐世保市で14日、銃を乱射して8人が死傷した事件で、「銃規制の強化」への対応が報道されている。
 「銃器対策担当の岸田内閣府特命相は15日、「銃規制を強化した直後ではあるが、今回の事件を検証した上で、さらなる対応が必要なのかどうかを含めて検討したい」と述べ、銃器の規制強化の必要性を検討する考え方を示した。」(16日付け「朝日新聞」)

 私は、銃規制の強化は大いに賛成だが、それ以上に市民の意識改革も必要だと考えている。
 ライフルはスポーツ競技として、オリンピックの種目にもあるなど「市民権」を得ているが、私にはスポーツの一種というのは、理解できない。多くの人に問うてみたい。「オリンピックで種目として必要ですか?」と。

 ついでながら、同日の朝日新聞によれば、「馬込容疑者が銃を持って近所を歩いたりすることに「交番に相談したが取り合ってもらえなかった」などと県警の対応を問題視する声が住民から上がっていることに、15日、・・記者会見をした・・佐世保署長は・・、「プライバシーもある。答える必要はない」などと述べた。・・」とある。

 「プライバシー」とは馬込容疑者のそれと思われる。生前なら確かにそうだが、既に死亡しており、「死者には基本的にプライバシーはない」。
 この警察の弁明は、各方面から指弾され、さらに「弁明」の記者会見をせざるを得なくなると思われる。
 警察はこと人命に係ることなので、「十」分説明責任を果たしてもらいたいものだ。
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橋下弁護士への懲戒請求(話題)

2007-12-16 20:11:49 | Weblog
           橋下弁護士への懲戒請求(話題)

                           2007年12月16日(日)

 12月16日付けの朝日新聞によると、「橋下氏の懲戒請求へ」という見出しで、次のように報道されている。

 大阪府知事選挙への立候補を表明した橋下徹弁護士(38)が、99年に山口県光市で起きた母子殺害事件の被告弁護団の懲戒請求をテレビ番組で視聴者に呼びかけたことをめぐり、全国各地の市民ら約350人が17日、橋下氏の懲戒処分を所属の大阪弁護士会に請求する。
 とある。

 この「テレビ番組」は「たかじんのそこまで言って委員会」のことだが、私はその番組をその時視聴していた。

 弁護士法の「懲戒の趣旨や運用」について、私は詳しくは知らなかったが、橋下弁護士の発言について、私の第一感は、「フェアーでないな。」ということだった。当事者がいない反論できない席で、一方的に論じるというのは、アンフェアーだ。

 その後、橋下弁護士の「煽動」により「懲戒請求」を受けた弁護士4人が、橋下弁護士を相手に、弁護士活動を妨害されたという趣旨で、損害賠償請求を行った。
 橋下氏は、それに対するコメントを、これまたその番組でシャァシャァとまくしたてた。

 司会者のたかじん氏が、それに調子を合せるかのように、(被告弁護団に対して)「何時でもこの番組に出て、かかってこい。」と言ったのには、ファッショ的怖さを感じた。
 たかじん氏は一体、自分のことを何様と思っているのだろうか。あなたは「ジャッジをする立場」のお方ではないでしょ。あなたの発言は、暴力団員が、「文句があるなら、組事務所まで来い。」と言うのに似ていませんか。

 事態は、
①被告弁護団弁護士への懲戒請求から
②被告弁護団弁護士から橋下弁護士への損害賠償請求
③橋下弁護士への懲戒請求
へと複雑な方程式を解くような感じになったが、私はいずれも、橋下弁護士側に「分」があるとは思えない。
 弁護士法による「懲戒請求理由」は、「品位を失うべき非行」とあるそうだ。私は、橋下弁護士が「非行」とまで言えるかどうかは分からないが、どこからどう見ても「品位」があるとは到底思えないからだ。

 品位がないことをする人を「はし(し)たない」と言うではないか。
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年金記録問題(話題)

2007-12-15 18:03:48 | Weblog
              年金記録問題(話題)

                           2007年12月15日(土)

 社会保険庁の年金記録問題は、詳細が分かるにつれ、深刻さを増しているようだ。その要因は、一口で言えば、社保庁のずさんな事務処理が想像を絶するものだったということだろう。

 この年金記録問題は、各般議論されており、問題点はいろいろ出ているようだが、私にはどうしても理解できないことがある。
 それは、なぜ「丸めた数字」で公表しているのかということである。なお、「丸めた数字」が問題になったことがあるかどうか、私は寡聞にして知らない。

 当初公表された宙に浮いた年金記録は、「約5,000万件」。この数字が「四捨五入」だとすると、実数は4,500万件以上5,500万件未満という解釈も成り立つと思うが、仮にそうだとしたら、9,999,999件の幅を持つようなものを、データとして公表する社保庁の神経が理解できない。(影の声:社保庁ならやりかねない。(笑))もちろん余りに多すぎるからである。
 
 社保庁は先日、「5,000万件」の「内訳」を公表したが、これもまた「丸めた数字」である。私は、丸めた数字の中に、まだまだ「問題が隠されている」と考えている。

 社保庁は、データの公表を、一桁単位までする必要があるのではないか、というのが私の主張である。「最後の一人まで!」という趣旨からも当然そうだ。

 社保庁は、ずさんな事務処理を改善する第一歩としても、繰返しになるが、一桁までのデータの公表をする必要がある。

 民主党のネクストキャビネットの長妻年金担当大臣様、社保庁への追及方よろしくお願いします。
 第一歩がなければ、次(ネクスト)には進まないでしょうから。
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Sorry 大臣(話題)

2007-12-14 23:14:37 | Weblog
              Sorry 大臣(話題)

                            2007年12月14日金)

 「Sorry 大臣」とは、福田現内閣総理大臣のことである。

 今日14日付けの朝日新聞によると、
 福田首相は13日の参院外交防衛委員会で、「宙に浮いた年金記録」の照合作業の遅れは、自民党が7月の参院選で掲げた公約に違反していないと発言したことについて、「正直申しまして公約で(年金記録問題を)どう言っていたのか、ちょっと頭にさっと思い浮かばないからそう言った」と釈明した。
 とある。

 多くの国民は、これは福田総理大臣一流の「おとぼけ」と受け止めているのではないだろうか。

 「最後の1人まで、最後の1円まで、私の内閣で責任を持って(年金問題を)解決します。」
 これは、安部前総理大臣が、7月の参院選の演説で、声をからし絶叫した「選挙公約」である。
 皮肉にも、安部総理大臣は、退陣してしまったので、この「選挙公約」を「破る」ということにはならなかったのだが・・。

 この自民党の「選挙公約」について、一市井の私でさえ覚えているのに、政治家ましてや自民党の中枢にいた者が「思い浮かばない」という「釈明」が通ると思っているのだろうか。

 質問した民主党の尾立氏が、「首相が公約を覚えていない政権なんてあり得るのか。自分たちが「これをやります」と言って選挙を戦ったはずだ。いい加減だ。」と批判したのは当然である。

 映像メディアは恐い。福田総理大臣の「おとぼけ」は一瞬にして見抜ける。
 私は、いっそのこと、福田総理大臣は、駄洒落を言って、国民を笑わせるようなこと言ってくれた方がよっぽどかすっきりすると思っている。

 「Iam Sorry 大臣」
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偽(話題)

2007-12-13 18:30:18 | Weblog
                偽(話題)

                           2007年12月13日(木)

 今日13日の中国新聞によると、「2007年の世相を漢字一つで表す年末恒例の「今年の漢字」に「偽」が選ばれ、日本漢字能力検定協会(京都市)が12日、京都市東山区の清水寺で発表した。」とある。

 その説明として、「ミートホープや「白い恋人」の石屋製菓、さらに不二家、赤福、船場吉兆など大手老舗で相次いだ食品をめぐる偽装を反映。また、政治資金や年金記録不備の問題も理由に挙げられている。」とある。

 私のブログも、これらの問題について書いたものがある。
①白い恋人・・12月11日付け
②船場吉兆・・11月16日付け、12月12日付け
③政治資金・・8月3日付け
④年金記録不備・・7月21日付け

 「今年の漢字」の話題に戻って、「偽」を「ぎ」と読むのか「にせ」と読むのかまでは報道されていないので分からないが、広辞苑を調べてみて、意味が完全には一致していないことを知った。

 「ぎ」は、①にせ。いつわり。自然でないこと。②対象と一致しない認識。誤った推理。
 「にせ」は、(「似す」の連用形から)①本物のように見せかけること。また、そのもの。②(接頭語的に)本物に似せた、また身分を偽った・・・の意味で用いる。
 とある。共通した意味は「にせ」ということだ。

 ところで、同日の朝日新聞によると、12日、橋下徹氏が大阪府知事選挙に立候補した記事が載っている。
①12月6日、橋下氏は報道陣に「2万パーセントも、何パーセントでもあり得ない」と立候補を完全否定。
②しかし、12月3日には、橋下氏は、古賀誠自民党選挙対策委員長と会談し、立候補の意思を伝えていた。
③そして、(「今年の漢字」を発表する)12日に大阪府庁で記者会見し、立候補を表明した。
 橋下氏の立候補に到る経緯は、「今年の漢字「偽」」にぴったりである。
「立候補を完全否定」したのは、「偽り」だったのですから。

 私は、橋下氏をTVの「タレント」としてしか知らないが、一口で言って、「弁解が多い」、「弁解が弁舌さわやか」という意味で、「言訳名人」という印象だ。

 大阪府知事選挙は、民主党が大阪大大学院工学研究科の熊谷貞俊教授を擁立する方針であり、私は熊谷氏の方が有力だと見ている。

 しかし、仮に橋下氏が知事になったとしたら、「言訳知事」という異名を持つようになるだろうと予想している。
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船場吉兆の不正表示(話題)

2007-12-12 23:22:44 | Weblog
              船場吉兆の不正表示(話題)

                           2007年12月12日(水)

 昨日11日の朝日新聞によると、「高級料亭「船場吉兆」による牛肉商品や菓子、惣菜の不正表示問題で、同社は10日、会社の責任を全面的に認める改善報告書を農林水産省近畿農政局に提出した。」とある。

 この中で注目は、この報告書では、「福岡市の店舗での賞味・消費期限改ざんについては、正徳社長の次男の尚治取締役が「指示したと言わざるを得ない」」と認めているのに対して、当の本人は、「「はよ売ってしまいなさい」などと厳しく指導したことはあるが、今も指示を否定している」ということだ。

 私は、11月16日付け「船場吉兆の虚偽偽装(話題)」で、「その責任者の湯木尚治取締役が、哀れな末路を迎えることになると予想している。」と書いたが、事態はその方向に向かっているようである。
 会社の公式の「報告書」を「否定」するのだから。

 一方、「大阪府警は、経営陣の立件を視野に・・関係者から事情を聴いて・・「会社ぐるみ」の隠蔽がなかったかどうかなどを調べている。」ということだから、いずれ、尚治取締役の「否定」は「否定」されることになるだろう。

 ところで、船場吉兆は、不正表示により、本物を使用したのと比較して、「濡れ手に粟」の「あぶく銭」を儲けているはずである。
 いったいこの「儲け」はどうなっているのだろうか。
 このことについて、船場吉兆からアナウンスがない。
 真に反省しているのなら、このことを明確にし、一人ひとりの消費者にお金を返すことは無理だろうから、何らかの方法で社会に還元するなどのことを行うべきではなかろうか。

 私には、船場吉兆の現状は、「凶」の「兆」に見える。
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白い恋人(話題)

2007-12-11 10:03:43 | Weblog
              白い恋人(話題)

                           2007年12月11日(火)

 「白い恋人」とは、食品偽装を行った石屋製菓の商品名のことである。
 石屋製菓は、11月22日の新聞に1面を使って、広告を出していた。その中で、私が注目したのは、次の内容であった。

 「袋単位で、製造年月日と賞味期限を表示するようにしました。」

 繰返すが、「製造年月日を表示する」というのだ。

 私は、食品表示で、「消費期限」と「賞味期限」があることは知っているが、最近の食品に「製造年月日」を表示しているものがあるのをほとんど見たことがなかった。そのため、食品表示について、少し調べてみた。

 いささか古いパンフレットであるが、社団法人日本農林規格協会(JAS協会)の発行する「知っておきたい 食品の表示」(2005年4月)によった。

 このパンフレットによると、
○消費期限・・・未開封の状態で、保存方法が記載されている方法に従い、保存された場合に、品質が保持される期限のことで、弁当や総菜など品質の劣化が早い食品(おおむね5日以内)に記載されています。品質の劣化が早いことからこの期限を過ぎると衛生上の危害が生ずる可能性が高くなります。
○賞味期限・・・缶詰やスナック菓子など品質が比較的長く保持される食品に記載されています。品質の劣化が遅いことから、この期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
 とある。
 このパンフレットには、「製造年月日」に関する記載はなく、「製造年月日」については、法律上義務付けられていないことが推察された。

 ここで、当然の疑問として浮かんでくるのは、賞味期限の説明で、「この期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません」とあることだ。
 消費者が一番知りたいのは、「何時まで食べても大丈夫なの?」ということだと思うが、現在の食品の表示には、その肝心なことが表示されていない。

 厚生労働省なり農林水産省なりに、この疑問を一言問うと、多分百言ぐらい回答が返ってきそうである。頭の良い連中だからもっともらしい事を言うだろう。
 私も、彼らの言いたい趣旨はだいたい推察できる。

 曰く「①現在の食品すべてに、「消費期限」を表示することは、食品が多種多様であり、それぞれ検査を行い正確な表示をするということになると、行政コストがかかりすぎます。②また、食品衛生学的にも、一定の期限を定めるというのは、食品ごとに色んな要素で品質劣化をするという特性があることから困難な面があります。③したがって、やむを得ず「幅を持たせた」表示にすることにならざるを得ません。④消費者の「何時まで大丈夫なの?」という疑問はよく理解できますが、それは、「自己責任」で判断していただくことになります。」だいたいこういったところだろう。

 私自身が、「消費者」と「監督官庁」の一人二役を演じているような感じがしだしたが、
私の主張は、仮に、行政が、「自己責任」と言うのであれば、その判断をする情報として、「製造年月日も表示するべきである」ということだ。

 話は、石屋製菓に戻るが、この会社は、今回の食品偽装があり、その反省の上に立って、「製造年月日」まで表示するようにしたのだろう。
 私は、この会社には「将来」があると感じた。消費者が知りたい情報(法律で義務付けられていないものでも)を積極的に開示するという姿勢があるからだ。

 余談かつ駄洒落になるが、「赤福」は、名前を「青福」に変えるくらいのことをする必要があると思う。私には、この会社の将来は、今はまだ、「黄福」に見える。
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「平成のそば打ち名人」の達磨・雪花山房のそば(日記)

2007-12-10 11:22:54 | Weblog
      「平成のそば打ち名人」の達磨・雪花山房のそば(日記)

                           2007年12月10日(月)

 一昨日8日、「平成のそば打ち名人」と言われる高橋邦弘さんが開いている店「達磨・雪花山房」(広島県山県郡北広島町長笹636-1 ℡0826-83-1116)へそばを食べに行った。

 思い立ったのが12時30分頃。インターネットで調べると、運よく開店日だった。(注 12月の開店日はわずか6日間だ。)
 大急ぎで高速道路まで使って、着いたのが営業閉切り時間14:00の5分前。滑り込みセーフ。

 広い敷地に、平屋の平べったい建物。中は天窓がありゆったりしている。

 メニューは、もりそばのみ。薬味はネギ、辛味大根、ワサビで、1枚700円。

 麺は、白に近い灰色、細くて、硬くてこしがしっかりしている。パサパサ感はない。
 味は、限りなく「味を主張しないような味」とでも表現すべきか。
 実は、11月10日に、近くの「どんぐり村」という所で、高橋さんが開いている道場の店で食べたそばは、今日のより少し味があった。「ほんのりとした旨み」という感じだった。
 私的には、どんぐり村の方が良かったかな。
 1枚では少ないので、妻と二人で3枚食べた。

 次回は、雪が解ける来年の3月頃に、姉夫婦と行ってみたい。なぜなら、もう一度、名人の味と真剣勝負してみたいからだ。何を勝負するかって? 恐れ多くも名人に「批評」で勝負を試みようとするのだ。


(追記)
 2008年2月5日、画像掲載。

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ベンツとダイムラー

2007-12-08 11:21:15 | Weblog

            ベンツとダイムラー

                           2007年12月8日(土)

 1961年頃の中学校時代の思い出である。(ここからは広島市をよく知っている人を前提として)広島電鉄本社の何mか北に、ヤナセだったかも知れないのだが、ベンツを売る店があった。

 友達と恐る恐る入ってみた。そういう私たちをスタッフがどのように見たか知らないが、年配の男性のスタッフは、私が予期せぬ行動をとった。

 運転席にも座らせてくれ、詳しく説明をしてくれだしたのだ。強い印象として覚えていることは、ボンネット上の「スリーポインテッドスター」についてだ。そのスタッフは、高速になると、「スリーポインテッドスター」が風速で傾くようになると言うのだ。私はそれを想像し、ワクワクしながら聞いた。

 それ以来、ベンツは私にとって、「信仰」になった。私自身所有したことは勿論ない。しかし、1983年頃、600S(多分V12気筒車)の後部座席に乗せてもらったことがある。特筆すべき印象は、エンジン音だった。ボンネット内に収まっているはずのエンジンだが、その音が「はるか彼方」から聞こえてくるのだ。私の信仰はますます深まった。

 そのベンツを生産するダイムラーであるが、経営的には順風満帆とはいっていないようだ。
 世紀の合併と言われた、クライスラーとの合併は失敗に終わってしまった。高級車部門でもBMWやトヨタのレクサス相手に苦戦を強いられている。
 私の「ベンツ信仰」もBMWに傾いてきた。
 
 ダイムラーの最大の弱点は、小型車部門が弱いことである。スマートという超小型車を作っているが、成功していない。

 私は、ダイムラーがスズキと提携すれば、トヨタにとって相当手強い存在になると思っていたが、最近の報道では、ダイムラーはフィアットと提携をするという。フィアットは小型車部門に強い会社である。

 ダイムラーは、世間を「アッと」思わせるには、スズキではなくフィ「アット」と提携する方が良いと判断したのかも知れない。(しょうもない駄洒落)

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ロボットのトヨタ(話題)

2007-12-07 18:11:19 | Weblog
            ロボットのトヨタ(話題)

                           2007年12月7日(金)

 12月7日付け日本経済新聞に、「トヨタ、ロボットで生活支援」というコラムが載っている。要旨は、次のとおりである。

1 トヨタ自動車は6日、家事や高齢者の移動を手助けする生活支援ロボットの事業計画を発表した。
2 開発人員を増やすほか、開発拠点を新設する。
3 08年から実証試験を開始し、10年代初頭の実用化を目指す。
4 渡辺社長は、「自動車から創出する新分野のひとつとしてパートナーロボットに取り組み、中核事業に育てたい。」
 ということである。

 トヨタ自動車は、いろんな事業に手をつけ、実は自動車以外は成功しているとは言い難い。

1 トヨタホームとして住宅事業を行っているが、最近話題になったのは、ミサワホームと提携したというくらいで、他の住宅会社に脅威を与えるほどの存在になっていない。
  1996年奥田社長時代、強引なセールスで社会的批判を浴びた「朝日ソーラー」と提携したことがある。
  私は、トヨタともあろうものが何と見識のないことをすることかと、内心思っていたが、トヨタも気付いたのか、この提携は現在は解消している。

2 航空機事業に参入をしたこともあるが、最近話題になっていないので、事実上撤退したのだろう。
  
3 マリン事業にも参入している。徐々に販売を増やしているようではあるが、何せ市場規模が小さいのでこれも、中核事業にはほど遠い。

4 通信事業では、最終的にはKDDIの第2株主として、面目を保っているが、当初はあっちこっちの事業者に出資し、数打ちゃ当たる的な、「経営といえるようなものではなく、資金にものを言わせた」行動をとっていた。
  トヨタのデーラーでauの携帯電話を販売しているが、トヨタらしくない。何らかの背景があり、そうなったのであろうが、いずれ販売しなくなるだろう。
  トヨタが最も嫌う「非効率」なのだ。

5 変わったところでは、インドネシアでバイオ事業として「サツマイモ」を大量に栽培している。発想としては、自動車に使う材料として「バイオプラスティック」を開発することからだ。
  現在は、未だそこまで研究成果が上がっていないので、「サツマイモ」を日本に輸出し、焼酎の材料になっているはずだ。
  しかし、私はこの事業はひょっとして、大化けする可能性があると思っている。

 話はロボット事業に戻って、私は、これはトヨタは本気で、中核事業にしたいと考えていると感じた。根拠は、中学校時代から、トヨタ自動車工業株式会社と名乗っていた頃から、ずっとこの会社に関心を持ちウォッチし続けてきた私の「勘」である。

 トヨタ自動車は、いずれ社名を「トヨタ」に変えるはずだ。その時期は、「ロボットのトヨタ」とも言われるようになる頃だ。
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マーガリンと劣等財とトランス脂肪酸(話題)

2007-12-06 11:35:02 | Weblog
        マーガリンと劣等財とトランス脂肪酸(話題)

                           2007年12月6日(木)

 大学に入って1年目だったと思うが、経済の講義で、「劣等財」ということを学んだ。正に「目から鱗」のような話だったが、教授は次のような例え話をした。

 人々は、バターを食べたいと思っているが、バターが高いので、がまんして安いマーガリンを食べている。
 しかし、マーガリンは安すぎると、売れなくなる。それは、安すぎるとお金が浮くので、そのお金で本当は食べたいバターを買うようになるからだ。こういうマーガリンのようなものを「劣等財」という。

 そのマーガリンであるが、最近私の職場の人が教えてくれたことで、「トランス脂肪酸」というものが含まれており、体に悪いというのだ。

 インターネットの情報では、「トランス脂肪酸」とは、
 マーガリンなどを製造する際、液状の不飽和脂肪酸を固形化するために水素添加を施すことによって飽和脂肪酸に変化させる過程において発生する物質である。
 天然に存在する脂肪酸は、ほぼ全部シス型という立体構造を形成していますが、この水素添加したものは、トランス型という天然にない構造になります。トランス型の油は体内で代謝されにくい。
 とあります。

 率直に言って、専門的で理解困難であるが、アメリカなどで行われている具体的規制を知ると、悪いものであることは間違いないようである。

 同じくインターネットの情報であるが、
 トランス脂肪酸は、役に立たないばかりか、体に害をもたらす悪玉の脂肪で、有害さへの認識が高まり、欧米諸国ではある一定以上の「トランス脂肪酸」を含む製品を販売禁止にし、アメリカでも冠状動脈疾患の危険因子となるとして、06年1月までにトランス脂肪酸含有量の表示を義務付けられる事になりました。
 とある。

 マーガリンは、体に有害な食品ということでも「劣等」であった。
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孫と絵本

2007-12-04 18:09:38 | Weblog
                 孫と絵本

                           2007年12月4日(火)

 孫が2歳から6歳まで、近くに住んでいたことがあったので、絵本を良く読んでやった。(孫は2000年3月生)

 実は、私の2人の息子には絵本を読んでやった記憶がない。そのことを、悔いていたため、孫には絵本を読んでやろうと思ったものだ。

 孫にとって、どんな絵本でも良いのかどうかは知らないが、同じ絵本を何度読み聞かせても、飽きない。色んな場面を目で追って聞いている。

 たまたま、孫と同じ名前の子どもが主人公の絵本があり、その絵本では名前まで書いてあるのだが、私がわざと「Yちゃん」と言いかえて読むと、孫は、笑いながら「違う」といって喜ぶ。

 絵本読みを通して、私と孫との人間関係を作る作業でもあった。

 孫が小さい頃は、自分で絵本を持ってきて、私の膝の上にすわり、それが、絵本を読んで欲しいという「合図」だということが分かっているから、胡坐をかいた膝の上で読んでいた。

 時々、孫だけ、我が家にお泊りすることもあり、その時は、必ず一緒に風呂に入り、浴槽に潜ったりしてひとしきり遊んだ後、寝床で絵本を読むのが、習慣になっていた。

 寝床に入って、4冊くらいの絵本を用意するのだが、実は、私はすこぶる「寝付き」の良い方で、私の方が早く眠りにつくことが少なからずあった。

 良い絵本を読んでやることは、私は科学的根拠は知らないが、きっと、子どもの成育にとって良いことだろう。

 孫に、絵本を読んで聞かせたからといって、自分の息子には絵本を読んでやったことがないという自責の念は死ぬまで残りそうである。

 孫に絵本を読んでいたのは、2002年から2006年。
 私の人生時計「16時20分~16時50分」 チン チン
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2007東京モーターショー(話題)

2007-12-03 08:49:38 | Weblog
           2007東京モーターショー(話題)

                           2007年12月3日(月)

 今年のモーターショーで、私が一番注目したのは、トヨタの「IQコンセプト」だ。
(http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Oct/nt07_063.html参照)
 アナウンスされた内容で、一番の特徴は、前長が3メートル弱のボディ寸法である。乗車人数は大人3人子ども1人の合わせて4人だ。
 それ以上詳しい内容は、アナウンスされていないが、自動車専門誌の予想では、2008年の6月に、「トヨタ店」(トヨタのディーラーでは高級車を扱っている店)で市販するという。

 私は、シティコミューターとして割り切ったと受け止めているが、同じようなコンセプトの車は、ベンツが「スマート」という車を1998年に発売している。スマートには2人乗り、4人乗り、カブリオ(オープン)と車種が多いが、肝心なことに「成功」しているとは言い難い。他にはこの種の車を量販している自動車メーカーは、私の知る限りない。
   注 日本の軽自動車は「ちょっと」特殊な事情があるので同一に論じていない。

 その未知ともいえる分野に、トヨタが本格参入するのだ。
スマートのフォーツー(2人乗り)は、全長約2.5m。フォーフォー(4人乗り)は、同約3.8m。
 トヨタのIQコンセプトはその中間の同約3mで、前述の4人乗りとしたのだ。この車の「肝」は超高効率パッケイジングだ。

 トヨタの意図は、2台目需要で、軽自動車のように「貧乏たらしくなく」、セレブな奥様が乗っても「様になり」、「安全」で「超低燃費」を「売り」にするということだ。
 燃費が30km/ℓなら、拍手喝采だが、車重は安全対策等でどうしても800kgを超えるだろうから、28 km/ℓと予想する。

 それでも、大きな車(例えば、クラウンや7~8人乗りのミニバン)を所有している家が、低燃費でシティコミューターとして取り回しが良く、軽自動車より明らかに違う上質感のある車があれば、「買いたい」という需要もあるのではないか。
 
 私は、月間2,000台売れれば、成功と思うし、3,000台なら大成功だ。海外展開もするし、派生車も出すだろうから、これからの車に求められる、「省燃費」、「小型で安全性が高い」を満たす楽しみな車になるだろう。
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心臓カテーテル検査

2007-12-02 17:56:43 | 健康・病気

心臓カテーテル検査

      
2007年12月2日(日)

 

 2007年11月22日(木)10:30、私は広島市内のT病院2階の、狭いベットの上にいた。心臓カテーテル検査を行うためである。
 
その検査を行うようになった経緯は次のとおりである。

1 ①私の母親が心筋梗塞でバイパス手術を受けたこと、②母方の兄弟姉妹が心臓病で亡くなったこと、③私自身、十数年前から胸の周りに「痛み」が時々起こり、何らかの心臓病ではないかと思っていたこと。
2 私が現在働いている事業所に、最近高性能のCTが設置されたこと。
3 上記経緯があり、10月15日に「念のため」CTで検査をしてもらったこと。「念のため」とは、私は毎年人間ドックを受けており、上記のことは担当医に説明していたが、特に精密検査を勧められるということはなかった。
4 CT検査の結果、担当の医師は、冠動脈に狭窄箇所があるので、T病院のH先生を紹介してくれた。
5 10月29日、T病院での心臓負荷試験等の結果、精密検査をした方が良いとのH先生の判断になったものである。

 従姉に医師がいるため、相談したら、大概の場合「ステント」(血管の部分を内部から広げる医療機器である。多くの場合、金属でできた網目の筒状のもので、治療する部位に応じたものを用いる)を挿入するということだった。

 21日に入院したが、医療スタッフもステントの挿入が前提の説明だった。
 結果は、冠動脈の支流の箇所に狭窄部分があるが、ステントを挿入する程ではなく、投薬(バイアスピリン:血を固まりにくく血行を良くし、血栓ができるのを抑える。メバロチン:血液中のコレステロールや中性脂肪の量を下げる。)と1年に1回の検査で様子を見よう、ということになった。

 正直、ほっとしたし、実は、ベットに上がる時、少々不安を感じた。医師の事前説明では、1万分の1のリスク(例えば、冠動脈が部分的に裂ける)があると言われた。

 母は、約20年前、心筋梗塞のバイパス手術を県立広島病院で受けたが、当時としてはその病院では、最年長(76歳)の手術だった。私の母は、私以上に不安な気持ちがあったと思うが、当時の私は、情けないことに、母の気持ちを思いやることができていなかった。つくづく人格的に未熟だったと思う。

 検査は、まず、右手首の頚動脈を切断するところから始まる。そのための麻酔をするために注射が3回程度あり、「チクッ」とする。
 次に、カテーテルを入れるのだが、その挿入感はなかった。
 造影剤を入れるとき、「身体が熱く感じるようになりますよ」といわれ、特に喉あたりと、睾丸が熱く感じられた。

 結果的に、検査のみであったため、ベットにいた時間は40分くらいで、身体的苦痛もなく、疲れるというようなこともなかった。
 頚動脈を切ったので、その部分を「圧迫する」器具を8時間程度付けたが、それが一番煩わしかった。

 2泊3日で、22日に退院し、早速、H先生と私に係わったスタッフに「礼状」を書いた。その最後の締めくくりは、次のとおりである。

 「最後に、私は今年ちょうど還暦ですが、これからの人生を生きていく上で、大きな楽しみができました。それは、1年に1度、検査のため、H先生におめにかかれることです。」

 心臓カテーテル検査を受けたのは、2007年11月22日。
 私の人生時計「16時55分40秒」 チン

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幼稚園の学芸会

2007-12-01 18:08:47 | Weblog
                幼稚園の学芸会

                           2007年12月1日(土)

 幼稚園に、今でいう1年保育に行った。家からかなり遠く、3㎞はあったろうか。もちろん、徒歩である。遠いこともあり、よく休んだような気がする。(トホホホ)

 学芸会があった。多分「兎と亀」の物語だったのだろう。私は何人かの「亀さん」役のうちの一人だった。「亀さん」の役を示すため、頭に「亀の絵を描いた紙型」をかぶって練習していた。

 学芸会前日のことである。私の姉(8歳年上)と従妹が、私の背中全体を覆うほどの「亀の紙型」を作ると言い出したのだ。なぜそのように考えだしたか分からない。今考えるに、姉はどちらかという「目立ちたがり屋」なので、私にもそれを求めたのだろう。

 私は、自分だけ違う「亀の紙型」を付けることに、非常に抵抗感があった。目立ちたくなかったし、そもそも、幼稚園が決めたことに反するのだから。そのため、姉に「止めるよう」言ったが、私を子ども扱いにしているのだから、言うことを聞くはずがない。

 しかも、姉が「作ろう」と言い出したのは、夕方近く。それから、厚紙等の資材を調達するのだ。私は子ども心に、「明日の朝まで間に合わなかったらどうしよう」と不安でしかたなかった。途中まで作るのを見ていたが、寝てしまった。

 翌朝、「出来ていた」。私はそれを付けるのは嫌だったが、ともかく、付けさせられた。間違いなく、私が一番目立ち、姉の「自己満足」は充足されただろう。私の方は、どんな演技をしたかどうかということは全く覚えてなく、目立つのが嫌で「不安」だったことだけが明確な記憶として残っている。

 それはともかく、私のブログに、最初にコメントを寄せていただいた方は「亀さん」だ。
 実は、昨日ある方に誘われて行った店も「亀はち」と「亀さん」だった。
 「亀さん」と何やら因縁があるのかなー?。
 連想して、すっぽんを食べに行きたくなりました。

 幼稚園で「亀さん」役をしたのは、1953年。
 私の人生時計「5時45分頃」 チン
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