野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2019年最初の満月1月21日(月)の画像

2019-01-23 | photo
2019年最初の満月は、1月21日(月)。
この満月、実はアメリカの多くのメディアでスーパームーンとして紹介されています。
スーパームーンは正式な天文用語ではありません。
1979年に占星術師リチャード・ノーレによって造られたものです。
定義によれば、満月または新月でスーパームーンと呼ばれるためには地球への最も近く、361,740キロメートル(またはそれ以下)以内に来る満月または新月を、スーパームーンと呼ぶそうです。
スーパームーンの満月は、1年で最も小さい満月に比べて、約14%大きく、最大で約30%ほど明るく見えると言われています。
反対に
マイクロムーン:月の中心が地球の中心から405,000キロメートル以上離れているときに行われる満月または新月。

《2019年の満月時の地球と月の距離》
1月21日…約357,700km
2月20日…約356,800km
2月がたのしみな距離になる。

子どもの本がおもしろい㉝「自然科学読み物生き物のちえ① 助け合う生き物の話」

2019-01-23 | 資料を読む
資料を読む 子どもの本がおもしろい㉝「自然科学読み物生き物のちえ① 助け合う生き物の話」伊藤年一文 学研
自然科学読み物生き物のちえシリーズの5巻のうちの1巻目

目次
水の生き物(クマノミとイソギンチャク
ダテハゼとテッポウエビ
ヤドカリとイソギンチャク
マンボウとカモメ
カクレエビと魚とスナイソギンチャク)
動物と鳥(ウシツツキとサイ
ラーテルとミツオシエ
クジラとハイイロヒレアシシギ)
動物(ウシと原生動物
シママングースとイボイノシシ)
こん虫(クロオオアリとクロシジミ
クロオオアリとアブラムシ
ハキリアリとキノコ)
 
クマノミとイソギンチャクで、国語の教科書と比べ読みができるかもいうのが広告文にあった。

注目したのはこん虫(クロオオアリとクロシジミ)
クロシジミはクロオオアリと共生するシジミチョウのなかま。
現在、絶滅危惧種に指定されている。
草に産みつけられた卵からふ化した幼虫は、アブラムシの分泌物をなめて大きくなる。クロオオアリも見張りを兼ねてエサあたえたり守ったりして地上で成長させる。
3れいになるとクロオオアリによって巣に運ばれ、クロオオアリと同居生活をするようになる。 巣ではクロオオアリに口移しでエサをもらいながら成長する。
ほとんど見られないチョウだが、ヤマトシジミやルリシジミはアリに蜜を与えて守ってもらう幼虫であることが紹介されている。
 
内容は面白い。身近で観察できる生き物を載せてあるともっとよいのだが、
春になるとゆっくり観察してみよう。