野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

武庫川の樹木2

2019-01-08 | フィールドガイド--植物編--
武庫川の樹木2 です
 
ウワミズザクラ(バラ科)
ほかのサクラは長い柄の先に一つつけますが、このサクラはたくさんの小さな花が穂状につき、ブラシのような形になります。
カゴノキ(クスノキ科)
常緑の高木。木の皮が円くなってはげ落ち、ちょうど子鹿の白い斑点のようになることから“鹿子(かご)の木”と呼ばれます。
林のなかにあっても、すぐに見分けがつきます。
カナメモチ(バラ科)
常緑の中高木。武庫川周辺の山でよく見かける木です
関西では生垣に使われ、別名アカメモチともいいますが、これは新芽が赤いことからつけられた名前です。
クヌギ(ブナ科)
落葉の高木で、猪名川周辺に多く見られます。葉の縁のギザギザの先は、針のようになっていますが、いたくはありません。
炭の材料になる木で、猪名川周辺のクヌギで焼いた炭は“菊炭”と呼ばれ、昔から有名です。
クリ(ブナ科)
落葉の高木で、一番よく知られた木です。山にもともと生えているクリの実は小さく、“シバグリ”ともいわれています。
店で売っている大きなクリは、野生の木を改良したものです。
クロモジ(クスノキ科)
落葉の低木で、緑色の枝に黒い斑点があります。枝を折ると良い香りがします。
片方に黒い皮がついた和菓子に添える爪楊枝(つまようじ)は、この木から作られています。
コナラ(ブナ科)
落葉の高木。ドングリの木。日当たりのよい山に普通に見られ、乾燥や、やせた土壌にも耐え、アカマツとともに、里山を代表する木です。
材はシイタケを作る原木に使われます。
コバノガマズミ(スイカズラ科)
山野でよく見られます。2~4メートルの高さになり、4~5月に枝の先に白い小花を多数つけます。
9~10月ごろには、赤く熟した実がつきます。
コバノミツバツツジ(ツツジ科)
落葉の低木。県下各地で普通に見られます。枝先に小さい3枚の葉が輪のようにつくことからこの名前がついています。
赤紫色の花が4~5月ごろ葉が開く前に咲きます。