Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

損害保険

2007-03-09 23:29:30 | Weblog
損害保険会社で働く知人が以前こういった。
「日本人ってぇのは本当に保険慣れしてねぇんだよな...。事故にあって自分の体がおかしいのに遠慮したり忙しいからと言ってそこそこに治療やめて、タナボタの保険金貰って喜んでやがる...。ホントはもっと貰えるのに...。結果保険会社だけが丸儲けになってやがるんだ...。結局は後で後遺症が来て苦しむんだぜ...。」

ヤツが言うには保険金詐欺という言葉が極端に広く浸透しているため保険金の貰いすぎは怖いような気がして貰うべき物を貰っていないそうだ。軽い事故であっても医療機関に自分が納得するまでかかって請求すれば何もおかしな事はないらしい。自分がそれまでに保険会社に納めてきた金額を返して貰うつもりで治療するのがベストということだった。

そういわれてみれば自賠責・任意まで考えると年間に払っている(払わされている)金額は結構な額である。

5年前の秋のことである。通勤途中私の車が斜め後ろからの車に突っ込まれた。10対0で私の無過失が認められ、治療に当たった。医者にかかりレントゲンは撮った物の湿布薬をどかんと渡され、それでお終いだった。しかし、外科的な怪我は後に出てくる物である。リハビリという理由で保険治療の効く整骨院にかかった。様子を見ながら半年近く通院となった。当初、保険会社は3日おきに私に様子伺いの電話をかけてきた。ある意味嫌がらせである。しかし、私は全て医師に聞くように担当者に告げあしらった。

結果半年後、まとまった慰謝料を受け取ることになった。しかし、事故を貰った時期になるとやはり治療を受けた辺りに違和感が出る物である。



今日帰宅すると封書が届いていた。昨秋、保険会社の不払いが社会問題となり過去における事故賠償に見直しが行われていたわけである。封書を開けてみて笑ってしまった。当時私に支払われた金額の2/3程度の額が未納だったらしく追加支払いの通知と500円の図書券のお詫びであった。

結果はどうあれ思わぬ臨時収入である。幸い大した事故ではなかったのでにんまりしていられるがこれが大きな事故であったならそんな風にも思えまい...。

『弊社では、今後お客様の視点に立ったサービスの提供に取り組む所存でございます。』

このお詫びの文章の是非や如何に...。

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