Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

与論島 溺れる者

2007-05-26 22:06:33 | 
かなり汗をかいいていたためビーチで水浴びすることにする。ちび共は浮き輪に入りプカプカ浮くことに喜び、大はしゃぎであった。次男の浮き輪を押し沖のブイまで行って触って帰ってくるとヤツはその事実に感動したらしく、今度は自分でプカプカ浮いて2mほど離れた嫁のところへ行こうと喜んでいた。長男に付きそう嫁に次男が向かっていることを伝えようとしたときである。次男は思わず前にのめり、海面に顔をつけた。次の瞬間、呼吸が出来ないため慌てて起きあがろうとするが、足つきが悪いためかまたすぐに前にのめってしまう。プハーップハーッと数回もがくヤツに嫁が近づくと嫁の脚につかまったヤツはホッとしたのか泣き出した。一通りなだめて落ち着かせるとヤツは、
「....楽しいことでも、危ないことも、あるんだねぇ~!!」
と語った。思わず吹き出してしまったが次男はこの瞬間、人生においてかなり重要な事を学んだのかも知れない。

その後も海で喜んで遊んでいたものの、ヤツにとってはそれなりの衝撃的な出来事であったらしく砂浜へ上がると一昨日のように裸で転がって遊ぼうと気遣う長男の誘いを断っていた。

コテージの戻り体を洗うと、遊び疲れたのかチビどもはすぐに昼寝に陥った。その後、ちび共の目覚めを待って三度、夕飯の買い出しに出かける。その日は茶花のお祭りであるとのことでメインストリートは歩行者天国であった。

お祭り自体は珍しい事はなかったが、商店街や観光組合、青年団等が競う綱引きはかなり盛り上がっていた。また地元の子供達が舞うエイサーという沖縄の踊りが人目を引いていた。鹿児島とはいえやはり琉球文化が色濃いのが良くわかる。


【綱引き・エイサー】

さて、この後はホテルに戻り、翌日暖かい雨の中、那覇経由で帰ってくるだけでそれほどのネタはない。感じることであるが子連れだとかなり制限されるため昔のように地元の見知らぬ人の家に泊まり込んだり、夜遅くに酒場のライブを見に行ったりという楽しみは暫く出来そうにない。どちらかといえば子供が喜ぶ旅という風になっている。

そこで疑問に思ったがヤツらはそれで楽しかったのか...。

連休最終日お疲れ休みとした翌日の朝それは良くわかることとなった。
いつものように目覚めるとヤツらは声をそろえてこう言った。
「保育園行かないの~!!」
「飛行機乗る~!!」
「海行くの~!!」
「ちゃりちゃり(自転車)乗るの~!!」
色々物事が分かって来たちび共にはたった3泊とはいえ母親と父親と揃って知っている人がいない土地へ旅に出かけたのは強烈なインパクトであったようだ。

また、夏にも嫁のストレス発散も兼ねてプランを考えねば...。

与論島、確かに楽しい島であったがどうも子連れの旅を記述すると親バカ日誌になってしまいがちで調子が出ない。まあ、今回のこのシリーズはこの辺で終わりにしたい(笑)

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