goo blog サービス終了のお知らせ 

Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

陰日向に咲く

2008-01-26 18:07:23 | 映画
職場に出入りしている新聞屋が映画のチケットをくれた。『陰日向に咲く』というこの映画は劇団ひとりが原作という意外全く知識がなかった。そう暗い話でもなさそうなため、暇つぶしに見にいった。



結果、ただ券で見ておいてなんだが....。であった。大きく二つの話が同時進行で動くが最終的にそれらが深く交わることは無く、それぞれの話が完結する。どうにも消化不良で終わってしまった。また劇中の登場人物の相関関係がしっかり見ていないと不明瞭になる点があり、実際私の前に座っていたカップルの一人がトイレに立ったために戻った後ストーリーが分からなくなったらしくもう片方に説明を聞いているという自体が目に入った。

以下gooより抜粋

ギャンブル好きが高じて借金まみれになったシンヤ。上司から援助を受けるも、パチンコで使い果たしてしまった。会社から見放され、取り立てに追われるシンヤは、オレオレ詐欺で金を稼ごうとする。しかし、電話に出た老婆がシンヤを自分の息子と思い込んで話し始め、二人の間に奇妙な交流が始まる。悲しく優しい老婆の声にシンヤはカネをせびるのも忘れ…。

劇団ひとり原作の小説が映画に。東京に暮すダメな人たちの人生に焦点を当てた群像劇。借金返済のためにオレオレ詐欺に手を染める青年、C級アイドルを追いかけるオタク少年、家族と世間を捨てた男、夫に逃げられ子供も亡くした孤独な老女…日陰でも懸命に生きる人々を温かい目線で描いている。主演は岡田准一、宮崎あおい、西田敏行、三浦友和ら。岡田准一のオレオレ詐欺にはかなり心が痛いかも。イケメンなのに出過ぎない“引き”の演技が光る。また、それぞれの登場人物たちがクライマックスで繋がるという練られたストーリー展開に唸らされた。監督は、堤幸彦監督に師事し『そのときは彼によろしく』で長編デビューした平川雄一朗。

やじきた道中 てれすこ

2007-12-12 20:18:35 | 映画
今日は嫁も私も代休であった。年内は休みもあまり合いそうにないので早々に買い物に出かける。

ショッピングモールは早朝のためガラガラである。映画館の前を通り初回上映は1,200円であったことに気付く。特に見たい作品はないが嫁に訊くと意外な言葉が飛び出した。
「頭使わないで済みそうだから『テレスコ』が観たい...。」

『テレスコ』という作品名は耳にしたことはなかったが確かに映画館のスケジュールには『やじきた道中 てれすこ』なるタイトルが下の方に記載され今週で上映終了らしい。テレビでのCMや映画案内こそ観た記憶は無かったが嫁は前に別の映画を見に来てこの作品を知っていたらしい。

とはいえ、映画案内を見た限りでは中村勘三郎・柄本明・小泉今日子と不思議な取り合わせである。まあ安いからいいかと思い入場。

ここで『自虐の詩』に続き、意外な体験をした。考えてみればもっともであるが、平日の午前中の上映初回、そして今週で終わる作品。劇場は何と貸しきりであった。こんなことは私にとっても嫁にとっても初めてのことである。しかも、一番良い席で周りに何の気兼ねもなく観れるとはとても嬉しいことである。



肝心の中身は、というと『東海道中膝栗毛』の『弥次喜多道中』とは当然似て非なるモノであり完璧な喜劇だった。

ストーリー中には『忠臣蔵・松の廊下』のパロディや落語の『品川心中』、ベースにはやはり落語の『てれすこ』を思わせるシーン等もあり、結構凝ったモノで序盤は思わず吹き出そうな笑いをこらえた場面もあった。しかし思い直せば嫁との貸しきりである。中盤からは広い映画館を気にせずに笑えたのは素晴らしいことであった。。

なお、以前評した『真夜中の弥次さん喜多さん』にアーサー王として登場した中村勘三郎が今回は主人公の弥次さんという設定には個人的に非常に嬉しいことであった。

以下goo映画より抜粋

時は太平。大阪で“てれすこ”と呼ばれる不思議な生物が捕獲され、人々の話題を集めていた。その頃、江戸、品川の遊郭「島崎」では、売れっ子花魁(おいらん)のお喜乃が、新粉細工職人の弥次さんに、本物そっくりの指を粉で作らせて、お客に「想いの深さを表す切り指」と偽って渡し、金をせしめていた。そんな中お喜乃は、沼津にいる病気の父に会うため、遊郭を抜け出し、一緒に逃げて欲しいと涙ながらに弥次さんに頼む。

「東海道中膝栗毛」でお馴染みの、弥次さん、喜多さんの物語に、落語の人気演目「てれすこ」を取り入れた人情喜劇。花魁・お喜乃の手玉に取られた弥次さんが、喜多さんと三人で沼津まで下る珍道中だ。監督は、『愛を乞うひと』の平山秀行。平山監督は、『しゃべれどもしゃべれども』でも、落語を素材にしているが、「落語を取り入れた正統派の時代劇、王道の映画を作りたかった」とインタビューで語っている。主演は中村勘三郎、柄本明の芸達者な弥次・喜多コンビに、花魁役の小泉今日子。『転々』などで、本領を発揮し始めた小泉今日子だが、本作の花魁では女優として見事に開花。勘三郎、柄本の二人に引けをとらない演技を見せている。

椿三十郎

2007-12-08 18:51:00 | 映画
午前中、嫁とチビどもは保育園の保護者の懇親会ということで弁当を持って出かけてしまった。相変わらずすることもないので車で20分程のショッピングモールに出かける。

丁度時間が合ったのは先週から公開されている黒澤明の『椿三十郎』のリメイク版。45年前にかの「世界のミフネ」こと『三船敏郎』を主人公に据えた作品である。主人公の織田裕二の文字に微妙な戸惑いはあったが入館。



観ての感想。ストーリー展開は飽きが無く非常に良いテンポですすんで満足行く作品であった。しかし、三船の椿三十郎を見ていたモノにとっては呆れる程、織田裕二の役柄が軽すぎる。また三船の演技を意識しすぎているためか織田が三文役者に成り下がってしまっているのである。また全作を意識しすぎたのは音楽の面でも感じられ、各所に流れるBGMは黒澤映画の時代劇を思わせるモノが多く感じされた。

とはいえ、黒澤・三船の三十郎を知らないで観ればかなり楽しめるのではないだろうか...。

以下、goo映画より

深夜の社殿の中で、井坂伊織ら9人の侍が上役の汚職を暴き出そうと密談していた。意気が上がる若侍たちの前に社殿の奥から1人の浪人が現れた。粗末な身なりに口も悪く、腹が減っていると見える。しかし、話を聞くうちに、井坂は浪人に類のない頭の切れを感じ、仲間に加わって欲しいと頼む。反対する侍もいたが、井坂は三十郎と名乗るその素浪人にえもいわれぬ魅力を感じていた…。

黒澤明監督の名作『椿三十郎』が森田芳光監督の手により、時代を超えて帰って来た。主演は、織田裕二、豊川悦司ら今の映画界をリードする若き侍たちだ。ある夜、密談する若侍たちの前に現れた男は、一見、無精ひげを生やした素浪人だが、類まれなユーモアで人を挽き付け、卓越した知識と剣の腕前で危難をなぎ倒していく。三船三十郎が威圧感でグイグイ引っ張って行くのに対し、織田三十郎は、協調性で若侍たちを惹き付ける。時代の違いこそあれ、理想のリーダーとしての三十郎を作り上げている。また、仲代達矢が演じた室戸半兵衛を豊川悦司が颯爽と好演している。脇を固める風間杜夫、小林稔侍、藤田まことらの演技合戦も見ものだ。

自虐の詩

2007-11-25 18:46:46 | 映画
さて、前後してしまったが先日時間つぶしに観た映画は予想しなかった分なかなか楽しめた。

『自虐の詩』この映画に関しては4コマ漫画が原作という事さえ知らず、タイトルさえ全く知らなかった(まあタイトルのみであったら決して観ることさえなかっただろう)。観る前に知っていた数少ないことは『嫌われ松子の一生』で貧乏くさい演技がはまり役であった中谷美紀が主演であること。内容についてはひたすら食事の乗ったテーブルをひっくり返すという『巨人の星』の星一徹のようなシーンが連続するという事のみ...。



ネットのレビューもかなり高い評価である。平日の代休、映画館の初回割引で1,000円で入館。驚いたことに私一人の貸し切りという様相であった。

内容はベタすぎる程単純明快、全然頭を使わなくまた緊張感もなくテンポも良いため飽きることなく見終えることが出来た。深くは触れないが暇つぶしにはうってつけの作品であった。DVDが発売されたら観ることをお薦めしたい。

調べてみて分かったがこの漫画の連載は何と『週刊宝石』。この雑誌未だにどのような人々が購読しているのか私には謎である...。

以下goo映画より抜粋

ひなびたアパートに住むイサオと幸江。イサオは無口な乱暴者で、仕事もせずに酒とギャンブルに明け暮れる。内縁の妻の幸江がラーメン屋で働き生計を立てていた。少しでも気に入らないものが並ぶとちゃぶ台をひっくり返すイサオだが、幸江は彼を心から愛していた。幸江は幼い頃、母が家出し、父が銀行強盗で捕まったという過去があり、自分は不幸の星の下に生まれたのだと思い込んでいた。しかし、幸江が妊娠している事が分かり…。

連載開始以来、多くのファンに支持された業田良家のコミック、「自虐の詩」が映画に。監督は、「ケイゾク」、「トリック」の堤幸彦。酒飲みで無職のイサオと、ひたすら尽くす幸江の悲しくも愛しい愛の物語だ。無口で乱暴な、こんな男のどこを好きになったの?と思ってしまうが、後半でそれが逆転する。不幸を愛する自虐的な女を皮肉った作品ではなく、幸せとは何かと問いかける。主演は『嫌われ松子の一生』以来、薄幸のイメージがついた中谷美紀と、堤監督いわく、「日本一、ちゃぶ台返しがうまい男」の阿部寛。働かない、金はせびるのダメ男イサオだが、見れば見るほど愛おしくなってくる。これも、阿部寛の演技の妙だろう。

ミッドナイトイーグル

2007-11-24 22:11:00 | 映画
ここのところたちの悪い風邪に罹ってしまい、ブログの更新がすっかり滞ってしまいまった。

またもや子守で崩れた3連休、中日の今日土曜は休みだったため映画を見にいくことにした。映像化不可能と言われ昨日封切られた邦画、日米同時公開という大作『ミッドナイトイーグル』。この映画は厳冬の北アルプスに戦闘機が墜落するというストーリーのモノである。雪に閉ざされた北アルプスという設定だけで楽しめそうである。



家を出る前にネットでレビューを見る。しかし、どうも世間の評価は厳しいようだ。とはいえ封切り二日目、超大作という名のもとショッピングモールの映画館では座れない可能性もあるのではないか...。そう考え、ネットで席の予約を試みる。定価1,800円プラス手数料100円合計1,900円の決済が画面に表示された。普通に行っても割引が適用され1,500円である。そこで思い直した。わざわざネットで予約までして普通より400円も多く払い、レビューの通り今ひとつで更に席に余裕があったら馬鹿馬鹿しい。映画館に行ってみて満員であったら他の映画でも見てくれば良いのではないか...。

結果、上映の1時間前で充分席は空いていた。上映時間になり中に入ったがガラガラであった。期待したストーリーもスカスカであった。作品自体が人間ドラマと化して最後まで重苦しかった。娯楽性に徹するならもう少し楽しめたかも知れない。百歩譲って冬の北アルプスの風景を楽しみたいのなら『山と渓谷社』辺りから出ている本やDVDの方が定価を払うつもりなら充実しているはずだ...。

2年前の夏に見た『亡国のイージス』を思い起こさせる作品であった。百歩譲って冬山パニックなら『ホワイトアウト』、戦争物なら『宇宙戦艦ヤマト』に近い『ローレライ』の方が楽しめるかも知れない...。

なんとも期待倒れの後味の悪い映画鑑賞となってしまった...。

以下goo映画より抜粋

戦場カメラマンとして活躍していた西崎は、現実に傷つき、また病気の妻を顧みずに死なせてしまった事を悔やむ日々を送っていた。ある夜、冬の山中で西崎は空を飛ぶ赤い光を撮影する。それは北アルプスに落下していく米軍のステルス爆撃機だった。すぐに自衛隊の特殊部隊が送り込まれた。ステルスには「特殊爆弾」が搭載されていた。一方、西崎も後輩の新聞記者と共に墜落現場へ向かう。しかし予想外の難関が彼らを待ち受けていた。

原作は高嶋哲夫の同名ミステリーで、『亡国のイージス』『ホワイトアウト』の脚本を担当した長谷川康夫、飯田健三郎が脚本を手掛けた。『フライ,ダディ,フライ』の成島出が監督を務め、本作はスケールの大きな山岳アクションに仕上がった。過去に起きた出来事により心に傷を持った男が、愛するものを守るために命をかける。その主人公の西崎を大沢たかおが扮し、観客の共感を誘う演技を見せている。実際に冬の山岳地帯でロケされた映像は迫力十分で、自衛隊全面協力のアクションシーンはスケール感も大きい。北朝鮮との緊張が今も続く中、本作を見たら「もし、こんなことが実際に起きたら」と考えずにはいられないだろう。

チャイルドプレイ

2007-10-20 18:12:11 | 映画
ショッピングモールをうろついていると次男が、
「このお人形双子??」
と訊いてきた。

目をやると輸入玩具を扱う店の前に不気味な赤ん坊のそれがビニール袋に入れられ佇んでいた。



面白そうなのでその店に入りうろついていると抱っこしていた長男が、
「このお人形怖い~。あはははは!」
と笑いだした。目をやるとそこには一世を風靡したホラー映画の主人公”チャッキー”が3体宙づりになっていた。20年程前になるが”チャイルドプレイ”という映画に出てきた人形のレプリカである。



この映画、ブードゥー教の呪いにより罪人の怨霊が人形に取り付きひたすら出刃包丁を持った弱そうな人形が人を追っかけて来るという奇怪なストーリーであった。最後の方は人形が追いかける途中で高いところから落下したり車に跳ねられたりとボロボロになってくる。あまりにも馬鹿馬鹿しいが観ているとストーリー展開が気になりやめられなくなってしまうから不思議である。

B級ホラーにもかかわらずスマッシュヒットとなったこの作品、何と5作まである。しかし3作目の制作費は最も少ない729万円との事である。

以下gooより抜粋

シカゴ、冷たい風の吹くある夜、刑事のマイク・ノリス(クリス・サランドン)に追いつめられた精神異常の連続殺人鬼チャールズ・リー・レイ(ブラッド・ダリフ)は、行き場を失いオモチャ屋に逃げ込むが、そこでノリスの放った銃弾に倒れ、息絶える瞬間傍にあった人形を握りしめ、呪いの言葉をつぶやいた。その時突然稲妻がチャールズの身体をつきぬけ、オモチャ屋は爆発した。数日後6歳の誕生日を迎えた息子アンディ(アレックス・ヴィンセント)のために、カレン・バークレー(キャサリン・ヒックス)は町の行商人からグッド・ガイ人形を買ってやる。ところがその人形は自らをチャールズ・リー・レイと名乗り、以後母子の周辺ではカレンの親友マギー(ダイナ・マノフ)が転落死するなど奇怪な事件が相次いだ。実はその人形こそがチャールズが死の直前まで握りしめていた人形で、それには彼の悪の魂が込められていたのである。やがてマギーの転落死事件の担当がノリスだったこともあり、アンディを守るためカレンは彼と力を合わせ、人形を退治しようとする。しかしずる賢さにたけた人形は常に先手をうって3人を恐怖に落とし入れる...。

めがね

2007-09-22 22:31:17 | 映画
「キムチってコンタクト?ワシにはめがねの印象しかなかったんやけど...。」

6月のことであった。大阪出張の際世話になったウメさん夫妻宅で旦那のウメさんはこう言った。

この台詞、私には意外だった。確かに私はかなり目が悪く、普通に仕事をするときや山に登る、また泳ぐときはコンタクトレンズを装用している。しかし、それ以外の特に汗をかくような遊びをすることも無く、バイクでツーリングに行く場合や家で過ごし車を運転するようなとき等、主にまったりモードの時は目にストレスの少ないめがねをかけていることが多い。このためバイク仲間のウメさんには下山したばかりの私がコンタクトレンズをしていたことにそのとき違和感を感じたようであった。

今日は特にすることもなく一人でショッピングモールをぶらついていた。シネマシティの前を通りかかったとき、封切りの作品『めがね』の上映に気付き迷ったあげく入場する。



この作品、私がこの春に行った与論島で撮影を行ったらしいが、特にストーリーらしい展開はなく、観光もろくにない島へ訪れた主人公の都会の女性がいくつかの小さなエピソードを体験することにより徐々に島ののんびりモードに馴染んでいくというものであった。

劇中で、主人公達が特にすることもないので昼から海を眺めひたすら酒を飲むシーン。また、各シーンの背景に聞こえる波の音や鳥の囀りがこしゃくに感じる程、与論に限らず私が南方の島に旅に行った際に味わう独特の時間の流れを感じさせ見ているこちらもまったり感が味わえるという不思議な作品であった。

映画のエンディングで主人公の小林聡美が島を去ろうと空港に向かう車窓から自分のかけていためがねを落としてしまうというシーンがあった。その瞬間、都会へ戻るという事実を感じてしまったのは私だけだろうか...。

暇に任せて観てしまった作品であるが何とも旅に行ってきたような感覚になる不思議なものであった。

以下gooより抜粋
春の浅い頃、タエコはとある海辺の町の空港に降り立った。大きなトランクを一つ提げて、民宿「ハマダ」に宿をとった。観光する所もない田舎町だが、ハマダの近くには不思議な人々が集っていた。毎朝、浜辺で行われる「メルシー体操」、近所でぶらついている高校教師のハルナ、笑顔でカキ氷を振舞うサクラ。彼らのマイペースさに耐え切れないタエコは、ハマダを出て、町でもうひとつの民宿「マリン・パレス」に移ろうとするが…。

『かもめ食堂』の荻上監督が描いたのは「旅」。都会から一人旅でやってきた主人公が、海以外に何もない田舎町で、ちょっぴり奇妙な人々と交流する事で、自分を見つめていく。『バーバー吉野』など、どこにでもある町と人々を温かく見つめてきた荻上監督。本作では、「旅」をモチーフにして、本当の豊かな気持ちとは何なのかとメッセージを送っている。出演は、小林聡美、もたいまさこという、もはや荻上作品に欠かせない実力派女優に加え、本作から市川実日子、光石研、加瀬亮らが新しく迎えられた。中でも個性派、市川実日子の存在感は格別。この作品をもっと観ていたい気持ちにさせてくれる。キャスト全員、めがねというのもなかなかないかも。

ダイ・ハード4.0

2007-07-02 21:22:08 | 映画
30日(土)は完全な休みである。一度は朝方3時に起きてはみたものの天気は曇りベース。これでは山へ出かけても仕方がない。朝食後、家のものどもが出かけるとすることがない。新聞をめくっていると『ダイ・ハード4.0』の映画広告が目に付く。

この映画、20年近く前、渋谷で第1作目を見た。その後新宿で2作目、何故か埼玉の所沢で3作目を見ている。面白さは私の中で2>1>3の順である。第1作と3作目は監督が同じであるが2作目は違う分突出していたのかも知れない。

思いついて新宿へ出た。開始30分前に行ってみると何とチケット売り場の前で長蛇の列となっていた。それでもまだ十分座れるとのことであったので購入。その後もまた並ばされた。しかし、入場後、運良く指定席のすぐ後ろの真ん中に座れた。


【上映初日に大ヒット上映中とはなんともふざけた看板である】

感想、3作同様に最初から最後までドンパチ(←古くさい)の連続で、130分はあっという間であった。中でも得意のエレベーターアクションが見れたのには笑ってしまった。圧倒的スピードで話は展開するが、国を挙げて対策に講じているにもかかわらず設定はともかく犯人を追いつめるのが主人公のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)のみという展開にはいささか無理を感じた。また、後半は一体このドンパチがいつまで続くのかと疲れた感もある。

とはいえ、間違いなくアクション映画らしい作品であり、お奨めである。

以下gooより抜粋

1988年の衝撃的な登場は、いままでのアクション・ヒーロー像を一瞬にして覆し、新たなるヒーロー像を確立した革命的な作品となった……。そして1作目から18年、3作目からは12年振りにあの運の悪い男<不死身>ジョン・マクレーンが帰ってくる! ハイテク高層ビル、空港、マンハッタンと舞台を変えながら、どんな事件も何とか解決してきた彼が、巻き込まれてしまった次なるテロとは……。

全ての機能がデジタルによって制御された現在、もしそのシステムがテロによって攻撃されたら……全米のインフラがストップし、米政府すらも機能しなくなってしまう。それが今、現実となる。(作品資料より)

どろろ

2007-02-08 21:11:35 | 映画
下山後、青梅でまだ15時前である。家に帰るには中途半端であった。携帯電話でチェックすると昭島の映画館で時間が合いそうな作品がヒットした。手塚治虫原作の実写版『どろろ』である。前評判は凄いとの話だったため一瞬考えたが暇つぶしで見ることにした。



ショッピングモールの駐車場に車を置き映画館に向かう。受付でチケットを買うと指定された席に座る。先日の『007』のときのように確実に座れるから有り難いシステムである。また駐車場が無料というのも有り難い。

観た感想はストーリーはしっかりしてたためそれほど退屈することはなかったがちょっとせこいCGを駆使した仮面ライダー的な作品であった。アニメ版だったら楽しめたかも知れないとは思ったが、アニメだと手塚治虫が原作なため、おそらく線が丸く、アクション感は薄れてしまうかも知れない。

終わり方からすると続編が作られそうである。

余談だが、どろろ役の女優の演技はまるで『下妻物語』に登場したお笑い芸人『まちゃまちゃ』の叫びをひたすら繰り返しているような感じであった...。

以下gooより抜粋

戦乱の世で天下統一の野望を抱く武将・醍醐景光は四十八体の魔物から強大な力を与えられるが、その見返りに生まれくる我が子を捧げた。やがて体の四十八ヶ所を奪われて生まれた赤子は捨てられ、呪医師・寿海の秘術によって救われる。身を守るため左腕に仕込まれた妖刀と同じ百鬼丸と名付けられた子どもは成長し、魔物を一匹倒すごとに体の部位が1つずつ戻る定めなのだと知る。魔物退治の旅に出た百鬼丸は野盗・どろろと出会う…。

ツアラー

2006-12-11 19:18:33 | 映画
最近アクティビティは前よりは格段に落ちたものの、私はバイク乗りである。就職してはじめてのたった5日の夏休み、テントとシュラフを荷台に括り付け10万円の予算でひたすら時間に追われながらも陸路九州を目指したのをきっかけに全都道府県をバイクで回り、また有人の5極点(納沙布・宗谷・対馬・波照間・与那国)を走ったのはちょっとした思い出である。そんな旅で知り合った仲間内でたまに話題に上る映画がある。意外ではあるが『男はつらいよ ぼくの伯父さん(第42作)』である。

バイク中心という映画は仲間と話していてもそれ程出てこない。例えば『ターミネーター2』『スピード2』最近では『キル・ビル』などはアクションは土派手な物のあくまでバイクはワンシーンである。ちょっと古いが『キング・オブ・ハーレー』また以前紹介した『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』などという作品はタイトルこそ中心に据え置いたものではあるがストーリーは若干ずれる。日本映画で有名な物となると片岡義男のストーリーはあるがこれもまたしかり。かろうじてレース物で『汚れた英雄』あたりが有名なくらいである。しかしどれも一般的な、ツーリングにスポットを当てた作品ではなく、またそういったものは殆ど私の記憶にはない。

9日の土曜日、BSでこの『男はつらいよ ぼくの伯父さん』を見てしまった。このシリーズ昔から何故か見てしまう。



この作品から今までの41作までとは路線が変わり、主人公の寅さんよりもむしろ甥の恋愛に絡んだストーリーとなって来る。賛否は色々あるものの私はこの作品が好きである。というのも、ツーリングの楽しみを各所に描き出しているからだ。
甥がバイトで金を貯め、Honda VT250 SPADA(スパーダ)で東京から名古屋へヒロインを訪ねる。しかし、彼女が九州佐賀へ転居していたためそのままバイクで佐賀へ向かう。途中、すれ違うバイク乗りにサインを送ったり、またカーブでの予期せぬ転倒。それをまた見知らぬバイク乗りに救って貰い、宿まで一緒になる。

こういった流れはドラマチックであるが実は旅の最中には私にも良くあった展開である。作中ではその相手がモーホーというおまけ付きであるが(笑)



見ていて思わず失笑してしまったのが、ようやく彼女に会い、とりあえず当日泊まる場所の当てがない甥が
「最悪、駅にでも泊まるから。寝袋もあるし...。」
というニュアンスの言葉を吐く。これはツアラーのライダーやチャリダーには少なからず笑いを誘う場面ではなかろうか...。

また、他にも彼女とタンデムで佐賀の観光地を回り彼女に格好良く見せたい反面、目の前でバイクをぶっ倒したりと、バイク乗りにありがちな情けなさも細かい演出でしっかり描いている。

細かいと言えば甥の部屋にHRC(ホンダレーシングクラブ)のステッカーが貼ってあったり、ツーリングのシートバッグがツアラーには定番の全天候型防水の”COURSE”の物だったりするところが何ともにくい。

見る度に思うのであるが、この作品のスタッフの中にはかなりのツーリング好きがいるに違いない。

ともあれ大笑いしながら一緒に見ていた嫁も、またツーリングに出かけたいと感想を述べた。寅さんのような列車やバスを乗り継ぐ旅もいいものだが、車ではなく、久々にバイクにテントと寝袋を積んで焚き火を囲む冬の旅に出てみたくなった。

007 カジノ・ロワイヤル

2006-12-02 23:59:19 | 映画
都心・田町でイベントのため休日出勤であった。ところが終了予定がかなり早まり、14:30には解放された。家に帰るには時間があるため隣の品川まで出た。10年ぶりに降りた品川は大きく変わり、西武系のタワーが目立っていた。

ブラブラしていると映画街があることを知る。何か時間にあうモノがないか案内を見ていると昨日封切られた”007 カジノ・ロワイヤル”がまさに始まるところであった。シリーズ物という安心。また大きなはずれはないだろうと思い、適当な暇つぶしにと思い入場した。料金は普通の1,800円であるが全席指定のため前から4列目の1番端であった。
”ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語”
というコピーであったため大昔の設定かと思っていたが、意外にも現代で、今までのシリーズの007が引退後の新人の007が成長していく過程を描いた作品であった。



全体的には、ここのところの3作”トゥモロー・ネバー・ダイ”"ワールド・イズ・ノット・イナフ"”ダイ・アナザー・デイ”に見られたハイテク機器を活かした派手なアクションはあるものの安心して見ていられる感がなく、ある意味その危なっかしさが楽しめた。特にボンドガールに入れ込む007の姿はこれまでに見られたクールさがなく、そのためシリーズを見ているという実感が今ひとつなかった。

何よりも気になったのは主演のボンド役のダニエル・クレイグという俳優が若いのかある程度年が行っているのかよく分からないことであった。ストーリーで追えば若いのだろうが、見てくれがどうも貫禄のないオッサンなのだ。この疑問に終始苛まれながら映画を見ることとなった。

また画面を見ていて嫌みな程目に付く物があった。世界を股にかけるスパイ活動の全編に登場するハイテク機器が全て”SONY”製のものあり、ひときわ目立つように撮られていた気がした。帰宅後ネットで公式サイトを見て笑ってしまったが案の定”ソニーピクチャーズ”の作品であったことが確認できた。ちなみに今回の007役は38歳であった。

肝心のストーリーはというと始まりのアクションシーンは見ていて面白く、引き込まれた。途中、若干の中だるみはある物のコンパクトにまとまり最後まで楽しむ事が出来た。そのためか金額に見合う程の退屈しのぎの出来る作品であると感じた。第21作というシリーズ物、やはり大きなはずれはないようだ。

父親たちの星条旗

2006-11-13 22:37:49 | 映画
11日(土)あいにくの雨であった。こんな日はと思い、新宿へ出かける。映画街をブラブラしていると『父親達の星条旗』というタイトルが目に入る。第2次対戦の日米の激戦地となった硫黄島を舞台にした作品らしい。


【この写真と同じ銅像をワシントンで見たことがあった】

この硫黄島の名前を知ったのは小学校の頃見た、ドキュメンタリー番組だった。アメリカ軍による上陸前の爆撃で山の形が変わってしまい、日本軍は島に地下壕を網の目のように張り巡らし、アメリカが5日間で攻略出来るとされるものを36日間持ちこたえたという曰く付きの島である。

一度行ってみたいと思い、上陸方法を調べたことがあったが自衛隊の基地があるのみで民間人は立ち入り出来ないと知り、個人レベルでは無理なため諦めたことがある。大学のときであった。バイト先で馴染みの自称プロカメラマンにDaily an(アルバイトニュース)を見せられ声をかけられたことがあった。何と、海上自衛隊が夏の時期限定で作業員のアルバイトを募集していた。ダメもとで2人で申し込んでみたが、やはり希望者が圧倒的に多く、我々は抽選に漏れてしまった。

その後、この島を訪れたという人物と仕事で知り合った。環境庁の役人で、海域調査の名目で一月この島にいたそうだ。一月の間、休みのときは何をして過ごしていたのか聞いてみると、アウトドア的な物は釣り以外何もなかったらしい。しかし、自衛隊が常駐しているため意外なほど娯楽施設は充実しているらしく、映画館やサルーン的な飲み屋もあるそうだ。

※ どこまで信じて良いかは不明だが...。

肝心の映画の内容はと言うと、戦闘シーンはノルマンディー上陸作戦を描いた『プライベートライアン』を思わせるほど物凄かった。がやはりクリント・イーストウッドの監督作品らしく重い展開であった。同じ硫黄島攻略を描いたジョン・ウェインの『硫黄島の砂』のような娯楽性を期待して見てはいけない作品である。来月、同じ硫黄島の戦いを日本側から見た『硫黄島からの手紙』が同じ監督作品で公開されるそうだが、いかがな物か...。

カプリコン・1(ワン)

2006-08-17 19:11:40 | 映画
かなりゴシップ的なネタではあるが、アメリカのアポロ計画による月面着陸は虚偽であるとの番組が以前テレビで放送されていた。その証拠としてあげられるのは公開された映像で、水が無いと言われる月で乗組員の足跡が付いたり、空気の無いと言われてるにもかかわらず星条旗がたなびいていたりと取りざたされている。

真相は当然のように不明だが、ニュースを抜粋:
月面着陸の磁気テープ原本、紛失か…NASA

 【ワシントン=増満浩志】米アポロ計画の貴重なデータを記録した磁気テープの原本が、大量に行方不明となっていることが15日わかった。

 アポロ11号が1969年7月20日、人類初の月面着陸に成功し、アームストロング船長らが降り立った歴史的映像なども含まれているという。不明なのは、月から地球へ送信されたデータを記録した磁気テープの原本700箱分。(略)(読売新聞) - 8月16日14時39分更新
 
歴史的に価値のある貴重な資料がそう簡単に行方不明になるものなのであろうか。疑い出せば切りがないが以前見たアメリカ映画を思い出した。『カプリコン・1』これはアメリカの火星着陸という設定の作品であるが、衝撃的なものである。



火星探査船乗組員の3人が発射直前にロケット『カプリコン・1』を極秘裏におろされる。その後ロケットは無人で発射。3人は家族の命を盾に取られ砂漠の中の火星を模写したスタジオで全世界へ向けて火星着陸の瞬間を含めた虚偽映像の演技を強要され、その映像が流される。しかし、無事“火星着陸"を終え3人を載せて帰還するはずのカプリコン・1のカプセルが、地球大気圏突入の際、燃え尽きるという事故が発生。これに感づいた3人はアメリカ政府から命を狙われることとなり逃亡劇が始まる。というようなストーリーだったと思う。

今から30年ほど前の作品であるが十分楽しめる。機会があったら是非お奨めしたい

余談だがジャーナリスト秋山豊寛氏が日本人初の宇宙飛行士となった際、ビートたけし氏は、あれは全てテレビの合成だ!俺は秋山さんと緑山のスタジオ会って宇宙のセットも見た!!と毒舌を披露していた(笑)

M:i:III

2006-07-08 23:57:23 | 映画
梅雨の合間、薄日は差すものの曇り空であった。蒸し暑いこの休みの日、夕方から野暮用はあったモノの一日フリーである。

昼前までごろごろし、映画でも観るかと新宿へ出る。今日から封切りのM:i:Ⅲが丁度上映時間前だった。窓口を見ると”只今お座りになれます”の表示。入場した。思いの外、席も空いていて、間もなくあの5拍子という稀な旋律のテーマ曲とともに何故かジミー・クリフの曲がBGMで本編が始まった。この映画何故か3作とも映画館で見てしまった。たいした頭を使わずに済むし、今のところ外れはない。



結果、普通3作目ともなると飽きが来る作品もそこそこに楽しめた。この作品を見るたびに思うのであるが、ミッションインポッシブル自体はアメリカのオリジナル作品だが、映画の超人的アクションや所々で使われるスパイ道具がはどうも日本製のような気がしてならない。ジャパニメーションと呼ばれる作品のなかのお馴染み”ルパン三世”を劇中のあちこちで見ているような錯覚に度々陥るのだ。あのルパンの70・80年代のアクションが実写で見ているのかと思うとやはり楽しい。126分という時間は苦にならない程であった。

以下Yahoo moviesより抜粋

スパイを引退し、教官になったイーサン・ハントのもとに新たなミッションがやってきた。自らの教え子である<IMF>の女性エージェント、リンジーの危機に立ち上がることから今回のミッションは始まる。

しかし、国際的なブローカーのオーウェン・デイヴィアンの登場で、事態はイーサンの予想をはるかに超えるものになってゆく。イーサンは敵の罠に陥り、過去に経験のない衝撃の計画に翻弄されてしまう。オーウェンがその正体を知る謎めいた暗号名「ラビットフット」とは何なのか?

そして今回のミッションは、イーサンの本当の姿を知らないフィアンセ、ジュリアの命をも危険にさらしていく。前代未聞、絶体絶命のピンチに陥っていくイーサン。タイムリミットは“48時間”。彼は自分との戦いを克服し、成功率0%の任務を成し遂げられるのだろうか?

不可能なミッションを遂行すべく、イーサン率いる<IMFチーム>は新たな闘いに挑む。どんなメカも手足のごとく使いこなすルーサー、船から飛行機まであらゆる乗り物を自在に操縦するクールなエキスパートのデクラン、最新の兵器に精通している女性エージェントのゼーン、コンピュータを使って世界中の情報を瞬時に把握する天才エンジニアのベンジー。彼ら<IMF>の精鋭メンバーとともに、イーサンは事件の端緒となるベルリンからオーウェンと初遭遇するローマ、急展開を見せるヴァージニアから上海と、世界中をまたにかける。<IMF>史上、最も不可能なミッションの全貌とは――!

泉谷しげる ~撃破せよ!~

2006-06-02 23:54:55 | 映画
さて、昨日の話に引き続き自分を凶暴に見せたいと思われる泉谷さんであるが、以前、OVで『ネイビー・ロック・ウォー 撃破せよ!』という監督・出演を手がけた作品があった。バブル全盛期90年の事である。リリース前に雑誌『宝島』で「海上自衛隊の全面協力を得た特撮シーンが凄まじい!」と絶賛していたため、暇に任せて見た記憶がある。

ストーリーはあまり詳しくは覚えていないが確か小笠原沖にある島の一つが核兵器所有を盾に日本からの独立を宣言する。調査に行った自衛隊員と泉谷が演じる島の支配者『甲斐将軍』が率いる島民が戦闘を繰り広げるというくだらないモノだったと思う。ドラマの各シーンで甲斐将軍の凶暴性が表現されてはいるがどうにも笑えてしまう。一事が万事その繰り返しで戦闘シーンを見ていてもどうにも気合いが入らないのだ。そのせいか主人公の自衛隊員の男性がいくら格好いい演技をしても妙に滑稽に見えてしまった。

途中で見るのをやめようかという衝動を抑えながら見終わった結果、なんでこれに海上自衛隊が協力したんだ?また、何故絶賛されたんだ?と思ったものである。ところがリリース後、暫く経って掲載された同じ『宝島』では気の毒にも『今週のバカ作品』のコーナーに取り上げられ、「泉谷さんの気持ちは分からぬでもないが、思わぬ失笑なしでは見れないある意味ユニークな作品」と評されていた。


【ネイビーロックウォー 撃破せよ! のパッケージ DVDリリースはあり得ないでしょう(笑)】

調べてみたところこの後、泉谷の監督作品は世の中に存在しないらしい。この作品で泉谷の挑戦は終わってしまったのだろうか...。

私としては泉谷はライブで歌っているのが一番である。721ライブで久々に聴いた、「野性のバラッド」「翼なき野郎ども」等はやはりしびれが来る程の渋さと迫力があった。