高樹のぶ子のSIAブログ
白魚
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/ae/1bad471f2f5eea4b04dcc0cad93db6ca.jpg)
桜が咲き始めました。昨日は、故郷山口に、講演会で出かけていましたが、
会場付近は、真っ白な木蓮、黄色が美しいレンギョウ、そして、桜が一分か二分、
咲き始めていました。
福岡に戻って、白魚を食べました。
室見川を遡ってくる体長4センチの、透き通るような小魚です。
季節限定です。
遡ってくる川にヤナを掛けて、捕獲します。
季節が終わると、虚無僧姿の尺八名人達が、白魚供養を行います。
白魚を食べないと、春が来た気がしません。
美味しいというより、季節感です。
白魚のどっと生まるるおぼろかな 一茶
どっと生まるる、は、川面に顔を付けて観察していたのでしょうか・・
カエルにも、顔を寄せて眺めていた人なので、きっと必死で眺めていたのでは
ないでしょうか。
口の中で跳ねる躍り食い・・
これをヨーロッパの人は、残酷と言い、「白魚を生きたまま食べる野蛮人」に
されそうですね。
鯨にしろクロマグロにしろ、「乱獲・・資源保護」の問題と、「残酷、かわいそう」の
感情論を、峻別しなくてはならないと思います。
白魚に関しては、長く料理店を続けて行くためにも、保護は為されています。
そして今年は、沢山の白魚が上がってくれているようです。
高樹のぶ子
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )
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白魚は私の地元でも捕れます。
でも踊り食いはどうも苦手で^^;
ゴックンできません・・・
かき揚げが好きです。
今年の菜種梅雨は不定期で長引きますよね・・
のど元に感じる春。
あの食感は福岡以外の方には分からないかも。
ところで「白魚」の読み方。
確か室見河畔のお店では「白魚」と書いてシロウオと呼んでいる。でもシロウオと書いて変換すると「素魚」と出てくる。
「白魚」と「素魚」は似ているけれど違うさかな。
先生!「白魚」は正しくはどう呼ぶのでしょう。
シラウオのような指・・・
シロウオとシラウオは、別の魚のようですよ。
呼び名は、地方によっても異なるようですが、魚の違いは、以下です!
http://www.town.yuasa.wakayama.jp/kankou/sirouo/seitai2.html
判り易い文献有難うございます。
シロウオは素魚、シラウオは白魚・・・
地方によっては混称されてる・・・
食べ方もほぼ同じw
写真のお魚は素魚ですね。
いつもブログ拝見させて貰ってます。
毎回、楽しい話題が多くて更新が楽しみです。
また遊びに来ま~す!
「旦那さん」は湿った季節が大好きだそうで、冷たくシトシトと降る昨夜の福岡はとても気に入ったようです。
天満さんは福岡銀行のホールも相性がいいと言うか好きなとこ
ろなので、終始、スマイル満点でした。
ポルムベスク「望郷のバラード」は最後に演奏されましたが、G線上のアリアやタイスの瞑想曲などよりも、ずっと人の心を揺さぶるものでした。
深い水底にいるような静寂感と天空の星空に舞い上がるような開放感を自在にあやつるバイオリンの音に酔いしれました。
先生の「百年の予言」を読まなければ巡りあえなかった音でした。
ありがとうございます。
「旦那さん」の名は確か「ストラスバリウス」さんと仰ってました。
残念ながら今回は、用事があって行きませんでした。
一昨年のナント音楽祭で「スゴイ」と思ったのは、フラメナ・マンゴーヴァさん。彼女のピアノはやはり東欧です。
日本人の気持ちをつかみやすいのかしら。
ところで、28日日曜日、午後2時から、福岡の三越画廊で、
「甘苦上海」の挿絵展のギャラリートークがあります。
佐藤泰生さんと、お喋りします。
新聞では白黒でしたが、原画の豊かな色彩には感動しました。
トークショーもとっても楽しかったです。