高樹のぶ子のSIAブログ
Colored
ずいぶん昔ですが、あるプラグラムでアメリカに行ったことがあります。
国務省の招待だったので、特別のビザをもらって出かけたのですが、そのとき、白人、カラード、のどちらかに印をつけなくてはならず、私はどうしようかと迷ったけれど、カラードに印をつけました。
黄色も黒も、白以外はぜんぶ、これに入るわけですね。
その後、このシステムはどうなっているのか、わかりませんが・・
今回、大統領が「黒人」です。
しかし、白人の血も入っていますね。
タイガーウッドもまた、いろんな非白人の血が入ってますね。
それでも、世間では初めての黒人大統領だと言われます。
こうした見出しを目にするたび、あの遠い昔のビザを思い出します。
多民族国家であるかぎり、仕方のないことかもしれず、白人よりカラードの
方が、優位に美しく強く見える時代を待つしかないのかもしれません・・
高樹のぶ子
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米国の黒人18%の人口比率からみても、黒人大統領の誕生は希有なことです。
オバマ圧勝の変革が起きたことを、率直に喜んで好いでしょう?
そう昔、婦人参政権が得られた時のように。
2億8万人が直接選挙で選んだ大統領には、かなりの迫力が有ります。
それから白人であろうが、有色人種であろうが、美しい人とそうでない人はいますから、認識を変えて戴きたいものです。
アメリカはともかく、日本の政治家は一体何をしているのやら・・・苦笑。
航空自衛隊のトップの歴史認識には、人格品格とも驚き入りました。
しかしこういう人がトップに居た事実、国際的にも日本の薄気味悪さを感じます。
ころころ支持されない首相が代わり、これじゃ軍のクーデターさえ起き兼ねませんね?
私は、どんなワンちゃんもかわいいと思います。人為的に受精させ誕生させたワンちゃんでも、「かわいい」と思います。
客観的に見ることが出来、面と向かって会って、「かわいい」と思えます。
人も、肌の色、障害があるなしにかかわらず、目の前の人を好きになれたらいいのですが。
しかし、相手のほんとうの心に触れることが出来れば、好きになれるかもしれない、そう信じたいですね。
白人が一番優れている、と考える人が存在する。美醜の判断からも。人は見かけを回避することは出来ない。
しかし、人間に生まれてきて、慈しむ心。博愛の心も欲しい。
旧約聖書の、セム・ハム・ヤペテ。何が意図されていたのか?
人は、何故この地球という星に誕生し、生きているのか?
己が生きるために殺し合うのか。おそらく永遠に続く現実なのかもしれない。
それを読まれると、納得できると思うのですが、かいつまんで簡単に言うと、「オバマ氏がそう主張しているから」だそうです。
アメリカでは、国勢調査では、人種の選択を迫られるそうですが、2000年から、「混血」の選択もできるようになったそうです。
長年の「ワンドロップルール」(1967年に違憲判決)によって、「混血」を選択しにくい社会通念があるとしても、いわゆる「奴隷の子孫」ではないオバマ氏は、「混血」の選択もできたでしょう。
けれど、オバマ氏の選択が「混血」でなくて「黒人」なので、「黒人初」と言われることになったのしょう。
バス始発の停留所は大きなビルの地下にあり、薄暗く、十台以上のバスが行き先別に陰気に配置されていた。
発車間もないバスのステップの前で、運転手だろうか、黒人の大男が三人、ぼそぼそと何事か話している。
客など頭から無視している。
スペースを作ってやろうなどという配慮は微塵もない。
彼らの間をすり抜けてバスに乗り込む時、言い知れない圧迫感と恐怖感を感じた。そそくさと社長を先導して一番奥のシートに座ったが、あの黒人たちの暗くて陰湿なワーキングエリアに誘い込まれたような恐れを感じた。
先に予測できないようなことが待ち受けているのではという不安が襲った。
いくつかの先のバスストップでしばらくバスは停車した。
バスの運転手は何も告げないまま黙って降りてどこかへ行ってしまった。
静かな田舎町の商店街だ。すぐ前に小奇麗な陶器類をショーウインドーに飾った店がある。
気づかない間に社長がバスを降りてショーウインドーを眺めている。いつもの好奇心旺盛な社長の病気が始まった。
やばいなと思った瞬間、社長は店の中に入って行った。
運転手が戻ってきて合図もなく車を発車させた。
ぼくはビックリして夢中で大声を上げた。
「ストップ、ストップ」
後ろから社長が走ってくるのが見える。運転手はしぶしぶという感じでバスを止めた。
「ソーリー、ソーリー」と言いながら社長は乗り込んできた。
運転手は・・・お前らの責任だろうが・・・という冷たい目でぼくらを眺めた。
ぼくはまだ若かった。
それ以来、黒人に対して恐怖感を抱くようになってしまった。
今回、黒人初のアメリカ大統領が誕生した。
多民族国家とは言え、実質的には白人大統領の下、白人がアメリカを支配してきた。
その壁を今回アメリカの国民自身が打ち破ったのだ。
なんだかんだ言いながらも今、世界を支配しているのはアメリカである。
人種の壁、宗教の壁と、世界に平和をもたらすためには大きな壁がある。
その壁の一つを形の上にすぎないかもしれないが、ともかく今回打ち破ったのである。
まさにベルリンの壁より大きな出来事と言えるだろう。
今後の新しい世界平和に向けての第一歩として評価したい。
オバマ氏は、混血を選んだのではなくblackを選んだ…。これは言葉の綾です。いずれにしても、白人でなければ結果(差別)はほとんど変わりません。混血も白人ではありませんから。オバマ氏の主張は、この事実に対する強靭な異議申し立てと見るべきだと思います。
有吉佐和子さんの「非色」という小説をお読みになった方はいらっしゃるでしょうか?60年近く前の米国NYの状況を描写していますが、現在もあまり変わりはありません。ライス氏が会見でわざわざ見解を述べたのも、こうした背景があるからだと思われます。マケイン氏の敗北宣言におけるブーイングもまた然り。
それにしても、これは米国だけの問題と傍観していてはなりません。歴史的に、いや現在も厳然として、わが国にも同様の差別意識は存在し続けています。
今回の米国大統領戦は少し注目し、予備戦からニュースを聴いていました。
近年、米国政界に登場する黒人は、ストレスのかかる役職ですね。
生い立ちからタフなのでしょう。
そんなタフさを国民は期待し、オバマに国の難局を任せたと思います。
しかしオバマは黒人奴隷の血筋ではなく、ケニア人の裕福なエリートの家系ですから、特別な屈辱感もなく国のことを考え、最良の政策を打ち出して行くことでしょう。
オバマの先ずイラク撤退政策を評価てます。
ヒラリーはイラクへの明らかな侵略に賛成した人物、選挙中、彼女の品格のなさも露出し敗北しました。
確かビル・クリントンもネィテブアメリカンの混血でしたね。
さて、オバマの日本に対しての評価ですが、日本の国営放送NHKが繰り返し、オバマ拒否メッセージを流し続けたのですから、どうなんでしょうね?
NHKはオバマ圧勝にがっかりして、負け惜しみ発言も多々有りましたが、直近では対日本政策に不安を流布していました。苦笑
NHKよ!君らが不安なのだよ!!
NHKよ!日本の国民の大多数は、米国のイラク侵略戦争からの撤退を、望んでいるに決まってるだろう。
この高樹のぶ子さんの記事も、何だか負け惜しみ発言に映ってしまったのは、僕だけでしょうか?
確かにオバマには理想を掲げ、米国国民を引っ張る力が有りますが、誠実さゆえの反面として暗さも有ります。
さて、時間の掛かりそうな米国再興の行方を眺めることにしましょう。
黒人がタフというのは、高樹のぶ子さんが期待されるカラードが白人より優位に、強く、美しく見える要素でしょう。
ただ、高樹のぶ子さんの発言が負け惜しみとか、NHKがオバマ拒否メッセージを流し続けたとかおっしゃてますが、具体的に言っていただかないと、貴方自身が誤解される恐れがあります。
<誠実さゆえの反面としての暗さ>とか、少し決めつけすぎでは。
決めつけすぎが先行して理解しがたい面があります。
言い過ぎたか?
放送にせよ、文章にせよ、日本語は曖昧ですり替えもし易く、NHKの報道陣に対しても、そのニュアンスとしての僕の感想です。
先日これについて、六本木の国立美術館の日展に、元企業人の81翁に誘われ、行きの車中でこの話題を振りましら、彼も同感されてました。
昨夜からのNHKラジオの報道陣のスタンスは、僕にはただただオロオロしている醜態に感じました。
国営放送は時の政府の影響を受けるのは、致し方ないことなのでしょう。
またマロさん、馬鹿馬鹿しくて、NHKの報道の細部を羅列するつもりはないし、即、そんなことは忘れることにしてます。笑
でもニュアンスはしっかりと覚えてますよ。
世界はオバマの圧勝を好意的に受け止めてる、この流れと、NHKは逆行しています。
今朝も評論家にこれを確認されると、NHKの質問者は口ごもりましたよ。
これもニュアンスですよ、ニュアンス!笑
でも大丈夫ですよ、オバマにも日本の国情は把握していることでしょう。
はやくそういう差別がなくなるといいですね。