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高樹のぶ子のSIAブログ

2008年11月09日 / 最近の出来事

ツバメの巣

  先般の上海訪問が、ものすごく昔に思えるほど、その後忙しい日々を過ごしています。
上海からそのまま東京へ。戻って、翌週再び東京で文学賞選考と、それにつづく恋愛本「うまくいかないのが恋」のパブリシテイで、インタビューなどあれこれ。
そしてようやく昨夜遅く、自宅に戻ってきたという次第。
この秋は、覚悟していたものの、久しぶりの新刊本、日経新聞連載、SIAタイ編、「マイマイ新子」の劇場アニメ、などが重なり、悲鳴をあげています。
でもこういう時って、意外と風邪もひかず、かわりに恋愛風が吹いて来そうな気配・・
本人が本のパブリシテイとはいえ、恋愛について喋りまくっていれば、風ぐらい吹いてきてもらわなくてはね。アキ風・・だったりして、これは困る。


 ところで、カメラの中身を整理していると、美味の一枚がありました。
これはテレビのロケ打ち上げで食べた、「ツバメの巣」のデザートです。
パパイヤの中に入れたツバメの甘いスープですが、パパイヤごと蒸してあるので、掬ってとろとろと食べます。パパイヤを蒸すなんて、すごい発想で、おいしかったです。


 ツバメの巣はもちろん高級食材で、稀少品です。
フィリッピンかどこかの、ごく限られた場所の(たぶん秘密の場所)の岩場に巣を作る岩ツバメ。
その巣を採取するために、何日も人間が岩に張り付いて生活するのだそうです。
大変危険な高所のようで、落下すれば即死です。命がけで、手に入れたものだから、高価なのは当然です。
そして、その場所および、採取する人間は、完全に秘密のブローカーに守られていて、限られたルートを通してのみ、市場に出るのがツバメの巣なんですって・・
そのブローカーも、数が限られているそうで(説明してくれた中国人は、片手の数もないと言ってましたが・・)
この掟を破ると、たちまち岩場から落下?して死んでしまうのではないでしょうか・・
いやいや、世の珍味と呼ばれるものは、基本的に入手困難ではありますが、ツバメの巣は、謎めいた世界からやってきます。幾多の死者の甘さが舌の先で、とろりとろりと・・・


                                             高樹のぶ子

コメント ( 18 ) | Trackback ( 0 )

« Colored 性と性格 »

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コメント
 
 
 
意外と以外の誤用が多い (通りすがり)
2008-11-09 23:16:22
「以外と風邪もひかず」とのことですが、「意外と風邪もひかず」のつもりかと存じます。
「入取困難」も「入手困難」かと。

ネットでは特に、推敲を大切になさってください。クリックひとつで世界に向け公開される記事です。
私も高樹様には遠く及ばない「はしくれ」なのですが、誤字脱字・誤認識・不知等々が公になっていると、ネット外の作品にまで影響しかねません。
気をつけていただければと失礼ながら申しあげる次第です。

もちろん、文豪の方々をはじめ、世の文筆家には諸氏独特の「誤用」もあるところ、高樹様独特の言い回しであられましたら失礼御容赦願います。
 
 
 
アナツバメの唾液 (崖ノ猪)
2008-11-10 06:27:34
通りすがりさんのご指摘、まあ、そう狭量なことをおっしゃらないで、高樹さんのブログを楽しんで下さいな。
貴方のご指摘も皆さんが読んでいますから、それより通りすがりで発言する人は、ヒガミ、ヤッカミが強い人と思われますよ?笑

余りプレッシャーを与えられると、貴方の様につまらない記事になりますから、ご勘弁下さい。笑
--------------
--------------

ツバメの巣のスープは美味しいですが、よくこの食材の正体は知りませんでした。

で、猪は調べました。笑
これは数種類の岩場に造るアナツバメの巣です。
以下コピー。

アナツバメ類の唾液腺からの分泌物からできている。海藻と唾液を混ぜて作った巣という俗説は正しくなく、海藻は基本的には含まない。


これからもツバメの巣のスープが、アミノ酸系の美味しさが納得できますね?

唾液の醗酵乾燥したものと云うと、ちょっとセクシィーです。
美容・健康の漢方食材だそうです。

ところでこのアナツバメの巣、近年は東南アジアの高層リゾートマンションのベランダや、高層ビルを工夫して、人工的に巣を造らせることができ、安定的に供給されているそうです。

道理でさして高い値段のスープが、猪も戴けてるわけですね。
これではお話しのブローカー・シンジケートもあがったりでしょうね?

タイやジャワ地区のジャワアナツバメの巣が品質が良いようです。

タイ?南は好いでしょうね。
こちらは立冬に木枯らしも吹き、寒くなりました。

高樹さんにもやっと恋愛風が吹き始めたそうで、それはそれはお幸せなことで・・・秋風?
そうです、はい、木枯らしなんて・・・、と云うオチでした!笑


 
 
 
アナツバメ (高樹のぶ子)
2008-11-10 10:29:58
そうですか、岩ツバメではなくて、アナツバメ・・なにぶん、紹興酒でよっぱらって聞いたので、正確ではありませんでした。とれる場所も、フィリッピンではなくて、ジャワですか・・ご指摘、ありがとうございました。

ただ、ツバメの巣そのものが美味かといえば・・ゼラチン質?の舌触り、つまり食感が珍しいのであって、それそのものの味はあまりしません。フカヒレもそうですが、やはり食感が大事な食べ物ですよね。思わず、ふぐ刺しもそうじゃないかと思いました。だから本来の淡泊な味をポン酢で食べるんですね。

このあたり、西欧のキャビアやフォアグラと違うんですね。
東洋と西洋の、違いがありそうな気がして・・・
 
 
 
訂正と、ジャワアナツバメとオオアナツバメの巣 (崖ノ猪)
2008-11-10 17:47:29
コメント訂正を、「道理でさして高い値段のスープが、」→「道理でさして高くもない値段でスープが、」に訂正でした。笑


高樹さん、いえ、分布地図は確認してないので、オオアナツバメの巣も食材ですから、フィリピンにはこれがいるかも知れません。

アナツバメは驚くべきことが、二つ有りそのひとつはエコロケーションをするそうです。
エコロケーションとは超音波での反射で物体を確認、真っ暗な洞窟で跳び回ることができる能力です。

哺乳類のコウモリのように鳥類でできるのは、このアナツバメの僅かな数種とアブラヨタカだけだそうです。

もう一つはアナツバメはカワセミに近い属で、ツバメとは縁の遠い種とのことでした。

「燕の巣」は元の時代に料理として確立したとのこと、不思議で面白い食材ですね。
最初はどんな動物?どんな人間が食べたのでしょうか?笑

出し昆布やイリコ(干しナマコ)や煮干しと同じで、ツバメの巣もスープに味が出てしまってるのでしょうね。

でも、燕の巣のパパイア蒸しデザート、どんな味がしたのでしょう、ゴクリ・・・笑

では恋愛風をエコロケーションで、折角ですから上手くゲットして下さい。笑


 
 
 
日経新聞の小説 (上海)
2008-11-11 16:01:57
朝刊を取りに行った子供の目に飛び込む性描写。避妊具とか性描写は子供にも分かります。大人不信になる子供。一家全体が嫌な思いをする。
お子さんはいらっしゃらないのですか?
こういう作品は家庭に配られる新聞ではなく、ほかに書いてください。
 
 
 
ほお~?やりますね!佐藤泰生さん!笑 (崖ノ猪)
2008-11-11 17:23:45
抗議のコメントが来るくらいの恋愛小説でないと、余り書く意味はないでしょう。

挿絵は佐藤泰生さんでしたか、高樹さん、お二方共どんどん頑張って下さい。笑

猪はちょっと忙しいのですが・・・少しコメントを。

日経新聞の連載小説は、従来からエログロや狂気を扱ったものが、多い傾向があるので、得段刺激的とも思えませんが・・・。

又、日経は経済専門紙ですから、経済を見通す合間に、連載は大人がヒューマンな刺激を求めて、読まれる傾向があります。

確か高樹さんにもお子さんは生出です。

経済や社会の刺激的なものに、我が家ではどう対処するのか、考えるのも好いことでしょう。


 
 
 
モンゴルの「元」と燕窩 (崖ノ猪)
2008-11-11 22:27:12
この一日二日、寒さと、仕事のお施主さんと連絡が取れず、契約前の不安な時間を過ごしました。

お施主さんはとても多忙な家庭で、何か不幸でも有ったのかと疑心暗鬼、幸い連絡が取れ猪の思い過ごしで疲れました。

自営業のはかなさ浅ましさ、契約前の打ち合わせや、いろんな状況には疲れます。苦笑


で、ホッとしたので、燕の巣の料理が「元」の時代に確立した理由ですが、猪はこれも調べてたのでコメント。←現金

元の時代の後期に、何と元軍は雲南からジャワに進攻をし、これも失敗してます。
失敗しながらも目的の、インド・ペルシャ地域との、経済的海運ルートは確保できました。

このジャワ進攻によって、燕の巣の料理は雲南からの宮廷料理「燕窩」として、確立したものと思われます。

モンゴル帝国はチンギス・ハーンを始め、クビライやその末裔達は、各々の地域のいろんな文化を、歴史に登場させた功績は偉大ですね。

遊牧民族特有なのか、彼らは征服しても各々の国や人種の持つ文化を大切にし、経済の仕組みを考え壮大な国を造る、そんな統治姿勢が見られます。

ただそれほど長続きはしませんでしたが、破壊し尽くした西洋との違いが感じられます。

インドネシアのジャワ・ガムランワの、実質的音階もおぼろげなる5音階とか。

これらも東洋と西洋との違いでしょうね。


風邪を引かないな、と思ったらたちまち引く人達が多く、気を付けましょう。

我が家は次女がスペインから風邪を持ち帰り、ワイフは土日に寝込みましたが、今の所、猪はスペイン風邪を撃退しています。笑


 
 
 
連載小説 (satoko)
2008-11-12 09:51:58
「甘苦上海」最近、図書館に行って読んでいます。

もっと早く気がつけば、良かった。

連載ものは、苦手だったのですが、毎日少しずつというのも、楽しみが先にあるようで嬉しいものですね。

それから図書館の帰りに、「恋愛空間」を借りてきました。

さて、今日もいくとするかなあ。少ししたら。
 
 
 
「甘苦上海」について (ひかり)
2008-11-12 11:24:16
>上海さん

2008-10-16 16:07:36に日経名義で、
「日経新聞は家庭に配達され、子供が読みますので、性描写はやめてください。」
と書き込みされた方と同じ方でしょうか。

私も日経新聞を読んでいますので、前に連載されていた北方謙三さんの「望郷の道」との落差を思うと、上海さんのお気持ちはお察しします。
しかし、この日記の最初のコメントをスルーされているように、上海さんのコメントもスルーされるのではないかと思います。

日経新聞の連載小説をテーマにしているブログがあって、よく読んでいます。
最近では、京のような遊び人の相手と、そのまま関係を持つというのは、あまりに無謀であり、悪い病気に感染する危険性を、一人前の大人が無視しているなどのハテナなところ、設定、考証へのツッコミと検証がされていて興味深いです。
「甘苦上海は今のところさっぱり面白いと思わないが、甘苦上海を起点として展開される文は相変わらず面白いと思う。」と書き込みがあるように、こちらに書き込みされる方たちとは一味違う感想になっています。

いろんな読み方があるのは、当然のことで、そうであって悪いことはないと思います。
ですから、肯定的に読む方、否定的に読む方、それは読者に任されていると思うのですが、作者は、自信を持って作品を発表されているので、上海さんの要望を聞いてもらうのは、無理かなと思います。

日経新聞に要望を伝えるという方法もあるかと思いますが、「失楽園」「愛の流刑地」路線を、周期的に行っているので、それも難しいかと思います。

うちは、一般紙も取っていて、子供たちはそちらを読んでいて、日経は読んでいませんので、上海さんのような悩みはないのですが、お子さんの教育的な問題の解決の緊急避難処置として、連載中は、一般紙に変えるという自衛手段が一番現実的ではないでしょうか。

新聞小説でも、面白くなければ、途中で読まなくなるものもあります。
前々回の堺屋太一さんの「世界を創った男 チンギス・ハン」は途中で断念しました。
北方謙三さんの「望郷の道」は毎日、新聞が来るのが待ち遠しいくらい熱中しました。
今は、前述した日経新聞を連載小説をテーマにされているブログを、味付けにして読んでいます。

>崖ノ猪さん
>ほお~?やりますね!佐藤泰生さん!笑

どうも、新聞小説自体を読んでおられないようなので、誤解されて、コメントを書かれているように思います。
先ほど言及したブログの管理人さんも、
「この小説は、挿絵が普通なのが唯一の救いかもしれませんね」
と書いておられますが、挿絵にはそういう描写はなく、むしろ芸術的に優れていると思います。
上海さんが言われている性描写とは、本文の文章によるものです。
よって、佐藤泰生さんは、性描写云々には、無関係で、「ほお~?やりますね!」は佐藤泰生さんには、不適切だと思います。
 
 
 
ありがとう (のあ いちい)
2008-11-12 13:08:24
satokoさん、エッセー的カキコありがとう!

ひかりさん、適切なコメントありがとう!

性に関する描写、といいますが、子供はどこでもその手のことは目にするし、むしろ携帯サイトの方が危険かもしれません。
それに出合ったお子さんが、自分なりにとらえ、成長していく事が大切。どうぞ、バランス感覚で見てください。

しかし、「上海」さん。別に意図があってある人が提示してみた、と私は読んでいました。ある人とは誰か、そんな事を推理しない方がいいかもしれませんね。(^o^)丿
 
 
 
Unknown (健康診断)
2008-11-12 13:50:54
人間ほどよい緊張感の中では、いちばんベストな体調だったりします。
ただ、マイナスイメージを持つと体もそれに反応するので、ポジティブに意識を持つといいですよ♪
とはいえ、あまりご無理はなさらないように(^^)
 
 
 
そうでしたか・・・ (崖ノ猪)
2008-11-12 14:39:21
上海さんの、新聞を取りに行った子供の目に飛び込む性描写、の下りで、てっきり挿絵のことかと思えました。

何だ、挿絵ではなく文字でしたか・・・猪、ちょっとがっかりだな。笑

動体視覚、携帯CMやネットやテレビのほうが、こう言ったことは刺激的です。

文字の言葉からの感性刺激は、何れにしても穏やかなものでしょう。

上海さんのように感じる方は、大変でしょうね?
ご対処、ご苦労様です。笑


 
 
 
挿絵 (ひかり)
2008-11-12 15:45:35
>のあ いちいさん

お声かけ、ありがとうございます。

>それに出合ったお子さんが、自分なりにとらえ、成長していく事が大切。どうぞ、バランス感覚で見てください。

同感です。
上海さんのお子さんの年齢が分からないので、読ます読まさないの判断はできませんが、年齢に応じて、対処の仕方が変わってくると思います。


>別に意図があってある人が提示してみた、と私は読んでいました。

ブログというオープンな空間なので、よほどのことがない限り、書き込みは自由でしょうけど、別な意図を持つ方がおられるんですか?


>崖ノ猪さん
>何だ、挿絵ではなく文字でしたか・・・猪、ちょっとがっかりだな。笑

ここは、ウケました。(^^)
新聞小説と挿絵は、相乗効果というか、お互いに良い効果を生みますね。
俳句と俳画のように、付きすぎてもダメなのでしょう。
それで、挿絵の方は、余韻を感じさせたり、イメージを広げたりしてくれるのだと思います。
私の地域では、カラーですが、他所では白黒だと耳にしました。
物語の舞台の上海のヨーロッパ風の残り香を感じさせるような、おしゃれで素敵な挿絵です。



 
 
 
再度・・です。 (satoko)
2008-11-12 18:02:20
ところで、私は子供時分は、新聞の連載小説を読むのが楽しみでした。今は、まどろっこしいので苦手ですが・・。

わりとエロチックな連載小説も、昔からあったような気がします。

でも、それは、物語の世界のことだと思っていました。
現実的なものではありません。

今日も図書館に行ってきました。日経の甘苦上海を読むだけのために・・

今は、ちょっと面白いところです。
ここ10日くらいしか読んでいないので全体は掴めないのですが、人はそうそう甘えて暮らしてゆけるものじゃあないのだなという印象を持ちました。

仕事も成功し、お金もあるというのに、彼女はとっても謙虚です。
どうなっていくのでしょうか。これから。

 
 
 
議論 (ビー玉)
2008-11-12 18:52:28
久しぶりに議論白熱ですね。
我が家にも思春期の男の子が二人います。朝刊の連載小説の性描写が教育上、気にならないかというと嘘になるでしょう。

ただ、いちいさんも指摘しておられるように、何も新聞でなくても、ネットや携帯など子供たちを取り巻く環境は劣悪です。彼らは新聞を読む前に、まずそういったIT分野から種々の情報を仕入れている模様。私のPCのゴミ箱にも、びっくりするような映像が捨てられていて、びっくりしたことがあります。犯人は兄なのか弟なのかわかりません。もちろん、注意しましたし、フィルターもかけていますが、いたちごっこです。

そこで、いつも私が子供たちに言う言葉・・・「興味があるのはわかるよ。それは、ある意味、君たちの正常な成長の過程でしょう。但し、節度を持ちなさい。お母さんが君たちに一番言いたいことは、女性を絶対に物や商品として見ないでほしいということ!もしも、好きな女の子ができて、その子のことを欲してしまったとしても、相手の気持ちを考えて行動して。経済力がない時にそういうことをしても困る場合が多いと思うよ。そして、女の子は男の子よりずっと傷つきやすいということを知ってほしい・・・」。

ひかりさんが御指摘されたように、日経さんは、失楽園を世に送り出した新聞ですから「甘苦上海」だけを批判することはできないと思います。私は、SATOKOさんみたいに、毎日、楽しみにして拝読しています。(SATOKOさん、いつも御声がけありがとうございます)。

ちなにみ、18歳の長男は、若い作家の書く小説と一緒に失楽園を買ってきて読んでいます。「どう?」と聞くと、「今まで読んだ小説のなかで一番ヒットした」と言っていました。彼は、失楽園を卑猥な小説としてではなく、れっきとした文学作品として捉えているのです。私は、世代を越えて読者を捉える普遍的な作品の存在することに軽い感銘を覚えました。

京は確かに、信じられないような遊び人で、読んでいて「いい加減にしろ!」と言いたくなる時もあるけれど、反面、非常に魅力的な男性だとも思います。私の周辺にも京によく似た男性がいますが、非常にもてますから。

但し、今までの高樹作品の展開から考えると、絶対にこのままでは終わらないだろうと思い、今後の展開を楽しみにしています。高樹作品は全て、非常に高い芸術性と深い人間洞察に支えられていますから。安物のエログロ小説など一作もありません。

私は、このサイトに、高樹のぶ子のファンサイト「揺籃の樹」から来ました。崖さんは、ラジオ深夜便に高樹先生が出演されたのを機にここの常連になった人です。いつも、すっとんきょうなことを言われるので(あっ、崖さん、怒らないで!)、挿絵の誤解程度では驚きません。(佐藤さんの挿絵も芸術性が高いですね)。
いちいさんは、九大のプロジェクト、SIA(アジアに浸る)の一環として、このブログが開かれた後に高樹ファンになった方です。

昨年6月に開かれたこのブログ、それなりに歴史があるのですよ。ひかりさんも、是非、過去ログも読んでみて下さい。そうすれば、いちいさんの言葉の意味がわかると思います。ちなみに、ひかりさんのコメント、私は好きです。

私は熱烈な高樹作品ファンでこちらに寄せて頂くことになったのですが、このブログを読んでいると、作家本人の御人柄や、前向きな生き方に触れることができて、いつも元気になります。かくのごとく長いコメント書いても叱られないし(笑)。批判的な意見を決して否定することなく、議論の俎上にあげるのも、このブログのいいところです。



 
 
 
>崖の猪さま (通りすがり)
2008-11-15 13:24:49
遅くなりました。また高樹さまにも失礼だったかと存じますが、さらになんだか誤解を受けたように見えますが、私の趣旨はやはり文章を生業としている者は、それなりの責任をもって作品を公開していただきたいということです。
崖の猪さまの如く編集者のようにバックアップしていただく方がおればよいのでしょうが、品格を保つためにもそれなりの覚悟をもって「投稿」ボタンを押したいものだと私も自戒するところでもありますので。

さて、連載小説ですが、褒める方もあれば不快に思う方もあり、ブログなどで発信する方もあり、耳に心地よい意見だけでなく耳を傾けながらでなければならないでしょう。新聞は書籍と違い多くの層が読んでいるのですから。
ちなみに、ヤフーやグーグルのブログ検索は中々読ませる記事も多いようですので参考までに。
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%94%98%E8%8B%A6%E4%B8%8A%E6%B5%B7&tflg=none&yuragi=off&sq=M&ei=UTF-8&merge=on&so=gd
http://blogsearch.google.co.jp/blogsearch?hl=ja&ie=UTF-8&q=%E7%94%98%E8%8B%A6%E4%B8%8A%E6%B5%B7&lr=lang_ja

乱筆にて失礼致しました。
 
 
 
今、NHKでアナツバメの生態を・・ (崖ノ猪)
2008-11-16 19:39:55
アナツバメの放送中ですよ!

久しぶりにテレビを観ますか・・・。笑


 
 
 
優れものです。 (nishimura.keiko618@gmail.com)
2010-05-31 02:15:17
今日は燕の巣が女性にとってお肌の強い味方であることが良くわかりました。

特に効果は一ヶ月くらい続けていただくことで出てくるそうです。

余仁生、毎日のように残業続きでお肌にトラブルを感じる香港女性も沢山訪れるそうです。

それはおいしい。

http://hongkong-bird-nest.50webs.com

 
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