子の気持ち

夫がコロナ感染により死亡し、妻もまた感染。
思いあまった母親は、10代の娘と息子を包丁で刺した殺人未遂事件。

この事件を知ったのは昨日。
母親に下された執行猶予付きの判決。
未遂事件とはいえ、我が子を殺そうとした事件ですから
重大な罪です。

最初にこのニュースを聞いた時は
何という親だというのが正直な気持ちでしたが、
母親を刑務所に入れたくないという
子どもたちの思いを聞いているうちに
この判決は、子どもの思いをくみ取ったものだと思いました。

母親に刺されるという、恐ろしい体験をしたにもかかわらず
母を許してやって欲しいという思いが、
私の勝手な推測ですが伝わってきました。



夫をコロナ感染で失い、家計のすべてを夫にゆだねていた
妻の不安はどれほど深刻なことだったことか。
先行きを絶望し、我を失い犯行に及んだのだと思いますが・・・

お母さん、子どもたちと頑張って生きて下さい。
子どもたちはお母さんを許しているのですから。
今以上の苦しみは、もうないと思って乗り越えて欲しい。
きっとご主人様もそう願っている筈です。