鍼灸のこと

我が家にとって東洋医学の世界は繋がりが深く長い。
30年程前まで、高田馬場で開院されていた鍼灸院に通っていたのですが
そことのご縁が、ある事情で途切れ
それ以降、さてさて・・・と探し求めて現在に至ります。

鍼灸院ならどこでもという訳にはいかず
的確な脈診が出来ると言う事は大事なことなのです。

ひょんなことから、巡り合えた鍼灸師。
それが、外山先生でした。

切っ掛けは、主人の不整脈。
心電図での検査等を経て　これは重篤だというくらいの不整脈。
私や子どもたちが触れても、驚くほど飛び飛びの脈。
最終的に、造影剤やら、ニトログリセリンを注入しての検査当日。
主人が、その検査を断ったのです。

何故断ったのか、検査の過酷さもありますが
その少し前に外山先生との出会いがあり
「鍼灸で治せます」と仰ったのです。

それがあったということも有りますが
検査の中止は、主人の最終的な判断でした。
その時　T女子大の担当医が言った一言
「死んでも知りませんよ！」
忘れもしない一言です。
側で聞いていた私の気持ちはマグマが噴火するかの如く。
ぐっと堪えましたよ　主人の気持ちが最優先でしたから。

主人は、「自分の判断に責任を持ちますので」と言い
病院を後にしました。

さてさて、そこから東洋医学と鍼灸の世界での取り組みがスタート。
結論から言いますと、不整脈綺麗さっぱり正常に戻ってます。

前々からずっと思っていることがあって、
人の身体は皆違う。
にも拘らず、処方される薬は同じ量。
骨格も違えば、体重も、内臓の状態も違う。
平均値とか、無難な量と言う感じで処方されるのでしょうが
皆同じがどうも解せない・・っと思っているのです。

東洋医学は、個々の身体を診ながら対応してゆきますから
そこが、我が家に於いての一番のポイントになっています。

人の身体は奥が深い・・と言うお話