和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

脚下照顧。

2013-06-17 | 地震
脚下照顧(きゃっかしょうこ)の四文字。
たとえば、角川必携国語辞典や集英社国語辞典(第二版)には載っておりませんでした。
普通は知られていない四文字。
家の近くに自性院という、鎌倉の建長寺につながる禅宗のお寺がありまして、
そこの古い檀家にお邪魔した際などに、玄関の靴脱ぎ場横に、
この四文字が書かれた木の札がかかっていたりします。
禅宗ではよく知られた言葉のようです。
ということで、私には馴染みのある四文字です。


三省堂国語辞典(第四版)をひらくと
「理屈を言う前に、自分のあしもとをよく見ろ。」とあります。
うん。解釈に勢いがあるなあ(笑)。
ちなみに、新明解国語辞典(第四版)は
「自分自身の足もとを顧みよ」です。

この四文字。たとえば小学校の靴脱ぎ場に「整理整頓」という張り紙があるようなものだろうと、私などは思っております。昔の禅のお寺の靴脱ぎ場は暗い、段差があるから気をつけなさい。という注意書きとしてはじまったのじゃないか。と想像するとたのしい。

地震津波の心配が現実的な昨今ですが、
東南海地震津波への注意喚起が、おもだっています。
けれど、思わぬところで起きるのが地震。
うちも海岸へと歩いて15分ほどの立地です。
地元の脚下照顧ということを思う昨今。

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