自然ウオッチングセンタースタッフのブログ

北海道札幌で、自然観察や環境教育を通し、自然とのふれあいを進め、自然への理解を深める活動を行っている団体です。

冬の自然観察のすすめ~樹木ウオッチング2「冬芽」~

2016年03月04日 | 自然
3月ですね!!春目前です。
ブログに「冬の自然観察のすすめ」をちょこちょこ書こうと思っていたのに、またサボり気味でした^^;

2月に冬の樹木ウオッチングとして、樹皮や樹形の紹介をしましたが、冬の樹木といえばやっぱり「冬芽」ですよね。
春に出てくる葉や花の芽のことを「冬芽」といいます。
秋に葉が落ちた跡と合わせて、まるで顔のように見えるので、「冬の木の顔探し」として自然観察でよく使います。
絵本の「ふゆめがっしょうだん」は、そんなカワイイ冬芽を紹介していて、とても素敵な本です。

顔に見える冬芽の代表といえば「オニグルミ」

「写真:オニグルミ冬芽 枝先部分(頂芽)」
かわいい顔に誰もが納得できるはずです。
「ヒツジにみえる?」それとも「サルの顔?」もっと別の顔に見える人もいるかもしれません。

同じオニグルミの冬芽でも、こちらの顔は、面長でまた違った印象です。

「写真:オニグルミ冬芽 枝の途中(側芽)」

その他にも、カワイイと思う冬芽を紹介します。

綿毛いっぱいの芽を持つ「キタコブシ」ふわふわで触りたくなります。


通称「バルタン星人」は、「オオカメノキ」です。


「オオバボダイジュ」。シンプルな冬芽にも小さな顔がありますよ。ルーペで観察したくなります。

ちょっと怖い顔?!

ツノがあるようにも見えるし、コウモリのようにもみえます。「ニセアカシア」です。


私は、埴輪(はにわ)に見えるのですが、いかがでしょう。
「ノリウツギ」です。

などなど、この他にも森の中にはたくさんの冬芽が待っていますよ。
3月-4月は雪もしまってきて、スノーシューやカンジキで雪の上を歩きやすくなりますし、
冬芽はこれから春に向かってどんどん大きく膨らみ観察しやすくなるので、今が観察おススメシーズンです。

明後日、ときわ自然散歩(9:30ヤマガラ珈琲集合。参加費500円)でもカンジキで冬芽も観察します。
申し込み不要。是非参加ください♪

K
コメント
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