おぶりびょん(その12) ~タマネギと吸血鬼編~

2008年10月11日 | おぶりびょん
アズラ教団の仕事を終えて帝都に戻ったアフロ。
ブラブラと街を歩いて自宅へと戻る。
さて、明日くらいにでもそろそろ皇帝のお使いも済ませておくかね。

お、誰かがこっちに走ってきたぞ。



私の助けが欲しいとなぁ。
今度はどこの教団の方かしら。
話を聞いてみると、

「街の有名人であるアフロさんにぜひ、あって欲しい人がいるんです。
私の夫の上司でセリドゥールって言うんですけど、
とにかく、セリドゥールの家へ行ってもらえませんか?」

ふむ……、どうやら無碍に断るわけにもいかなさそうである。
しかし、こんな夜中に訪れてもいいのかねぇと思いつつも、
とにかく急ぎで!ってことなのでセリドゥールの家へやってきた。



ドアを開けると、

「俺はあの高潔なセリドゥールさんのボディーガードをしているんだ。
野暮ったいアフロが近づくんじゃねぇ!」

……

人を呼びつけておいてこの仕打ち。
部下の教育がなってないぞ。セリドゥール、どこにい……。



いや、うん。
もう驚かないよ。三度目だし。
この新タマネギ、地下室で話がしたいとのことで地下室に案内された。



この新タマネギ、「高潔なる血の騎士団」という
中二病の気配が漂うチームのリーダーをしているらしい。
この騎士団はどんな組織かというと



街の人々を脅かす吸血鬼に立ち向かう。
吸血鬼ハンターだそうだ。
まぁ、アフロは先ほど、その吸血鬼ハンターが吸血鬼化したのを
倒してきたばかりだけどな。

で、アフロに何をお願いしたいかというと、
どうやらこの帝都の近くにロランドという吸血鬼がいるらしい。
ある日、ロランドはレルフィーナという女性を襲った。
そこに偶然、居合わせたタマネギ。
ロランドを倒そうと立ち向かったが、返り討ちにあってしまい、
タマネギが目が覚めたときにはレルフィーナさんは死んでいたそうだ。
タマネギはレルフィーナさんの敵を取りたいが、ロランドは強敵。
そこに最近、帝都に現れたスーパーヒーロー、アフロの噂。
なんとかして私にロランドをやっつけて欲しいというのだ。

なるほど、で?

お前は何の悪さをしたんだ?

経験上、タマネギはたいてい、なにか悪事を働いている。
どうせ、お前も何かしたんだろ?
ロランドの家を調査してくる間に思い出しておけよ!

アフロはさっそく、帝都にあるロランドの元自宅に進入した。



テーブルの上に、レルフィーナからの手紙。
おやおや?
ラブレターじゃないか。
どれどれ……



ずいぶん、ラブラブじゃないか。
というか二人は恋人の関係にあったようだぞ?
なんでロランドは彼女を襲ったんだ?

ふーむ……。
現在のロランドの隠れ家はすでにタマネギが調査済みで教えてくれた。
とりあえず、ロランドのところに行ってみるしかなさそうだ。

つづく……
コメント
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