谷岡氏は同書のうち30ページを割いてブラックジャックにおける確率を論じている。
もちろん必勝法のようなものは存在せず、絶対に勝てるという結論には至っていない。
しかし以下のようなメソッドを打ち立てられた。
(219ページより抜粋)「《簡単な作戦〉
初めのうちは、もう1枚引くべきか否か迷うことが多い と思う。慣れるまでは次の指針にしたがってみてはどうだ ろうか。
①テンカード の親のカードが7以上(7,8,9, 10,A)のと き,あなたも 17点以上になるまで引く。17点以上に なればストップ。
②親のカードが6以下 (2,3,4, 5, 6)のとき, あなたの手が 12点以上になれば常にストップする。 この指針は、意外に有効な作戦であることがコンピュータ解析によって判明している。」
...とのことである。このメソッドを思考ルーチンにしてプログラムを組んでみよう。
プログラムを改造するにあたりその他の指針として、
1 52枚のカードを使い、4分の3(36枚)までを使ったらまたシャッフルする。これで独立事象ではなく従属事象となりプレイヤーの判断材料が増える。
2 ディーラー(親)は17になるまでヒットし、17になったらそれ以上ひかない。
3 ブラックジャックは1.5倍役とする。