[10.8]失速墜落
いかなる航空機であれ、移動フェイズ開始時点に移動力がゼロであるものは失速墜落状態に至り、操縦不能状態となって地上へ向け自然落下する可能性を有していると考える。
移動フェイズ中に、降下あるいは水平飛行を行っている航空機は、その移動フェイズ中に、その最小スロットル設定値以下に移動ポイントしか地図上の移動に消費しなかった場合には、それも失速墜落の危険を有していることとなる。
失速墜落の例
あるF-4がその移動フェイズの開始時点、高度レベル48を水平飛行状態にあり、その移動力とスロットルはともに2であった。
ターン1。移動ポイント2であるため、失速墜落の判定を行う。確率数は一律で12。2d6=9。ファントムは2ヘクス前進。高度レベル48(低高度)。
ターン2。移動ポイント2であるため、失速墜落の判定を行う。確率数は一律で12。2d6=8。ファントムは2ヘクス前進。高度レベル48(低高度)。
ターン3。移動ポイント2であるため、失速墜落の判定を行う。確率数は一律で12。2d6=7。失速墜落。ファントムは移動力を失い、ただちにタイブ1降下に移行する。0ヘクス前進。高度レベル43(低高度)。
ターン4。失速墜落よりの脱出判定を行う。確率数は一律で6。2d6=3。ファントムはタイプ2降下に移行する。0ヘクス前進。高度レベル28(低高度)。
ターン5。失速墜落よりの脱出判定を行う。確率数は一律で6。2d6=7。失速墜落より脱出。タイプ2降下を続行し、高度レベル6を失う。移動力は1 に増加する。自然加速で移動力は2に。2ヘクス前進。高度レベル22 (低高度)。機有エネルギー2。
ターン6。タイプ1降下へ移行。機有エネルギー1を失う。移動力3増加。高度レベル3を失う。5ヘクス前進。高度レベル19(低高度)。機有エネルギー2。
ターン7。水平状態へ移行。機有エネルギー1を失う。機有エネルギー1を移動力に消費。3ヘクス前進。高度レベル19(低高度)。機有エネルギー0。