TOY VOX

管理人VOX6336が昭和レトロな遊びをするだけのブログです。スマートフォンでの閲覧推奨。

チンチロリン 3

2020-04-29 06:18:50 |  ダイス
チンチロリンが出てくる娯楽作品にはどのようなものがあっただろうか。

・漫画『賭博破戒録カイジ』
限定ジャンケンとか、地下チンチロリンとかシンプルなゲームがいちばん恐ろしい。何というか、ゲームそのものよりゲームにいたる経緯なんだろうな、ダメ人間が集まっている中でこういうギャンブルをするという。

・小説『麻雀放浪記』
ドサ健と坊や哲の出会いのシーンは、ドサ健が坊や哲にチンチロリンの必勝法をアドバイスして授業料を巻き上げるというものだった。チンチロリンに必勝法なんて無いのにな。
他にも阿佐田哲也はエッセイ集『ああ勝負師』の中で、韓国のカジノへ行き、サイコロの目を出すのが得意(?)な小島武夫がチンチロリンで大勝ちした話を書いている。

チンチロリンのようなシンプルなゲームの面白さは、どうやら周囲の状況によるようだ。賭け金のレートだとか、参加者のダメさ加減だとか。
もちろんそれをプログラムに組み込む必要はない(ゲーム自体はシンプルなほうがよい)が、すこしだけ手を加えてみた。
TALK機能をつかって、「ゾロ目」、「シゴロ」、「ヒフミ」をしゃべるようにしてみた。それだけ。






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チンチロリン 2

2020-04-29 05:38:22 |  ダイス
チンチロリンのローカルルールを確認するためにWikipediaを見てみたら、谷岡一郎『確率・統計であばくギャンブルのからくり』が参考文献にあげられ、その確率計算が「間違いである」と批判されていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/チンチロリン

谷岡氏がドローを計算に入れていないのは、ドローを計算に入れる必要がないという考え方に基づくものであり、間違いではない。
そもそも研究者が研究者を批判するのであれば実名でするべきであり、論文をもってするべきである。悪質なWikipedia記事であると感じた。

話がそれてしまった。元に戻そう。

さて、チンチロリンの出目の確率計算というのは学問としては面白いが、実は意味がない。一人でやるのならそうだろうが、相手も同じ確率で目を出すのだからチンチロリンの勝率は1/2である。より正確にいうのなら人数分の1である。
麻雀やポーカーのように「強い、弱い」」があれば別だが、チンチロリンの場合サイコロをふるだけでプレイヤーに考える要素・選択する要素はない。
ほかのギャンブルと同じく親が有利であるが、チンチロリンの場合親は回り持ちになる。
したがってチンチロリンの勝率は人数分の1であるといえる。

チンチロリンの面白さは、同じ条件下で運だけに頼って金銭のやり取りをするところにあるのだろう。頭をつかうギャンブルは、馬鹿なやつは利口なやつに負けて金をとられるばかりである。チンチロリンなら(vox6336のような)馬鹿でも利口なやつと対等に勝負ができる。

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