追記。ロシアはNATOの東方拡大を安全保障上の大きな脅威であると見做している。
故ゴルバチョフ氏の発言。
「「(ウクライナ危機について)緊張を望んでいる人たちがいるのです。私は緊張を高めるためのアメリカの作戦だと思いますよ。アメリカの行動を見てみなさい。せっかく冷戦を終わらせることで合意したのに、また事件が発生するとは」
(山内聡彦とNHK取材班『ゴルバチョフが語る冷戦終結の真実と21世紀の危機』、NHK出版新書、2015年)
ロシアは「ウクライナ危機はアメリカがもたらしたものだ」と考えている。そのアメリカがロシア・ウクライナ間の仲裁に入るならば、先ずはウクライナを批判するところから始めなければならないだろう。そうでなくてはロシアをテーブルに付かせることは出来ないからだ。実際に前大統領は出来なかった。
そう考えると例のあれは、あれで良かったのかもしれないな。