いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

オランウータンはカナリヤ

2010-03-05 19:37:49 | Weblog
ある女性フォーラムで地球温暖化の話しをさせて頂きました。
話しの内容は、地球温暖化はCO2の排出量の問題が
強調されていますが、

森が消えてどんどん砂漠化してその面積が拡大している事、

そのために生きている地球の根源、水と大気の循環が壊れている事、
そのために世界的に気侯変動が起こっていることをお話しし、

その中でも特別の森「熱帯雨林」を守る必要性、オランウータンを
守る必要性に付いてお話をさせて頂きました。

講演後の質問で、たくさんの動物がいるのに、どうして
オランウータンを保護したり支援したりしなければいけないのか?
という質問を頂きました。

人が伐採した熱帯雨林ではオランウータンは生きて行けないこと、
1頭が100ヘクタールの森を歩き回って、
植生の適正な配置の森づくりに貢献していることをお話ししました。

そして、オランウータンは、有毒ガス検知のために使われる
カナリヤのような存在で、
彼らが住めない熱帯雨林は多様な生物種で作られた生態系の

壊れた森であり、被害者の象徴である事を伝えさせて頂きました。

オランウータンは400種もの食物を食べるそうです。
食物は、イチジク、ドリアンなどの果物、葉、木の皮、花、
つる、ナッツなどの植物、ハチミツ、昆虫などです。
稀に小さな哺乳類や土を食べることもあります。

オランウータンは、樹の上に毎日新しい巣を作って眠ります。
オランウータンはどのくらい頭がいいのか?

オランウータンは、とても賢い動物です。
彼らは実をつけた樹がどこにあるか(空間の記憶)、
また実がいつなるのか(時間の記憶)を覚えているようです。

人の手で伐採された森では、彼らの記憶が生かせないので
住めないのかも知れません。

このように賢く、DNAレベルで2%余りしか人類と違わない
オランウータン。

毎年2千頭もの野生のオランウータンが消えていると言われています。

彼らの、生前の危機を生み出しているのは、自然環境への配慮を欠いた
人類の活動がオランウータンの脅威になっているのです。

オランウータンにとって最も深刻な脅威は、
彼らの住む熱帯雨林は材木や紙の原料のパルプとして伐採されています。

また、ヤシ油のプランテーションや金鉱を開発するためにも、森林は伐採されます。

不法な森林の伐採、農地・プランテーションの開発などは後を断ちませし、
森林火災も生息地減少のもう1つの原因となっています。

このような事態を招いている人間活動は、賢い所業とは言えません。
次世代へ継承すべき自然環境を破壊して、自分たち自身も被害を受けて、
多くの被害を生み出している現状を直視して、

何が大切か冷静に判断することが、一人一人に求められています。

一人一人の正しい判断で、社会を変える時代です。
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オランウータンを守る

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