いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

素朴な疑問

2010-01-30 18:28:52 | Weblog
◎オランウータンを救えないで人類は救えるのか?
素朴な疑問です。

私とボルネオのオランウータンのリハビリセンター(BOS)
との出会いは1996年です。

はじめてこのリハビリセンターに連れて行かれて、オランウータンに
どのようなリハビリが必要なのかわかりませんでした。

当時そこの施設では、街でペットで売買をされている赤ちゃんの
オランウータンを見たインタナショナルハイスクールの子供たちが、

「かわいそうだから、森に帰してあげようよ!」という発案で、
孤児にされてしまったオランウータンを、森で生活できるように

餌のとり方や木の登り方、
寝床の作り方(オランウータンは樹上生活者で木の上に寝床を作ります)
など訓練して森に帰してあげるための施設でした。

オランウータンは、生まれて8年間は子どもと母親が共に生活をして、
生き方、生活の仕方などすべてを教えるそうです。

ですから、その期間は子どもを生まないので生涯3頭しか出産しません。

ある意味、自然のキャパシティーを考えて生きる生き方は、人類よりも
合理的で理性的です。
生活面ででも他の動物を傷つけたり、自然を壊したりしません。

食べ物も果物や木の葉、アリや昆虫を食べて生きていて、
他の生物を必要以上に採取しません。

森を歩き回り、食べた木の実の種子を適正にばら撒いて、
次世代の樹木の生育のお手伝いをします。

熱帯雨林の樹木の種子はサイズが大きい物が多いので、
自然落下や風で運ばれるだけでは広がりにくいのですが、

オランウータンがこれをカバーしているのです。

まさに、生きていることが自然環境をよくする優れた動物です。

それに引き換え人間は、このような思慮深い、無抵抗な動物の
自然の生活環境を自分たちのエゴな生活のために

30年から40年という短い期間に、木材を伐採して
天然林を破壊して、彼らを絶滅の危機に追い込んでしまいました。

訪問したリハビリセンターには
「ぐったりした元気のないオランウータンは
肝炎で、人間にうつされたんだ」とか、

「オランウータンと人間のDNAは2%しか違わないんですよ」
という話を聞いた時、知らないことばかりで驚かされました。

その現場ではじめて、
わたしたち人間はオランウータンたちを窮地に
追いやっているだけでなく、熱帯雨林の自然環境を壊し、

地球を瀕死の状態にして、
人類自身の未来をも壊しているということに気づかされました。

彼らは、生きていることそのものが自然を守っているのです。

自然を壊し、利用して結果的に自分たちの生存環境を劣化させ、
次世代の生存の危機を招いている人間よりも思慮深い生き方です。

国連の発表でも絶滅まであと1分と

本当に「絶滅の危機を迎えているオランウータン」は、
いまや住める森がどんどん無くなって厳しい環境にあります。

オランウータンの危機は明日の人類の危機だと感じています。
考えてみれば、人類が滅びない保証はどこにもありません。

人類に一番近い霊長類
「オランウータンの生存の危機」を救えないで、

人類の生存のために不可欠な生物多様性の維持ができるのでしょうか?

日本の高度経済成長の陰で
「消え行くインドネシアの熱帯雨林とオランウータン」

日本人の良心に訴えて、わずかに残された天然林を
トラスト寄付で残すために活動を始めました。
壊してから植林で再生するより、
比べのにならないほど安きコストで、天然の森を残せるのです。

このような大切で生命を守るために役立つ話しも
政治家や行政の人々には届かない。

そんなお金を当てにしないで、
市民の力で生命の森を守りましょう!

100年間、一坪(3.3平方メートル)あたり1円で保護林を
確保できます。

あなたの心あるお金が100年先まで
地球環境の保全のために役立ちます。

100年後までも
子供たちの豊かな自然を残すためにも
多くの皆様のご協力をお願いします。

オランウータンのためは、人類のためでもあります。

ボルネオ オランウータン サバイバルファンデーション

■人類だれでもできる究極の温暖化対策は?
世界平和の森づくり

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