いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

1円で100年先まで。。。

2010-02-09 14:01:43 | Weblog
素朴な疑問として、
オランウータンを救えないで人類は救えるのか?
とつくづく思います。

私とボルネオのオランウータンのリハビリセンター(BOS)
との出会いは1996年です。

当時この施設は、街でペットで売買をされているオランウータン
の子供を見たインタナショナルハイスクールの子供たちの発案で、

人間活動のために孤児になったのオランウータンを訓練して
森に帰してあげるための施設でした。

運営費は子供の父兄や先生方が寄付や会員を募集して活動を
しているとの事で、運営費の確保が大変だという話しを
伺いました。

そして、「ぐったりした元気のないオランウータンは肝炎で、
人間にうつされたんだ」とか、

「オランウータンと人間のDNAは2%しか違わないんですよ」
という話を聞いた時、知らないことばかりで驚きました。

その場、人間はオランウータンたちを窮地に追いやっているだけ
でなく、熱帯雨林の自然環境を壊し、地球を瀕死の状態にして、
人類自身の未来をも壊しているということに気づかされました。

最初の訪問以来13年支援を続けてきましたが、
現在、大きな転換時期を迎えています。

オランウータンは「森の人」「森の哲人」とも呼ばれていて、
とてもおとなしく賢い動物です。

森を歩き回りながら、食べた果物の種を撒き散らして、
熱帯雨林の保護、育成と安定に貢献しているのです。

すべてと調和して、生きていることそのものが
「自然を守っている」のです。

自然を壊し、利用して結果的に自分たちの生存環境を劣化させ、
次世代の生存の危機を招いている人間よりも
遥かに思慮深い生き方です。

国連の発表でも絶滅まであと1分
と本当に「絶滅の危機を迎えているオランウータン」は、
いまや住める森がどんどん無くなって厳しい環境にあります。

オランウータンの危機は明日の人類の危機だと感じています。
人間が地上で生きる動物の一種であることから考えてみれば、
人類が滅びない保証はどこにもありません。

人類に一番近い霊長類「オランウータンの生存の危機」を
救えないで、生物多様性の維持ができるのでしょうか?

11月のはじめにインドネシア・バリックパパン市の郊外
サンボジャ地区にあるオランウータンのリハビリ施設でNHKの
取材を受けました。

その際にインドネシアのオランウータン保護財団(BOS)の
理事長ブンガランサラギ氏(元農業大臣)と面談をさせて
頂きました。

その席で「2015年までに檻の中でのオランウータンの
保護・訓練は止めて、自然の森で保護する方針が政府の
方針として話しを伺いました。

その対策として、オランウータンを放してあげる天然の森が
必要で、林業省より今後100年間の保護林区の許可を
とりました。

「BOSは財団」なので、その保護林区を確保するためには
政府に森林の利用料金を支払う必要があります。

そのための資金を協力を是非日本にお願いしたいのです。

オランウータンはインドネシアにしかいない地球の大切な財産
だから、守って行くために是非、
日本人の皆さんにも協力をして頂きたい」と訴えられました。

日本の高度経済成長の陰で
「消え行くインドネシアの熱帯雨林とオランウータン」
日本人の良心に訴えて、トラスト資金集める活動を
始めています。

100年後までも子供たちの豊かな自然を残すためにも
多くの皆様のご協力を願お願いします。

わずか1円を寄付するだけで、1坪の熱帯雨林を
100年先まで保護できます。

全体は、106,000ha(3億21万坪)を保護林として
ゆきます
NPOボルネオ オランウータン サバイバルファンデーション 日本
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