いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

干支のトラよりオランウータンのわけ

2010-01-05 20:14:09 | Weblog
今年の干支「トラ」は古来より、アジアの文化のなかで
「力」や「威厳」の象徴として毛皮などにして親しまれてきました。

トラは、アジア大陸に分布する、ネコ科最大の動物ですが、
オランウータンと同様に絶滅の危機にあります。

100年前の20世紀初頭には、10万頭が生息していたそうです。
現在ではその4%、約4,000頭前後にまで減少しています。(WWF)

トラはかつては、毛皮や頭部を剥製にした壁飾りとして、
狩猟の犠牲になり、その後は漢方薬の材料等として密猟が

繰り返され、合わせて生息環境の破壊に脅かされています。

オランウータンも同じ100年余りで8%程度まで激減しています。

減少率を見るとトラの方がより危機的ですが、
トラは肉食獣で食物連鎖・生態系の頂点に立つています。

自然界におけるトラは鹿やイノシシなどの動物を食べて、
生息頭数が増え過ぎるのを防い生態系の維持に貢献しています。

一方、オランウータンは、果物や木の葉などや昆虫を食べる動物で
他の動物を食べるような動物ではありません。

どちらも自然界のなかで大切な役割を果たしています。
どちらも人間にエゴが招いている生態系の破壊の被害者です。

私がオランウータンを支援しているのは、

彼らはなにも他の動物を害さない動物なのに、
私たち人間の活動により熱帯雨林が破壊されて、

その結果、棲家の森を失って生息数が激減しています。

熱帯雨林減少の被害者の象徴だからです。

熱帯雨林減少の分布状況とオランウータンの生息分布は
確実に連動しています。

熱帯雨林に生息して、森の生態系を守る役割をしているの
がオランウータンです。

地球上の酸素供給や生物種の約50%が熱帯雨林に依存しており
私たち人類の生存にとっても大変重要な森を守ってくれる
とても大切な存在なのです。

オランウータンが守ってきてくれた熱帯雨林の生態系を
人類が変わって維持するには、膨大な費用と長い時間が
かかります。

そのためにもオランウータンの支援により熱帯雨林が守られて、
人類の生存環境がよりよくなる相互関係があるからなのです。

オランウータンがかわいいから、
オランウータンがかわいそうだから、

という理由だけではないのです。

今年の干支「トラ」を守る事も大切ですが、

このような背景から優先度はDNAレベルで2~3%しか人類と
違わない「オランウータン」にあると考えています。

オランウータンオ住める森を残すことは、人類が生存するための
森を残すことなのです。

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