長年の年賀状を終わりにして

　昨年は11月にペットがあの世へ旅立ち、とても年賀状など出す気がしなかった

ため、友人達には断ったけれど、いつも頂いている方々には、とうとう出さなかった。

すでに20年以上年賀状だけの方が多く、また読者で一度もお目にかからない方、また

カウンセリングをした方からのお便りもあり、相当頂いていたが、すべてその方々に

毎年出していた。頂いた主な方々には、お礼と近況報告を兼ねてお便りを差し上げた。

　そして今年はそのすべての方々に、11月に年賀状のお礼と、年頭のご挨拶の卒業と

近況のお便りを発送した。

そのため今年の年賀状はぐっと減ったが、それに対して親しかった方からは、丁寧な

お便りを頂いたり、「あなたのファイトと情熱に脱帽です」「これからもあなたの詩

を歌い続けて下さい」などのメールを頂いた。同世代なので、やはり年賀状は止める

つもりだったようだ。出版社の編集者からの年賀状も何通か頂いたが、それはまたとて

も嬉しかった。元旦に沢山頂く年賀状を1枚づつ見るのは、とても楽しかったが、年末

にはこちらからも、その発送をしなければならない。だんだんそれが負担になってきた

今までの経験では、75歳頃から年賀状を止める人が多くなるようだ。

　年齢が増すごとに、と共に少しずつ何かをカットして行く、これもまた人生の

道かも知れないと思っている。

 

緊張が走った今朝

　ゴミ出しは夫の仕事で、ベランダのごみ箱から袋を持ち出し、家の中のごみを入れ

たが、そのまま夫はベッドへ入った。「どうしたの？」と聞いたら「息苦しいんだ」

と言った。私は一瞬サッと緊張した。急いで着替え、とりあえず家の前までごみを

出してから、「もしかしたら、また救急車？」と不安を感じて、保険証や大学病院

の診察券など手早く準備し、バッグへ入れた。一昨日はデイホームで散歩へ行く

時に、体の不調を訴えたため、室内で休んでいたが、午後からは元気になりふつうに

過ごせた、と連絡を受けたので注意はしていた。

　しばらくベッドにいたので、よかつたら食事をと勧めたら、起き上がりトーストを

半分食べたが、今まだベッドに入って眠っている。最近体力が衰えたことを感じて

いるが、比較的元気なので安心したが、長年本態性高血圧症の治療を受けていて

救急車で何度か入院して、70歳の時初めて「狭心症」と診断され、現在はステントが

3・4個体内に入っている夫。素人なりに健康管理は十分しているつもりだが、87歳の

夫はいつ何があるか分からない。とりあえずデイホームを休むことを連絡したが、今

少々浮かれ気味の自分、「何より夫の介護を最優先」だが、自分の健康管理を合わせ

てしなければと、心を引きしめた今朝だった。

混声合唱団の練習

昨夜はレッスン場所が変わり、千歳船橋の「桜が丘センター」だった。

東京農大カルチャースクールに4年間通っていたので、その近くなら何となく分

かると思ったが、夜だし人一倍方向オンチなので、実は不安だった。

すると電車の中でSさんに会って、私はラッキーとホッとしたが、1年ぶりで

復帰した混成合唱団。すると、来月あの東京オペラシティの大ホール「シニアTOKYO

合唱フェスィバル」に「友好出演」し「魔女の唄」とシューベルトの「鱒」を歌う

そうで本当に驚いた。でも、何だか導かれたようで、私はとても不思議な気がした。

　

 その日はある合唱団を見学し、あまりに程度の低さにガッカリすると同時に

一度退団した主催者に「またカンバックしてよろしいでしょうか？」と、即電話

したのだ。すると「魔女お帰りなさい」と、先生も団員達も歓迎してくれた。

　過去に入った合唱団ではもっともレベルが高く、1年休んでいた私はついていくのは

大変だが、私の一言がきっかけでできた「魔女の唄」は世田谷合唱祭で唄ったので

困らない。でも、「鱒」は実に難しいが、譜面を見ながら先生の指揮に合わせて、混声

でハモるのは本当に楽しい。歌っているときは何にも考えずに、ひたすら集中できる

ので、私にとっては最高の気分転換になり、復帰して良かったと改めて感じた。

 

とても嬉しかつた今朝

　我が家では長年、ゴマ、お茶、だしはミルサーで挽いているが、先日壊れたのか

渋谷使えなくなり、渋谷のビックカメラへ買いに行ったが、そこには品物がなく

新宿へ行くつもりだった。昨日シニアスクールで会った友人にそれを言ったら「アマ

ゾンで買えば」と言われたが、何故か私はしばらく前に登録したのに、買えなくなった。

そのため、アマゾンで型番を調べた友人に頼んだら、何と今朝9時前に届いた。

　

早速開けて使って見たら、以前のよりずっとパワーがあり、私はすっかり嬉しくなり

ゴマ、お茶（その後お茶ひきに欠ける）煮干しを粉にしながら、すぐに友人に「感謝

感激、雨あられ！」とお礼のメールをしたが、こんな嬉しいことは久しぶりだった。

　これから何年お世話になるか分からないが、大切にしようと思った。

　我が家では味噌汁のだしには、厚切りのかつお節と、煮干しの頭と内臓を取り粉に

して食べているが、とても美味しく、カルシウムもタップリ摂れて、とてもヘルシーだ。

ことに煮干しは大変手間がかかるので、テレビを見ながら作るが、自分でも「ようやるわい」

と思うが、そのため老夫婦は健康なのかも知れない。

※面倒な煮干しの処理

事務的な仕事大嫌い

　私は数字に弱く、整理整頓は大の苦手だ。でも個人申告の時期がやってくると

そのための資料を税理士事務所へ提出しなければならない。

 それは一応3か月後に簡単な整理はしてあるが、過去にはすべてスタッフに任して

いたので、私はまったくやったことはなかった。夫だけではなく私も同じだが、お互い

に事業主だったので別々に申告をしなければならない。

　医療費、収入、その他経費、貯金通帳のコピーなど、私はそんなことが本当に大嫌い

だが、夫が認知症になってから仕方がなくやっている。将来的な事を考えてと、友人に

アドバイスでされ、私も夫が長年お世話になっている税理士事務所に変えた。

　仕入れ、貸し売りなどないごく単純な事でも、実に面倒くさいし、書類は全部揃えて

税理士事務所へ提出しなければならない。でも、何日かかけて一応整理がついたので

税理士事務所から何時取りに来ても、良い状態になって今ホッとしている。