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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●技法俳句045・オノマトペ05・鍵和田秞子

2011-06-17 00:32:06 | 特集俳句

技法俳句045・オノマトペ05・鍵和田秞子

○「芍薬のゆさゆさと夜が生きてをり」(鍵和田秞子01)

○季語(芍薬・夏)

【鑑賞】:芍薬の花が揺れています。生きている夜がゆさゆさと花を揺らしているのです。

 

鍵和田秞子(かぎわだゆうこ)(1932~2020)

○好きな一句「すみれ束解くや光陰こぼれ落つ」02

○季語(すみれ・春)

【Profile】:神奈川県生まれ。お茶の水女子大国文科在学中より句作。「たちばな」「季節」を経て1963年「→萬緑」入会。→中村草田男に師事。1975年「萬緑」賞受賞。1977年『未来図』により第1回俳人協会新人賞受賞。1984年府中市で「未来図」創刊、主宰。萬緑賞、俳人協会新人賞など受賞。俳人協会理事。2002年『胡蝶』により第45回俳人協会賞受賞。→井本農一に俳文学を学ぶ。

鍵和田秞子掲載句

03ひぐらしや雲は裏より茜帯び(ひぐらし・秋)〈色彩・茜色〉2015/8/12

04消えてより蜥蜴の蒼さ長崎忌(長崎忌・秋)〈色彩・蒼〉2016/8/9

 

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