俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句047・幻聴02・松瀬青々
○「日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり」(松瀬青々01)
季語(日盛り・夏)
夏の日盛りのなかを蝶が数匹まつわり飛んでいます。たがいに触れあう音が聞こえるようです。「幻聴」は沈没した戦艦からの打電を聞いたという→川崎展宏の→「『大和』よりヨモツヒラサカスミレサク」に続いて2回目です。
○松瀬青々(まつせせいせい)(1869~1937)
代表句「貝寄せや愚かな貝も寄せて来る」02
季語(貝寄せ・春)
大阪市東区大川町の出身。ホトトギスに投句。→高浜虚子、ついで→正岡子規にも激賞される。ホトトギスの編集に従事し、大阪朝日新聞社に入り、「朝日俳壇」の選に終生当たった。1901年「宝船」を創刊、1915年「倦鳥」と改題、関西俳壇の大御所として活躍した。