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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句045・不明04・宇多喜代子

2011-06-16 00:32:01 | 方法俳句

●方法俳句045・不明04・宇多喜代子

○「日盛りを長方形の箱がくる」(宇多喜代子01)

○季語(日盛り・夏)

【鑑賞】:ぎらぎらと太陽が照りつける夏の日盛りの中、「長方形の箱」が来ました。具体的に何かはわかりませんが、おそらくは「バス」か「電車」あたりでしょうか。あるいは「柩」まで思いが及ぶことも。

 

宇多喜代子(うだきよこ)

○好きな一句「落雷の一部始終の長きこと」02

○季語(落雷・夏)

【Profile】:1935年、山口県徳山市生まれ。1953年、「獅林」の遠山麦浪の手解きで俳句をはじめ、のちに「獅林」に拠り、麦浪の後継者前田正治に師事。1970年に創刊された「草苑」に拠り、→桂信子に師事。同誌同人。1981年から1999年まで「未定」同人。桂信子没後、「草樹」会員代表。2000年より現代俳句協会副会長。1982年、第29回現代俳句協会賞を受賞。句集『象』により2001年度第35回蛇笏賞受賞。2006年度より女性初の第5代現代俳句協会会長。

宇多喜代子掲載句

03旅おえてまた梟に近く寝る(梟・三冬)〈特集356・旅の俳句1-5〉2017/11/10

04冬の月はちみつ色に漂えり(冬の月・三冬)〈色彩361・はちみつ色1〉2017/12/13

05土色にいつしか慣れて冬支度(冬支度・晩秋)〈色彩552・土色1〉2021/10/13

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