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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句045・腕02・正木ゆう子

2011-06-14 00:07:47 | 五体俳句

○五体俳句045・02・正木ゆう子

○「双はさびしき岬百合を抱く」(正木ゆう子01)

○季語(百合・夏)

【鑑賞】:百合の花束を抱いている両方の腕。その双腕の端に淋しい岬の突端を感じました。隠喩を生かした句です。

 

正木ゆう子(まさきゆうこ)

○好きな一句「やがてわが真中を通る雪解川」02

○季語(雪解川・春)

【Profile】:1952年、熊本県熊本市生まれ。お茶の水女子大卒。1973年、兄→正木浩一の勧めで句作を始め、兄の所属していた「」に入会。→能村登四郎に師事。「沖」「紫薇」同人。第1句集「水晶体」は独自の作風で注目を浴びる。1993年兄の遺句集「正木浩一句集」編集出版。2000年「起きて、立って、服を着ること」で第14回俳人協会評論賞受賞。2003年句集「静かな水」で第53回芸術選奨文部科学大臣賞。2001年から読売俳壇選者。

正木ゆう子掲載句

03地下鉄にかすかな峠ありて夏至(夏至・仲夏)〈次元284・二十四節気=夏至〉2016/6/21

04永き日の蘖えさうな象の脚(永き日・晩春)〈方法580・直喩128さうな2〉2022/4/28

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