俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○技法俳句043・比喩(直喩)=ごとく05・鷹羽狩行
○「夜の新樹詩の行間をゆくごとし」(鷹羽狩行01)
○季語(新樹・初夏)
【鑑賞】:仕事帰りの初夏の夜、街路樹が両側に並んでいます。そこを通り抜けるとき、まるで詩の行間を歩いていくようです。
○鷹羽狩行(たかはしゅぎょう)(1390~2024)
○好きな一句「摩天楼より新緑がパセリほど」02
○季語(新緑・初夏)
【Profile】:山形県鶴岡市生まれ。15歳で俳句をはじめる。1946年、「青潮」(佐野まもる)に投句、のち同人となる。1948年より→山口誓子に師事、「天狼」に所属。1960年第11回「天狼」賞を受賞し天狼同人となる。1964年、→秋元不死男に師事。「氷海」に同人参加し編集担当。1965年、句集『誕生』により第5回俳人協会賞受賞。1968年、第9回「スバル」賞受賞。1978年「狩」創刊、主宰。『平遠』で芸術選奨文部大臣新人賞。2008年『十五峯』で第42回蛇笏賞、第23回詩歌文学館賞受賞。
↓
鷹羽狩行掲載句
03胡桃割る胡桃の中に使わぬ部屋(胡桃・晩秋)〈次元62・割る(空間)1〉2011/11/20
04母の日のてのひらの味塩むすび(母の日・初夏)〈五感128・味覚11塩味1〉2013/5/11