俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句044・聴覚010・廣瀬直人
○「雨音を野の音として夏座敷」(廣瀬直人01)
季語(夏座敷)
この夏の座敷は周囲を野にかこまれているのでしょうか。聴覚が野の雨の音と、内の座敷の音を聴き分けています。
○廣瀬直人(ひろせなおと)(1929~2018)
代表句「正月の雪真清水の中に落つ」02
季語(正月・新年)
【Profile】:山梨県一宮町生まれ。東京高等師範(現筑波大)卒。郷里で高校教師を勤める。1947年「雲母」入会。→飯田蛇笏・→飯田龍太に師事。1961年同誌同人。1992年「雲母」終刊後、1993年、「白露」創刊主宰。『風の空』(平成20年角川書店)により第43回蛇笏賞受賞。
廣瀬直人掲載句
2013/12/08 03十二月八日ごつごつ石ばかり(十二月・冬)〈次元・月〉
2014/02/04 04立春の顔呆けたる仰臥かな(立春)〈五体・顔〉