俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○技法俳句025・リフレーン03・飯田龍太
○「一月の川一月の谷の中」(飯田龍太01)
○季語(一月・冬)
【鑑賞】:飯田龍太の代表句のひとつとされている句です。句がリフレーンによって「一月」・「川」・「谷」のみの構成となり、揺るぎがありません。
○飯田龍太(いいだりゅうた)(1920~2007)
○好きな一句「紺絣春月重く出でしかな」02
○季語(春月)
【Profile】:山梨県東八千代郡境川村生まれ。父武治(→飯田蛇笏)、母菊乃の四男。国学院大学国文科卒。1957年現代俳句協会賞。1969年第20回読売文学賞。蛇笏没後30年の1992年8月、自らの手で900号の歴史を重ねた「雲母」を終刊した英断は俳壇に衝撃を与えた。
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飯田龍太掲載句
03腰掛けてゐる石も墓鳥雲に(鳥雲に・春)〈五体34・腰2〉2011/3/29
04花栗のちからかぎりに夜もにほふ(花栗・夏)〈五感43・嗅覚8〉2011/5/30
05馬の瞳も零下に碧む峠口(零下・冬)〈色彩107・碧2〉2012/12/12
06かたつむり甲斐も信濃も雨の中(かたつむり・三夏)〈特集442・旧国名俳句〉2019/8/1
07鰯雲日かげは水の音迅く(鰯雲・三秋)〈五感499・聴覚121〉2020/10/4