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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●技法俳句033・比喩(直喩)=といふ01・阿部みどり女

2011-03-25 20:32:19 | 特集俳句

●技法俳句033・比喩(直喩)=といふ01・阿部みどり女

○「めまぐるしきこそ初蝶といふべしや」(阿部みどり女01)

○季語(初蝶・春)

【鑑賞】:その春に初めて見た蝶を「初蝶」といいます。初蝶を見た時期や蝶の種類や色は人それぞれに異なります。生きのいい初蝶はめまぐるしく舞っています。被災地はまだまだ雪の舞う厳しい寒さです。いつ初蝶の姿が見られるのでしょうか。

 

阿部みどり女(あべみどりじょ)(1886~1980)

○好きな一句:「春水を押しくぼまして風が吹く」02

○季語(春水)

【Profile】:北海道札幌市生まれ。病気のため北星女学院中退。1929年俳句入門、「ホトトギス」に投句し、→高浜虚子に師事。→長谷川かな女・→高橋淡路女らとホトトギス婦人句会を結成。写生俳句に専心し、その徹底を図って森田恒友について絵を学ぶ。後、ホトトギス同人となる。1932年東京にて『駒草』創刊。→星野立子の『玉藻』、→杉田久女の『花衣』に次いで三番目の女性主宰誌。昭和19年仙台市に疎開し以後定住し『駒草』復刊。1978年、 『月下美人』で第12回蛇笏賞(女性初)。


阿部みどり女掲載句
03紫陽花の夕の藍に羽織りけり(紫陽花・仲夏)〈例句〉2024/9/10

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