俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句178・比喩(直喩)=やうな3・大牧広01・2014-06-12(木)
○「かぶるなら翼のやうな夏帽子」(大牧広01)
○季語(夏帽子・三夏)
【鑑賞】:「やうな」「やうに」「やう」「ような」などと使われる直喩。この夏帽子はかぶると空を飛ぶことができます。どうせ被るのならそんな夏帽子ですね。
●大牧広(おおまきひろし)(1931~2019)
○好きな一句:「遠い日の雲呼ぶための夏帽子」『父寂び』(1982)02
○季語(夏帽子・三夏)
【Profile】:東京都出身。→石田波郷に入門。のち「沖」の→能村登四郎に師事。沖新人賞、沖賞受賞。1989年、東京で「港」を創刊主宰。第64回現代俳句協会賞受賞。「俳句界」特別賞。『正眼』により第3回俳句四季特別賞、第30回詩歌文学館賞、第15回山本健吉賞受賞。『朝の森』により第53回蛇笏賞受賞。
↓
大牧広掲載句
03成人日こんなに重い『大辞林』(成人日・冬)〈五感・質感=重〉2016/1/11
04ふらここに昭和の軋みありにけり(ふらここ・三春)〈五感429・聴覚106〉2019/4/29
05三月十一日以降の海を信じない(三月十一日・仲春)〈特集469・地理用語1-8(海)〉2020/3/11