俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句382・比喩(直喩)=といふ5・櫨木優子1・2018-6-7(木)
○「水といふ美しき檻水中花」(『水中花』1988)(櫨木優子1)
○季語(水中花・三夏)(「俳句201707・創刊65周年記念付録・現代俳人名鑑Ⅲ」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:句集名となった句。水中花も一度は檻の中から出てみたいと願っているのかも知れない。
●櫨木優子(はぜきゆうこ)
○好きな一句「まだ水の色の勝ちたる植田かな」2
○季語(植田・仲夏)
【Profile】:1945年愛媛県出身。1979年「狩」入会。1990年弓賞受賞(特別作品)。1999年巻狩賞受賞(同人賞)。2000年狩白羽同人。俳人協会会員。
↓
↓
〇特集:「方法俳句・比喩(直喩)=といふ」の四季
《春》
「→めまぐるしきこそ初蝶といふべしや」(阿部みどり女)季語(初蝶・初春)『月下美人(1977)』(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)2011/3/25
《夏》
「↑水といふ美しき檻水中花」(櫨木優子)季語(水中花・三夏)『水中花(1988)』(「俳句201707・創刊65周年記念付録・現代俳人名鑑Ⅲ」より引用)2018/6/7
《秋》
「→蜩といふ名の裏山をいつも持つ」(安東次男)季語(蜩・初秋)『裏山(1971)』2011/8/12
《冬》
「→活ける華なし冬木立といふ剣山」(河野薫)季語(冬木立・三冬)『大倉山(2004)』(「俳句四季201705」より引用)2017/12/20