俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○技法俳句020・比喩(直喩)=ごとく01・加倉井秋を
○「折鶴のごとくに葱の凍てたるよ」(加倉井秋を01)
○季語(葱、凍てる・冬)
【鑑賞】:白葱が凍てついて折れ曲がっています。あたかもひしゃげた折り鶴のように。
●加倉井秋を(かくらいあきを)(1909~1988)
○好きな一句:「すれ違つてから金魚売は呼ぶ」02
○季語(金魚・夏)
【Profile】:茨城県生まれ。少年時代は横浜で過ごす。神奈川県立横浜二中を経て東京美術学校建築科を卒業。建築家として活躍。武蔵大学教授。俳句は→富安風生に師事。「若葉」編集長。戦後「諷詠派」を発行。「冬草」の雑詠選者を経て主宰を継承する。第24回俳人協会賞受賞。
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加倉井秋を掲載句
03笹鳴や妻いくたびも燐寸擦る(笹鳴・三冬)〈次元30・反復(時間)3〉2011/2/13
04洋傘しか抱くものなし毒消売(毒消売・三夏)〈特集283・傘の俳句1-2〉2016/6/17
05田舎から母が来る日百合咲く日(百合の花・仲夏)〈特集536・いろは俳句3-5(ゐ)〉2021/6/25