俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句645「風すこしなまぐさき畦塗りにけり」(河野閑子)

2024-04-22 04:56:00 | 五感俳句

●五感俳句645・嗅覚121・河野閑子01・2024-04-22(月)
○「風すこしなまぐさき畦塗りにけり」(河野閑子01)
○季語(畦塗・晩春)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:畔塗りの土に風が呼応している。この生臭さは畔の土に滋養を与え、さらに風はその土によって生臭さを得る。


河野閑子(こうのかんし)(1916~1985)
○好きな一句「バー温し年豆妻が撒きをらむ」02
○季語(年豆・晩冬)(→「ハイクノミカタ-塚本武州」より引用)

【Profile】:兵庫県尼崎市出身。鉄鋼技術者。新興俳句運動の影響下に俳句を始め、主情性を追及した俳人。→日野草城、→安住敦に師事。

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