重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

警察ネタ2撮。

2009-03-31 | つれずれ
街で見かけた警察ネタ2撮。


その1――。



よく見ますよね、駐車禁止など知らせるカラーコーン。

でも。

「愛知県警中警察署」の貼り紙がある、名古屋市内中心部で見たこのカラーコーンは、
ご覧の通り、風雨に晒され、材質がすでに劣化しつつあるのがよく分かります。

つまり、
かなり長期間この場所に置かれたままと推察されるわけで、
言い換えればこのカラーコーンは
路上に放置された「粗大ゴミ」?


うーん、いいんですかねえ、警察が、いわゆる「不法廃棄物」を、こんなふうに街のど真ん中に放置したままで。




その2――。



こちらは、ミニパトカー。

でも。

リアウインドに「回送中」の紙を付けて走っていました。
法律でそういう「表示義務」があるのかどうか知りませんが、
もし義務があったとしても、
そうしなければならない理由が、
私には分かりません。


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うわのそら的寸撮/脅威への不安。

2009-03-29 | つれずれ



北朝鮮が、来月4日~8日の間に「人工衛星用ロケット」を打ち上げると発表したことから、
それが本当に「人工衛星」なのか、
それとも実は長距離弾道ミサイルの発射実験ではないのかと、物議をかもしています。

このため、
いずれにせよロケットが国土の上空を飛んでいくことになる日本では防衛庁が27日、
ロケット本体やその破片が日本の領海・領土に落下する恐れがある場合にそれを打ち落とすための「破壊措置命令」を発令しました。

「ピストルの弾をピストルで撃とうというのと同じで、撃ち落すのは無理」という声もある中、
ともかくも迎撃用の地対空誘導弾「PAC3」が、
上空が通過コースに当たる秋田・岩手県など東北地方を中心に移動・配備されつつあります。


そんな物騒なご時世だからでしょうね、
街で見かけた、まったく無関係なこんな光景に、
思わず
ドキッとしました。


今回の北朝鮮のロケット発射は、
「平和ボケ」した日本国民が、
世界の緊張関係を、他人事ではなく身近に感じる「脅威」と言えるようです。


何事もないことを、
祈るばかりです。


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初見。

2009-03-28 | つれずれ



各地の気象台が時折り発表している「生物季節観測」というのがあります。

たとえば名古屋地方気象台でいえば、今年これまでに発表されたのは――

3月25日 ツバメの初見を観測しました。平年より4日早く、昨年より7日早い観測でした。
3月19日 さくらの開花を観測しました。平年より9日早く、昨年より3日早い観測でした。
3月19日 うぐいすの初鳴を観測しました。平年より13日遅く、昨年より6日遅い観測でした。
2月 5日 つばきの開花を観測しました。平年より21日早い観測でした。昨年は観測できませんでした。
1月21日 うめの開花を観測しました。平年より15日早く、昨年より3日早い観測でした。
1月 6日 たんぽぽの開花を観測しました。平年より55日早く、昨年より61日早い観測でした。統計開始以来、最も早い観測となります。

……等々の観測情報です。ニュースでよく耳にしますよね。


それに倣(なら)って
今日は私設「uwanosora地方気象台」が臨時の「生物季節観測」を発表します。

3月28日 蚊の初見を観測しました。過去の統計データがありませんのでたしかではありませんが、平年よりかなり早いはずです。


それにしても、
買い物に行こうと夕方、愛車に乗ったところ、フロントガラスに止まっているのを見つけたこの蚊は、
一体どこから、どうやって迷い込んだのでしょうか。



今日は、
爽やかな夕焼けを見ました。




(タイトルを「うわのそら的寸撮/初見。」から「初見。」に変えました)
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花見の宴。

2009-03-27 | つれずれ
名古屋地方気象台の発表によると、当地の今朝の最低気温は3.0℃でした。
それでも充分寒いのに、
出勤途上にいつも見上げる某ビルの気温表示は



なんと、1℃。
この表示板の温度センサーがどんな位置に取り付けられているのか知りませんが、
体感的には後者のほうが正しく思えるほど寒い今朝の冷え込みでした。



毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」では
咲き始めた桜を目当てに、月曜日にはもう「社員お花見会」の場所取りが始まっている、と23日付の拙ブログ「先行予約?」で書きました。




その、はやばやと場所を確保していた会社のお花見会が今日だったことを思い出し、
一体どんなお花見会なのかとの興味心に負けて、
会社帰りに覗いてきました。

すると――



これはまた、予想以上に大掛かりな設営ではありませんか。


テーブルや椅子が何セットも持ち込まれ、



ステージや音響設備、照明設備、大型バーナーストーブと、
そのための発電機が4台も用意されていました。
ただの「お花見会」どころか、本格的な「野外パーティ」ともいえる大掛かりな設(しつら)えです。


準備に忙しそうな若者をつかまえて、聞いてみました。
「何かイベントがあるんですか?」
「いえ、会社のお花見会です」
「へえ~。それにしてはすごい本格派ですねえ」
「ええ、まあ……会社に催事部門があるものですから」

なるほど。


そこから少し離れた場所では――。



うーん、これこれ。
「お花見会」っていうのは、車座になって酒を酌み交わすアットホームさが醍醐味なんだよな――などと思いながら、
ビニールシートに座り参加者の到着を待つ若い2人に向かって、
心の中で「ご苦労さま」と声を掛けている判官びいき?の自分に、苦笑していました。


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桜。

2009-03-26 | つれずれ
いくら季節柄とはいえ、
連日続けるとさすがに食傷気味とは思いますが、
今日もまた
「桜」の話です。



ね?



地元では「名鉄」と呼ばれて親しまれている名古屋鉄道・名古屋本線に
普通電車しか止まらない無人駅の、その名も「桜」駅があります。



といっても、
駅の住所は名古屋市南区呼続町。

「駅名になっている『桜』の地名は、木の桜のことではなく、『狭い窪地』を指す『サ・クラ』に佳字を充てたもの」とWikipediaにはありました。


であろうとなかろうと、
「桜」駅と言うからにはやはり、この季節は桜の花が咲いていてほしいものですよね。

で、

たしかにありました、
桜の木が1本だけ、申し訳程度に。



木に勢いがなく、
3分咲きの花もまばらでしたが。



「たぶん大正6年(1917年)の開業当時に植えられたと思うんだけど、昔はもっと何本かの桜並木になってて、この季節はずいぶんきれいだったんだよ」
「それが、かなり前、ホームの幅を広げるときに、その桜並木を全部切り倒す話になってね」
「それではせっかく育った木が可哀想だし、第一、『桜』駅らしくないからと町内の人たちが猛反対して、やっとこの1本だけを残してもらったのさ」

――そう教えてくれたのは、



駅の真ん前にあるタバコ店のご主人です。
というか、
駅舎が改装される前はこの店で切符を売り、
2階に駅員が寝泊りしていたのだそうです。


現在のホームは前4両分の幅が広げられましたが、
ラッシュ時などに増結される際の後方4両分のホーム幅は昔のまま。

なので、



ほぼ6~7分おきでしょうか、
通過電車が近づくたびに「危険なので白線の内側までお下がりください」と自動再生のアナウンスに注意されても、
これ以上後ろに下がりようのないスリリングさを、味わおうと思えば味わえます。


「いずれ高架化しなければいけないんでしょうね」と水を向けると、
「高架化の計画なんて、もう30年前からあるよ」と苦笑いするタバコ店のご主人。

やれやれ、
列車ダイヤはスピードアップしても、
利用者に対する安全対策は、遅々として進まないものなんですね。


――などという拙いレポートでお許しいただけるでしょうか、
過日の拙ブログ「『最古』への郷愁」で「珍しい?『桜』駅のレポートよろしくです」とコメントを寄せていただいた「y」さん。




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春はまた…

2009-03-25 | つれずれ



名古屋地方の今日の最低気温は4.8℃。
昨日(4.1℃)に続き、冬に後戻りしたような肌寒い朝が続いています。


でも、
出勤途中に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」の「ソメイヨシノ」は、
日一日と花を咲かせており、
春の訪れは歩みを止めていません。


ただ――。


春は、
華やかさを運んでくる季節だけではないんですよね。

今朝出社すると、
デスクのパソコンのディスプレイに
1枚の付箋紙が貼られていました。



「○○さん
 長い間お世話になり
 ありがとうございました。
 お体に気をつけて
 がんばってください
             △△」

「お体に気をつけて…」のひと言が、
このトシのオジサンにはグッと来ます。

隣の部署だったけれど、バイトとして3年間、真面目に働いてくれていた△△さん。
退社することは知っていましたが、
昨日はたまたま出先から直帰したため、「ご苦労さま」を言い忘れたことを悔やみました。

時節柄のリストラではなく、おめでたによる自己都合の退社だったことがせめてもの慰めです。



春はまた、
残念ながら、
別れの季節でもあるんですよね。


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先行予約?

2009-03-23 | つれずれ


出勤途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」。

園内に数十本ある「ソメイヨシノ」は、連休前にはまだツボミが固かったのに、
たった3日の間で、木によってはすでに3~4分咲きになっていました。


が、
そんな桜にカメラを向けていて、気付きました。
近くの数本の桜の木を結んでビニール紐が張り巡らされていることに。

そして、
そのビニール紐の所々に、
こんな紙が、ホチキスで留められていたのです。



会社のお花見会の場所取りです。
よく見かけますよね。

でも、
そのお花見会の日時は「3月27日(金)午後2時から」。

えっ? 27日まで、まだ4日もあるじゃないですか?
それなのに、いまからこんな方法で場所取り?

こういうのを、最近よく聞く「先行予約」って言うんでしょうか。



こんな横着なことをするのはどんな会社なのかと気になって、
紙に書かれていた「○○○○」という漢字4文字の会社を電話帳で調べてみると……「該当ナシ」。

やれやれです。


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春の雨の日。

2009-03-22 | つれずれ


町と呼ぶよりは村と言ったほうがよく似合う山間(やまあい)のこの集落には、桜はまだ少し早く、
ある家の脇で純白の花を咲かせていたのはシデコブシでしょうか。





所用で岐阜県土岐市へ出掛け、
お気に入りのCafe & Gallery「創舎呱々」(そうやここ)へ寄って来ました。

幹線道路から外れていてただでさえ分かりにくいうえ、
営業は土日だけ。
しかも今日は朝から激しい雨が降り続いていました。

というので予想通り、
店に先客はいませんでした。





雨に濡れて光るテラス――。
その先端に置かれた2つの丸椅子には、
オーナーの、一体どんなメッセージが託されているのだろうかと、見つめながら考えていました。



陽気な春も悪くないけれど、
ふと人生を語り合いたくなるようなこんな雨の日の春が、
どちらかといえば私は好きです。


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「最古」への郷愁。

2009-03-21 | つれずれ


ありふれた民家――ではありません。

全景は



こうです。
もうお分かりになりましたでしょ?

そうです、



駅舎です。
愛知県江南市布袋町にある名古屋鉄道犬山線「布袋(ほてい)」駅。

なかなかクラシックでしょ?


それもそのはず、
外観は何度か補修されていますが、
本体は大正元年(1912年)に本線が開業した際に建てられたもの。

つまり築87年というのは、200余を数える名古屋鉄道の駅舎の中でも、最も古い駅舎なのです。




瓦葺きの屋根に、アーチ型の洋風の車寄せ。
その車寄せの軒下にあるのは、



名古屋鉄道の前身・名古屋電気鉄道時代の社紋だそうです。


駅舎の天井にある、たぶん以前は照明が取り付けられていた部分の模様も、



いかにも大正ロマンの趣があります。


そして、
その車寄せの屋根を支える柱の根元を見ると、



地震のせいだったのかどうか、
土台の石と少なくとも5、6㎝もズレているじゃありませんか。
「歴史」を感じます。



名古屋市への通勤圏内であるこの駅の
一日の利用者は8000人前後。



開業以来では一体、何人の乗降客がこの改札口を通ったのでしょうか。



江南市のホームページには「高架化の計画に伴い2012年には建て替えられる」とありますが、
「えっ? そうなの? そんな話、聞いてませんよ」と駅員さんは言います。

そう聞いてホッとするのは、
ただ単に大正ロマンに郷愁を覚える部外者に過ぎないからでしょうね。




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花起こしの雨

2009-03-20 | つれずれ



爆睡していて気が付きませんでしたが、
名古屋地方は昨夜、
かなり激しい雨が降ったようです。

「“花起こしの雨”と呼んだりします」と、この時季に降る雨のことをお天気姉さんがニュースで話していました。

いかにも日本的な情緒のある、素敵な言葉ですよね。



でも――。


今朝起きて見たわが家の坪庭の光景は、
「花起こし」ではなく「花散らし」の雨の跡でした。

ただし、
庭一面に散っていたのは、
サクラではなく
アンズの花びら。

きれいでしたよ。


「花起こし」も「花散らし」も、どうやらサクラを主役にしているようですが、
サクラに限らず、
私たち日本人が
花散る風情に心打たれる感動を覚えるのはなぜなんでしょうか。





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