重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

開花宣言。

2009-03-19 | つれずれ


名古屋市内では平年より9日、昨年より3日早く「ソメイヨシノ」が咲いた――と名古屋地方気象台が今日、サクラの開花を発表しました。

いよいよ「春満開」の季節なんですね。


ただ、
私が通勤途上に毎朝車を停めて散歩する名古屋市北区「名城公園」内の「ソメイヨシノ」は、今朝はまだつぼみのままでした。


その代わり、
普段は足を向けない園内のゾーンで、
ほぼ満開のサクラを見ました。



若葉と花がほぼ同時に開いていますから、山桜の仲間なのでしょうね。
でも、正確な名前は「申し訳ありませんが、把握していません」(管理事務所)だそうです。

ちょっと残念ではありますが、
仕方ありませんよね、
だって、
サクラの品種は、園芸的改良を含めると300種、いや一説では600種もあるそうですから。

ともあれ、
いよいよ「春満開」の季節です。


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「?」という夕暮れ。

2009-03-18 | photo



日がずいぶん長くなりましたね。
名古屋地方では日没時刻が数日前から午後6時台になり、
会社を定時に退社すれば、自宅近くで、沈み行く夕陽を見られるようになりました。


当地は今日も雲一つない快晴。
……なのに、西の空の雰囲気が、いつもとは少し違う染まり方をしているのに気付きました。


露出をかなりアンダーに抑えて太陽を覗いてみると――、



太陽をうっすらと横切る縞模様は
雲でもなければカスミでもなく、
はるか中国大陸の砂漠から偏西風に乗ってやってきた「黄砂」の層なんでしょうね。


雨、霧、雲、カスミ、モヤ――等々の「水蒸気系モヤモヤ」フェチの私ですが、
いくら見た目には似ていて、それなりに美しく見える天然現象だからといっても、
鉱物性の「黄砂」は、潤いを感じられないから、好きではありません。


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うわのそら的寸撮/だんご3兄弟。

2009-03-16 | つれずれ



>前を走るタンクローリーの、
  ピカピカのステンレスにわが愛車「マツケン・サンバ号」が映っていると、
  必ずと言ってよいほどカメラを取り出し、シャッターを切ってしまう私は、
  「ナルシスト」なのかも知れません。

――と、以前のブログで書いたことがありますが、

今回の1枚で、「ナルシスト」ぶりが証明されたかも知れません。
なにしろ、1度で3姿も撮ってしまったのですから。


隣の車線を走る大型トレーラーの、
たぶん排気ブレーキ用のステンレス製3連タンク?に気付き、
スピードを出して追いつくと、並走しながら、カメラだけを窓を開けた助手席側に向けてパシャリ、パシャリ、パシャリ。

5回ほどシャッターを切りましたが、
辛うじて使えそうなのがこの1枚だけだったのは残念です。

ともあれ、
金ピカ塗装の愛車「マツケンサンバ号」の「だんご的3兄弟」です。


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ご近所散歩/5景

2009-03-15 | photo
先週から体調がちょっとすぐれないことを言い訳にサボっていたら、
今朝、愛用のキャラクター育成型万歩計「てくてくエンジェル」君から
メッセージが届いていました。



「ずっと歩いていないけど、どうしたの?」


「どうしたの?」なんて可愛い聞き方をしてくれますが、
どっこい、このメッセージが届いてから、たった1日でもそれを無視すると、
翌日にはさっさと家出?してしまうという、実は情け容赦ない「最後通告」であることを、私は経験上知っています。

なので、
寒くも暑くもなかった昼下がり、
ご近所をカメラ散歩してきました。

相も変わらなくて退屈かも知れませんが、
よろしければ、ご一緒していただけませんか?







   





   





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わがまま。

2009-03-14 | つれずれ



先週来、少し体調を崩してから、いろんなことを考えました。

で、
この歳になって誠に恥ずかしい限りなのですが、
自分がいかに「ぜいたく」で「わがまま」だったかに
遅まきながら気が付きました。

だって――。

自分には、特別な能力・才能など何一つないことは承知しています。

にもかかわらず、

たとえば仕事でも、
また健康状態でも、
あるいは趣味の写真でも、
さらには周囲との人間関係などでも、

それらの「いくつか」がではなく「すべて」が、しかも同時に、
少なくとも自分が理想とするレベル――あくまでも「自分が理想とするレベル」ですが――の70%…いや、80%は満足できる状態に自分がないと、

苛立ち、
落胆し、
悲観的になり、
厭世的にさえなってしまうことです。

それって、
めちゃくちゃ「ぜいたく」なことで「わがまま」ですよね。



今日夕刻のTBS系テレビ「報道特集」で
難病と闘っている32歳の元航空会社客室乗務員の女性の姿を見ました。

全身の筋肉が
末端部分から徐々に細くなり、
やがては消えて無くなってしまうという、
まだ病名さえ付かない原因不明の難病だそうです。

原因が分からないということは、
治療法もまだ分からない、ということですよね。

同じ病にかかった人は、
世界中で1000人もいないのではないか、と専門家が話していました。


テレビでは、
とてもキュートな彼女が、
1年前はまだ足を引きずりながらもなんとか歩けていたのに、
いまは、床にお尻をつけたまま移動するしかなく、

でも、
床から便座に自分の身体を乗せることができなくて、
何度も試みたものの諦め、母親の介助を呼ぶシーンが映されていました。


彼女にはかつてフィアンセがおり、
結婚式の日取りまで決まっていたのに、
自ら婚約を解消したそうです。

リハビリにも賢明に取り組んでいますが、
筋肉が消えてゆくスピードのほうが速いため、
役立っていないとも、報道は伝えていました。



何が「すべての面で80%以上でなければ満足しない」ですか。
ちゃんちゃらおかしいですよね。
ぜいたくを、わがままを言うのも、いい加減しろ!ですよね。


「ぜいたく病」とさえ言われる生活習慣病とその関連で
少し調子が悪くなったからといって落ち込んでいる自分の甘さ加減に
嫌気が差します。



昨日、通院している病院近くの「愛知県護国神社」前で、
やや薄暗い雨空の下、
街路樹の「ヒカンザクラ(緋寒桜)」が、
一層冴えた緋色で咲いているのを見かけました。




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ミモジャモジャ。

2009-03-12 | つれずれ



名古屋市中区久屋大通の北端の街路樹「ミモザ」の大木が
ご覧の通り、いま花盛りです。

こんなにも見事に花をつける「ミモザ」の木を
私は見たことがありません。



よって、私はこの「ミモザ」の大木を
「ミモジャモジャの木」と勝手に名付けました。
それぐらいいいでしょ? こんなに豪勢なんですから。



昨日11日はブログの更新を休みました。
記憶に自信があるわけではありませんが、
どこかへ出掛けて自宅を離れていたとき以外、更新をしなかったのは、多分初めてだったと思います。

その意味では、私基準での「皆勤賞」は途切れました。
ちょっぴり残念です。


少し前から疲れ気味だったのですが、
10日夜に突然、異常を感じ、
昨日は病院へ出掛けたからです。

詳しくは控えますが、
生活習慣病が引き起こしやすい関連症状が出てしまったようです。

ずいぶん久しぶりに



点滴を打ちました。
私、針を刺されるのが大っ嫌いなのにぃ。



おかげで、症状は一気に改善されましたが、
しばらくは経過観察も必要ということで、
薬袋がもう1つ増えてしまいました。やれやれです。


というので、
「皆勤賞」がどうせ途切れたのをいいことに、
これからは心身の状態と相談しながら、
マイペースでブログを更新していこうかと思っています。

夜更かしもできるだけ避けるため、
いただいたコメントへの返事が遅れる場合があることもお許しください。


今日はそんな「プチお知らせ」になり、恐縮です。

みなさんも、くれぐれもご自愛を――などと言える資格は、私にはありませんね。


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うわのそら的寸撮/空蝉。

2009-03-10 | photo



通勤途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」で今朝、
生垣の椿の葉にしがみついている空蝉を見つけました。

いくら気候が温暖化しているとはいえ、
まさか、
まさか今年誕生し、羽化したわけではありますまい。


だとすれば、
昨年の夏、この葉によじ登ってから多分7カ月以上も、
風雨に晒されながら、
ここにこうして、しがみ続けていたのでしょう。

でも、
その姿は
あくまでも「脱け殻」――。


まるで、
永らくサラリーマン稼業を続けている自分の分身に
出会ったような気がしました。



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オオカンザクラ咲く/名古屋市政資料館

2009-03-09 | photo


名古屋市東区白壁「名古屋市政資料館」に植えられた早咲き種の「オオカンザクラ(大寒桜)」が、
ちょうど見頃の七分咲きになりました。





「ソメイヨシノ」より色が少し濃く、花弁もやや大きいこの桜もまた、
今年の開花は昨年より2週間ほど早いようです。





桜の梢越しに見える後方の、窓という窓が鉄板らしきもので覆われた建物は「名古屋拘置所」です。

この建物の中で暮らす約700人未決囚、死刑確定囚には、
美しい桜の開花を見ることはもちろん、
そのかすかな匂いも、
それにつられて集まってくる野鳥のさえずりも、
届かないんでしょうね。


それでも春は、
確実にやって来ています。


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誕生日。

2009-03-08 | つれずれ



三重県鈴鹿市加佐登――私の生まれ故郷です。

正確に言うと生まれたのは四日市の病院だそうですが、
小学校に入る前の年まで、そこに住んでいました。

突然思い立って、今日の午後車を走らせたのは、
朝、何気なく見た携帯の待ち受け画面で、今日が、亡くなった母の誕生日だったことを思い出したからです。



記憶をたどりながら小一時間探し回りましたが、
育った家を……というより家があった場所すら、見つけることはできませんでした。

当時の周囲の風景は、なぜか今でもかなり鮮明に覚えているつもりなのに、
思い当たる風景に出会えません。

でも、それが当然なんでしょうね、もう半世紀以上も昔になるんですから。



最初から無理な試みだったことを苦笑いしながら探すのをあきらめ、
ただ、夏の夜祭に行ったことをうっすらと覚えている「加佐登(かさど)神社」に立ち寄ってきました。




「そうですかあ。探し出せなくて残念でしたね。それはそれはご苦労さま。でも、思い立ってお越しになっただけでも、お母さまはきっと喜んでいらっしゃると思いますよ」と、



お願いして差し出した朱印帳に筆を走らせながら宮司さんにそう言っていただけただけでも、
出掛けた甲斐があったと思うべきでしょう。



神社近くの土手に、
「ノゲシ」の仲間でしょうか、名を知らない野草が、春の色の花を咲かせていました。

ファインダーを覗き、ピントを合わせた時、
一瞬、オフクロの笑顔が瞼に浮かんで重なった気がしました。

たしかに母は、
戦後の混乱期を
雑草のように逞しく生きながらも、私たち子供にはいつも笑顔を忘れない
筋金入りの「明治女」でした。


オフクロ、
元気にやってるかい?
ろくに墓参りにも行かず、ごめんな。




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モノトーンの夕暮れ。

2009-03-06 | photo



なぜか、今週は1週間が長かったような気がします。
おそらく、仕事でちょっと、もがき苦しんだせいでしょうかね。


そんな私の1週間の終わりに相応しいかのように、
今日見た夕暮れは、ほとんどモノトーンに近い珍しい光景でした。

でも、
こんな、どこか胸騒ぎがするような空模様や雲の様子を、
私は決して嫌いではありません。



それにしても、
一昨日のほぼ同時刻、ほぼ同じ場所から見た西の空は



こうでした。


「自然」が作り出すバリエーションの幅の広さと美しさはすごいと
ただただ感心するばかりです。


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