重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

もう、そこまで…。

2007-08-31 | つれずれ
毎朝車を停めるには停めてはいたのですが、
厳しい残暑を避けて車外に出るのを避けていた名古屋市北区「名城公園」を、
今朝、久しぶりに歩いてきました。

すると、
見つけました、
「秋」を。




西洋ススキの「パンパスグラス」が
いつの間にか花穂を、
こんなにも伸ばしていたんですね。



    

        

和名「白銀葦(シロガネヨシ)」の名の通り、
豊かな白銀の花穂がふわふわと風になびく様(さま)は、
見ていて飽きません。



そんな今朝、
さらにもう一つ気付きました。

なんと名古屋市を東西に貫くメーンストリート「広小路通」の中央分離帯で
もう咲き始めているのを。




「彼岸花」と言うより、
「曼珠沙華」の呼び名のほうが、
私は好きです。

花言葉は
「過ぎ去った日々」「悲しき思い出」「想うはあなた一人」だそうです。



もう、すぐそこまで来ているんですね、
「秋」が。


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歴史的発見!

2007-08-30 | つれずれ
昨日に続いて、
今日もお昼休みに会社近くの散歩に出掛けた私は、
なんと、
歴史的大発見をしたのです。


それは、

都心の真ん中で満々と水をたたえる湖を、
見つけたのです。

ジジャーン!



………あれっ?

皆さんの反応、なんかビミョーじゃありません?

オカシイなあ。
もっと大感動していただけると思ったのにぃ。


そりゃあたしかに、
ズームレンズをワイドにして引いてみると、
こうなります。



建物を取り壊した跡地に出来た「水たまり」?


そう言ってしまえば、それまでです。

けれども、
いまや地面という地面が全部コンクリートやアスファルトで覆われてしまった都心で、
こんなに大きな水たまりを、
最近ご覧になったことがあります?

近ごろ街に出来る水たまりなんて、
雨降り後でも、ひょいと跨(また)げるほどちっちゃいものばかりじゃないですか。

それに比べれば、
空き地に出来たこの大きな水たまりを、
「湖」と言わず、何と呼べばいいのでしょうか――ッ!!!



しかも、です。

私が夢中になってシャッターを押していると、
ファインダーの中を、何かの影が横切りました。

ファインダーから目を離し、横切った「何か」の正体を探してみると――、

居ました。



スズメではありません。
カラスでも、
土バトでもありません。


ズームアップしてみると――



セグロセキレイですよね、たしか。


水を飲みに来たのか、
水浴びに来たのかは、知りません。

けれども、
セグロセキレイが姿を現すような水たまりを、ただの「水たまり」で片付けちゃいけません。

これはもう立派な「湖」と呼ぶべきだと、
私は断固として主張したいわけであります。


そして、
苦難の末にこの湖を発見した私は、
地理学界の慣例に従い、
その名を「uwanosora湖」と命名することを、宣言させていただくことにしました。

どなたも、
ご異議は、
ありませんよね? 


あとは、
野鳥が訪れるこの都心の湖が、
周囲の環境破壊によって、
そう遠くない日に消滅してしまうことのないよう、
心から祈るばかりです。


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昼休みお散歩。

2007-08-29 | つれずれ
名古屋地方の今朝は
雨がまだ少し残っていました。


なので、
久しぶりに車を降りようかと思った「名城公園」での散歩をあきらめ、
雨が上がった昼休み、
会社の近くをカメラ片手に歩いてみました。



        



        



        



        


いつもより歩調を緩めて歩くと、
都心にはいろいろな風景が混在していることを、
改めて知ります。


刻々と表情を変える空を見上げるのが楽しみな季節になってきました。



一日数センチずつ、
空が高くなっているような気がします。


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「いしずえ」の主。

2007-08-28 | つれずれ
仕事で名古屋市中区「鶴舞図書館」へ出掛けました。


ここへ来ると、
どうしても気になって、
つい足を向けてしまいます。

鶴舞公園内に建つ「いしずえ」の碑がある場所に。

すると――



「彼」は、
やはり今日も居ました。

太陽が、そろそろ真上に来る時間なのに、
彼はどんな夢路を辿っているのでしょうか。



▽今年2月                   ▽そして6月。
 

ここ「鶴舞図書館」に、そんなにしょっちゅう来るわけではありませんが、
来るたびに、彼をまったく同じ場所で見ます。

いつもこの場所に居なければならない特別の理由が、
彼にはあるのでしょうか。

それをぜひ聞きたいと思いながら、
これまで、私にはその勇気がありませんでした。


今日こそ、
もし居たら聞いてみようかと、少しドキドキしながら足を向け、
でも、やっぱり居た彼が、ぐっすり眠っている様子を見て、
内心ホッとした私なのでした。



たぶん、
これからも何度となく、
同じ逡巡を繰り返すことになるのでしょうね。



今日の6時過ぎ。
家路につく途中の西の空です。



昼間の残暑はまだまだ厳しい名古屋地方ですが、
暮れなずみ行く空には、
秋の気配が
漂い始めているようです。


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なぜ、ここに?

2007-08-27 | つれずれ
先週末に出掛けた静岡では、
途中で通りかかった掛川市「龍尾(たつお)神社」にも少し立ち寄ってきました。



「花庭園」が美しい、と聞いていたからです。


ところが――。

季節を間違えていました。

花庭園が美しいのは、
2月の「しだれ梅」と
6月の「紫陽花」の季節で、
いまは何も咲いておらず、閉園中なのだそうです。

ま、こんなこともありますって。


というので、
お参りを済ませたあと、境内をパチリパチリ。



        





ここ「龍尾神社」は、掛川城主だった山内一豊と縁が深い由緒ある神社なのだそうですが、
ざっと見た限りでは、
とりたてて特徴は見受けられません――

――というので、そのまま踵(きびす)を返して帰ろうとした時、
視界の片隅に「ある物」を捉え、一瞬目を疑いました。


その「ある物」が何か、
お分かりですか?


「行ったことがないのに、そんなの、分かるはずないじゃない」などと、
無責任なことを言わないでくださいね。
諸兄もたった今、
ご覧になったはずなんですから。


そうです。
3枚続けた真ん中の写真の右端に、ちゃんと写っているでしょ?

これです。



はい、
紛れもなく、「ドラえもん」です。



「ドラえもん」の石像が、なぜここにあるの?
龍尾神社と、どんな関係があるの?

当然湧いた疑問を、
お札を売っていた社務所の宮司さんに聞いてみました。
「WHY?」


「うーん、まあ、そのー、つまりー、そういうことです」

はい? 怪訝な顔をして、返答をさらに待っていると――

「ま、子供たちが喜ぶから、それでいいじゃないですか」

さっぱり要領を得ません。
けれど、理由をあまり詮索してほしくないらしい雰囲気は伝わってきましたので、
「ああ…、そうなんですかあ…」と、消化不良のモヤモヤをお腹いっぱいに残したまま、
引き下がってきました。


由緒正しき龍尾神社と「ドラえもん」――。

この、絶妙な「ミスマッチ」をすんなり受け入れられない私は、
人間としての修行が、まだまだ足りないんでしょうな、たぶん。


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静岡県森町/大洞院

2007-08-26 | つれずれ
ドライブの楽しさの1つは、
途中で思いがけない物に出会うことです。

先週末も、所用で出掛けた静岡県周知郡森町の山間(やまあい)を走る市道で、
こんな人形にお目に掛かりました。



道路脇で「交通安全」を呼び掛けていたのは、
ずいぶんデカイ、ご存知「森の石松」です。

「森の石松」ですから当然、
ここ森町の出身です。

「(スピードを)お控えなすって」のジョークなんでしょうね。
誰が置いたかは存じませんが、
お笑いのセンスは抜群です。


ただ……、
かなり急なカーブを曲がり終わった正面に突然、この大きな「石松」君が目に飛び込んでくるので、
「えっ! 何っ?」と驚いて、
思わず急なブレーキを踏んでしまいます。

「交通安全」を呼び掛けるから、
もう少し見通しのよい場所に置いたほうがいいかも知れませんよ。


ついでに、
「石松」君の前に柿の置物があるのは、
ここ森町は「治郎柿」発祥の地で、その原木があるからだと、
あとで知りました。
なるほど。


以前にも訪れたのですが、



その「森の石松」のお墓と、彼の親分「清水次郎長」の碑が並んで建っているのが、
ここ森町の「橘谷山大洞院」(きっこくさん・だいどういん)です。




前に訪ねた時は時間がなく、
ほとんど素通り状態だったのですが、
今回は30分ほど、境内をカメラ・スケッチすることができました。

  

  

  

  

  


静岡県下はこの日も最高気温が35℃近い暑い一日でした。
山間にある大洞院を囲む木々の上からはまだ、
セミの鳴き声が聞こえていました。

ただし……。

その鳴き声の主はクマゼミやアブラゼミではなく
「ツクツクホーシ、ツクツクホーシ、ツクツクホーシ………」

夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声が、



人気のない静かな禅堂に
染み入っていました。


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ぶらり、夏休み/御前崎海岸

2007-08-23 | つれずれ


間が少し空いてしまいましたが、
夏休みに所用を兼ねて移動した静岡県下で、
浜辺に車を停めました。


詳しい場所をカーナビで確認するのを怠りましたが、
帰宅後、向こうにある風力発電機の位置から推し測ると、
御前崎海岸と思われます。


寄せては返す白波を、
30分ほどは見ていたでしょうか。

  

  


波は、



心の中に溜まってしまったいろいろな迷いや雑念をも
一緒に沖へ運び去ってくれるようです。



今日の名古屋地方は明け方から少し強い雨が降り始め、
その雨音で目を覚ましました。

ずいぶん久しぶりの、朝からの雨です。




いつも通り「名城公園」内の市道に停めた車の窓の外を、



傘を差した女子高生の自転車が、
走り抜けていきます。



でも、
その雨も昼前には上がり、
うろこ雲の隙間から青い空も覗いていたのですが、




会社が終わり、帰途につく頃には、



淡い夕焼けの空から、
雨粒がまたフロンドガラスを濡らしたりしていました。


一日の間に何度も表情を変えるこれからの季節を、
「女心とナントヤラ」と、昔は言いました。

でも近頃は、女性のほうがシャキッとしていて、
むしろ「男心とナントヤラ」と表現するほうが的確な時代になってしまったことを、
オジサン世代は嘆かわしく思うばかりです。


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開店休業ですが…。

2007-08-22 | つれずれ
サッカーを、
めちゃめちゃ好きというわけではないのですが、
日本チームが出場している国際試合となると話は別です。

テレビの前で、
「今だ、行けーーーっ! 打てーーーっ!」
「バカッ! 何やってるんだよ!」
と、興奮しながら応援してしまうのは、
私が、「日の丸」に弱いオジサン世代だからでしょうか。



おまけに今夜のテレビは、
キリン・チャレンジカップ「対カメルーン」戦と、
北京五輪アジア地区最終予選「対ベトナム」戦を
ぶっ通しで放映しています。


△名古屋テレビ「対ベトナム」戦の画面から

よって、
2試合で延べ3時間、興奮状態にある私は、
とても、ブログを冷静に書き上げられる状況にありません。

ので、
本日は何度目かの「開店休業」と相成ります。



ただ、
それだけではあまりにも味気ないので、
最近、街角で見かけて撮った「お気に入りの1枚」を載せさせていただきます。

これです。




今、日本の人間社会では、
親がわが子を虐待したり、
子が親を殺めたりと、
親子関係が殺伐とした状況にあります。

それを思うとき、
この親ネコと子ネコの関係が、
なぜかとても羨ましく思えたりするのです。


私たちは、
間違いなく、
大事な何かを、
忘れてしまっていますよね。



「それっ、シュートだ、行けーーーーっ! やったーーーっ!」
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そろそろ、季節が…。

2007-08-21 | つれずれ
当ブログにしばしば立ち寄っていただいている読者の皆さんなら、
近ごろ様子が少しおかしいことにお気付きかも知れません。

「そう言えば最近、あれほど頻繁だった“名城公園ネタ”が出て来ないなあ」と。


「名城公園」が引っ越したわけでは、もちろんありません。
頻繁に出没し過ぎた私が「出入り禁止」になったわけでもありません。

ご覧の通り、



相変わらず毎朝、
公園内を横断する市道に、
金色塗装の愛車「マツケン・サンバ」号を停めています。


ただし……。



私、uwanosoraは、
車を停めると、濃い目のスモークガラスで保護された後部座席に移動し、
運転席のアームレストに行儀悪く足を乗せ、
エアコンで涼をとりながら、

爆睡しています。



だって、
今年の名古屋は
この季節になっても、朝から暑すぎます。

8時前から30℃を超すような中、公園内をほっつき歩いていたら、
熱中症にかかるか、
会社に辿り着くまでにエネルギーの大半を消費してしまいます。

というので、
朝のカメラスケッチを自重しています。

わが身は、
自分で守るしかありませんから。


それにしても、投げ出した足が、大き過ぎない?、ですって?
うーむ、なかなか鋭い観察力をお持ちですな。


はい、デカイです。
靴のサイズは28cmです。

でも、
身長185cmの身体を支えるには、このぐらいの「基礎面積」は不可欠です。


というより、
昔から言うじゃないですか、
「バカの大足」って。

昔の人は、どうしてそんなにも的確に事実を言い当てるんですかねえ。



それほどに、残暑がまだまだ厳しい今年の名古屋地方でなのですが……。


今日の午後4時過ぎ、
会社指定の喫煙場所である外階段に出たついでに、
東から西にかけた180度の空を、
少しずつ重複させながら、携帯のカメラで撮ってみました。





お分かりになるでしょうか。

東の空には、夏の名残りの積乱雲。
西の空には、秋の気配を知らせるうろこ雲。

2つの季節が入り混じった、これを「行き合いの空」というのでしょうか。


こうして、
季節は徐々に
移り変わってゆくのでしょうね。


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酷暑の街で、ふた休み。

2007-08-20 | おすすめ
実は……
少し言いづらいのですが、

「日本一の暑さ」を体験しに出掛けた先週末の土曜日、
昼食を、「美味しい」と評判の蕎麦屋さん「とと家」で食べた後に、
もう1軒、立ち寄ってきた店があります。


ここ、岐阜県多治見市東栄町の「ギャルリ百草(ももぐさ)」です。




陶芸家で、現代美術家でもある安藤雅信さんと、
その奥さんで、「サロン」と呼ばれる独得の衣服や生活雑貨を作っていらっしゃる明子さんが開いている、とても雰囲気の良いギャラリー&茶房が近くにあると、
出掛ける前にチェックしたネットで知ったからです。


評判通りでした。




名古屋市緑区にあった築100年の商家の屋敷を移築して改修し、
1998年にオープンさせたのだそうです。

  


引き戸を開けて中に入ると、広々とした土間があり、
その右手が茶房です。

こじんまりとしていますが、
明るくて、ほのぼのとした温かみがあり、
とても清潔感のある店内です。



  

  

  

私がいただいたのは自家製のジンジャエールでしたが、
さっぱりとしていて、とても美味しかったですよ。



土間を挟んだ反対側の母屋部分が、
ご夫妻の作品や、ほかの作家の作品を展示して販売するギャラリーになっています。



  

  



それぞれの展示が、決して押し付けがましくなく、
むしろ調度として古民家の佇まいに溶け込んでいて、
とても落ち着いた、「安心感」を届けてくれます。



  


こんなにアトホームで、温もりのあるギャラリー&茶房に来たのは、
私は初めてです。




やはり、機会があればぜひ、とお勧めさせてください。



ところで、
名古屋地方気象台が発表した今日の最高気温は
15時現在で37℃だったそうです。

けれども――。



私「uwanosora移動観測所」が自前の「高精度温度計」で測定した
名古屋市中区に位置する勤め先の、
指定喫煙場所である外階段の踊り場の気温は、
午後12時45分現在で44℃近くを示していました。

もしかすると、
「日本一暑い」のは、
この場所なのかも知れません。


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