重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

末広がり。

2008-06-30 | つれずれ
マイカー通勤をしています。
休日も、さすが近所のタバコ屋ぐらいは歩いていきますが、遠出はいつも車です。

というので、
つい目に止まるのが、先を走る車のナンバーです。

そして、気が付いたのです。
いわゆる「ゾロ目」では、なぜかこのナンバーの車をよく見かけることに。


          
     
        
  

数学がとくに苦手な私にはよく分かりませんが、
理論的には「11-11」でも「77-77」でも
「ゾロ目」ナンバーを偶然見る確率は同じなんでしょ?

それなのに、
なぜか私は、「88-88」にしばしば出会います。

今日載せたほかにも、カメラを用意するのが間に合わず撮り損ねた「88-88」が
たしか3、4台はあったはずですし。


でもまあ理由はともかく
「88-88」は末広がりが重なるおめでたいナンバーですから、
何台出会っても嬉しいものです。

それに私、
8月8日生まれなので、「8」はラッキー・ナンバーだと自分では思っていますから。

そんな他愛ないこと喜んでいる私、
やっぱり変ですかね。


ちなみに、

わが家のお隣さんの車のナンバーも



です。


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雨中散歩/「庄内緑地公園」

2008-06-29 | photo
昨夜来の雨が夕方まで、時にはかなり激しく降った今日の名古屋地方でした。

でも私、
雨の日が、嫌いではありません。

風景やさまざまな物が、晴れた日とはまた違った、潤いに満ちた表情を見せてくれるからです。

なので、
空を見上げながら何度も迷った挙句、
やはり午後から、カメラを片手に出掛けてしまいました。


雨の名古屋市西区「庄内緑地公園」の全十一景。
相も変らぬ「自己満足アルバム」ですが、
よろしかったら少し立ち止まり、見て行ってやってください。

                           



                           



                           



                           



                           



                           



                           



                           



                           



                           



                           


                        (以上すべて、カメラ■NIKON D80 +レンズ■TAMRON SP AF Di 90mm 1:2.8 MACRO)


ファインダーを覗きながら、
ずいぶん昔に聴いたアメリカ映画「雨に歌えば(Singin' in the rain)」(You Tube=音が出ます)の主題歌を
知らず知らず口ずさんでいました。

雨の日も、また楽し、です。


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地下街。

2008-06-28 | つれずれ


質問です。
「地下街」って、どういう場所か、ご存知ですか?


「何をいまさら。<地下街>と言えば、地面に穴を掘って地下に作った商店街のことに決まっているじゃないか」と
10人中10人が、そうお答えになるでしょうね。

でも、
愛知県瀬戸市では、
そういう常識的な「地下街の定義」は通用しません。

なぜなら、
名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅の程近く、十数軒の商店・飲食店が軒を並べる「宮前地下街」は



「地下」にではなく「地上」にあるからです。

地上にあるにもかかわらず「地下街」とは、これいかに?



「地下街」と名付けられた由来には諸説あるようですが、
最も有力なのは、こうです。

ちょっとご覧いただけますか?



小なりといえどもアーケードで連なる商店街の向こうの、少し高い位置に石の鳥居が見えるでしょ?
「深川神社」です。

宝亀2年(771年)年に創建された瀬戸の産土神を祭る、由緒ある神社です。


その「深川神社」の階段を上り、商店街を振り返ると、こうなります。



高台の「深川神社」から見れば当然、商店街は下に見えますよね。

もう、お分かりになりました?


神社の地面を基点にして考えると、
商店街は地面の下――つまり「地下」にあることになります。

そう、
神社の前の、地面より下の位置にある商店街を、神社側からの「上から目線」で言い表せば「宮前地下街」。

神様に敬意を表し、神様がいらっしゃる場所を基準にして物事を考えるという、
昔の人々の奥ゆかしさが分かります。


店舗の数を数えるのを忘れてきましたが、20店舗もなかったと思います。
長さにして50mそこそこの小さな商店街。




でも――。





飲み屋さんの名前は「ビジョン幻」。
名前の由来も「幻」のように思えます。


      

      「木の芽田楽」の店の壁に貼られていたのは「今週の瀬戸弁」。
      「あぁぬく」「てっこん」とありますが、
      「答え」が書かれていないので、意味が分かりません。




パーマ屋さんのウインドウに能面が飾られて?いたのも、理解困難です。


      

      こちらの雑貨・フィギュアの店は、日曜日AM11~PM5だけの営業ですが、
      「近くにいることもあるので、一応、携帯に電話してみてほしい」とのこと。

――等々、ちょっと変わっているのは「地下街」という名前だけではありません。


なぜか、ここだけ時間が少しゆっくりと流れているような、
懐かしさを覚えるミニ商店街です。


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無音の響き。

2008-06-27 | つれずれ



コンクリート製ではありません。
石の梵鐘です。

花崗岩に、丁寧に手彫りされたものであることが判ります。




いまでは全国でも珍しいこの石の梵鐘が吊り下げられているのは
名古屋市東区泉「松嶋山 圓明(えんめい)寺」です。




創建は文明年中(1469~1486年)と言いますから
いまから五百余年前に遡る、そこそこの古刹です。



「金属類回収令」という言葉をご存知の年配者も、まだ少なくないのではないでしょうか。

発せられたのは、第二次大戦末期の昭和16年。
戦局が悪化し、物資――中でも武器の生産に必要な金属資源が不足してきたことから、
それを補うため、官民が所有するあらゆる金属類が供出を強いられました。
お寺の梵鐘も、その例外ではありませんでした。


ここ「圓明寺」の梵鐘も翌17年に強制供出され、
寂しくなってしまった鐘楼に吊り下げられたのが、
この石の梵鐘だったのです。





終戦後、多くの寺では、
溶かされずに済んだ梵鐘が戻ってきたり、
帰ってこなかった寺では新たに作った例がほとんどでした。

しかし「圓明寺」の鐘は戻ってこず、
戻らなかった本来の鐘の代用として作った石の梵鐘を、
現在も吊るし続けています。




今日の帰り、お寺に立ち寄っていただいてきた冊子には、
梵鐘をあえて作り直さなかった理由は何も書かれていません。


でも、
分かるような気がします。

それはたぶん、
戦争を、
二度と起こしてはならないという、
「無言のメッセージ」なのではないでしょうか。



石の梵鐘ですから、
撞くことはありませんし、
仮に撞いても、音はしません。

しかし――。


鐘楼の下に立ち、
石の梵鐘を見上げながら佇んでいると、

「ゴーン」………。

静かで、とても深みのある、
けれど、どこかに悲しみを帯びた鐘の音の余韻が、

心の奥底に沁み入るように響き、
いつまでも消えない気がしてなりません。




…………。

ほら、聴こえたでしょ?



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歴史…。

2008-06-26 | つれずれ


名古屋地方ではいま、
私が好きな「アガパンサス」の花があちこちで咲き始めたと先日の拙ブログで書きました。


生活習慣病の定期検診のため会社を休んだ今日の帰り道、
病院の近くにも咲いていたそれにカメラを向けました。




でも、
この場所で私がピントを合わせたのは、
本当は「アガパンサス」の花ではなく、
その向こうの、これです。



そう、
レンガ塀です。



名古屋市中区「二の丸」交差点の北西角に、
長さ30mほどですが、古いレンガ塀が残されています。




明治20年(1887年)この場所に建てられた日本軍「第3師団司令部」の名残りです。

2階建て煉瓦造りだった当時の庁舎はすでに取り壊され、
現在は鉄筋コンクリート作りに建て替えられて「独立法人水資源機構」が入っていますが、

戦後しばらくは、防衛庁関係の役所がその建物をそのまま使っていました。

比較的早く亡くなった私のオヤジがその役所の役人で、
子供時代、忘れ物を届けるなどのために、この塀の中に入ったことが何度かあるという、
私にとっては思い出の場所なのです。



庁舎を建て替える際、このレンガ塀も取り壊されるはずでしたが、
とても丈夫に造られたレンガ塀だし、
戦火をくぐって残った歴史的意味もあるというので、
この部分だけが残されることになったと、ずいぶん昔、新聞で読んだ覚えがあります。




その敷地内に今日、何十年ぶりに足を踏み入れ、
一角に、こんな大木があったことを初めて知りました。



クスノキです。

そして、
お気付きになりましたか?
根元に添えられた石碑を、
太くなった幹がくわえ込んでいるのを。



「勅諭下賜………」と彫られたその下が読めません。

帰宅後、いろいろ調べて、分かりました。
石碑には、こう書かれていたのです。

「勅諭下賜五十周年記念」

明治15年に明治天皇が「軍人勅諭」を陸海軍に下賜されてから50年目に当たる昭和7年に、
このクスノキは記念植樹されたようです。



ごく一部分とはいえ、いまだに堅牢な旧師団庁舎の名残りのレンガ塀。
幹にくわえ込まれて半分は分からなくなってしまった「勅語下賜」の石碑。
しかし、季節になればいまなお葉を生い茂らせるクスノキの大木――。


日本の「戦前・戦中・戦後」の断片が、
通りすがる人々のほとんどに気付かれないまま、
しかし歴然と、ここに残っています。




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「世界一」が見える風景。

2008-06-25 | つれずれ


昼間には晴れ間も見えた今日の名古屋地方でしたが、
夕刻にはまた低い雲が空を覆ってきました。


上の写真は、自宅がある北名古屋市の、ミニ百貨店「名鉄パレマルシェ西春」に隣接する駐車場ビル屋上から西方を望んだ風景です。

彼方の山並みは、岐阜・三重両県にまたがる養老山脈です。

こうやって18mmの広角で写すと、
高層建築のほとんどない、いかに田舎町であるかが分かります。


でもね。



レンズを90mmに換えてファインダーを覗くと――。



正面に「世界一」が見えます。

いえ、冗談ではありません、
正真正銘の「世界一」です。


ほぼ隣市と言ってよい稲沢市に建っているのは
三菱電機稲沢製作所に昨年9月竣工した「エレベータ試験塔」です。

その高さ173mは、
「エレベータ試験塔」としては現時点で間違いなく「世界一」です。
(ちなみに「173m」は「いなざわ」の語呂合わせだそうです)

まだ建設中だった昨年2月20日付拙ブログ「世界一」で書いたまま、
完成した報告をすっかり忘れていました。


ともあれ、
こんなふうに、
「日本一」どころか「世界一」が存在する風景を日常的に見られるなんて
ちょっとスゴイでしょ?


――と、ちょっぴり自慢げに書いてはみたのですが……。

たとえば私、所用で静岡方面へちょくちょく出掛けます。
その道中、富士山を見かけるたびに思うんですよね。
「羨ましいなあ、日本一の富士山を毎日見られる土地に住んでいられるなんて」って。


大自然の富士山と、人工物の「建築物」を同じ土俵に上げることがそもそも間違っていると言えばそれまでです。
けれど、
向こうは「日本一」、こちらは何といったって「世界一」、「世界一」ですよ。

にもかかわらず、です。

そんな「世界一」でも、毎日見ていると、感動どころか関心さえ持たなくなってしまうという点では
もしかすると富士山を日々目にしている地元の方々にとっても、同じような気持ちなのだろうか……などと思ってしまったものです。


でも、
やっぱり、
違いますよね。


負け惜しみを素直に認めれば、
こちらの「世界一」を差し上げるので、そちらの「日本一」と取り換えっこしてもらえませんか?――というのが、
私の偽らざるホンネです、ハイ。


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うわのそら的寸撮/悲しい時代。

2008-06-24 | photo


自宅近くの小さな児童公園。
入口の金網に、こんな絵看板がくくり付けられていました。

「しらない人と話す時は
 こ~んくらい
 はなれてね!」

読んで、
絶句しました。


いたいけな幼児や子供を狙った破廉恥で凶悪な犯罪が頻発しています。

だから子供たちに、
見知らぬ人に声を掛けられても、
絶対について行ってはいけないよと教えなければならないことは当然分かっています。

でも、
「ついて行く」どころか、
大人と話す時は「距離を保ちなさい」「後ずさりしなさいよ」とまで教えなければならない時世が
残念でなりません。


(公園で遊ぶ子供たちに、うかつに声も掛けられないのか)と深い溜め息をつきながら、
こんなふうにして大人と子供の距離がますます離れて行く日本の、
行く末を憂います。


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月曜朝イチの怪。

2008-06-23 | photo

■場所 / 名古屋市北区「名城公園」 ■日時 2008.6.23 8:33:11 ■カメラ / NIKON D80 ■レンズ / SIGMA DC 18-50mm EX MACRO HSM ■データ / F2.8 1/125秒 ISO110 焦点距離18mm / シャッタースピード優先AE 中央重点平均測光

想像力が豊か――と言えば聞こえがよいのでしょうが、
早い話、私、妄想癖があります。

なので、
ある物を見た時、
ああでもない、こうでもない、いや、きっとこうだろう、などと勝手にイメージを膨らませるのが結構得意なはずなのですが、

今朝も立ち寄った名古屋市北区「名城公園」の
園内を横切る市道の歩道上に置かれたこれを見た時、

私の脳内回路は混乱し、思考が停止しました。


なぜこんな場所に、布団があるのでしょうか?

しかも、
昨夜は雨が降っていたはずなのに、
布団はまったく濡れていません。

「公園の住人」さん?
いえ、
彼らはこんなに嵩張る布団では寝ないはずです。

世の中には、
私なんぞの凡人にはとうてい考えの及ばない不思議な出来事が、
まだまだたくさんあるんですね。



この季節では私が好きな「アガパンサス」の花が、
街のそこかしこで咲き始めました。




もっと嬉しいのは、
しかもあまり見かけない白い「アガパンサス」の花が、
今年はわが家の玄関先でもほころび始めたことです。



白い「アガパンサス」も
可憐で美しいでしょ? 


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梅雨の「あじさい寺」へ。

2008-06-22 | つれずれ
雨が降ったり、止んだかと思ったら、また降り出したり…。
いかにも梅雨の最中らしい今日の名古屋地方でした。


というので、
時期が少し遅いのは承知のうえで、
雨に濡れたアジサイを見に、
自宅から程近い、地元で「あじさい寺」として知られる稲沢市「性海(しょうかい)寺」へ車を走らせました。




今月1日からここ「性海寺」と隣接する「大塚性海寺歴史公園」で開かれていた毎年恒例の「稲沢あじさいまつり」はすでに先週15日で終っていますが、

       

            

   

盛りを過ぎたとはいえ、
アジサイはまだまだ美しい花を咲かせていて、
充分に目を楽しませてくれました。



         

    

もちろん、
雨に濡れた花はどれもみな美しいけど、とりわけアジサイはまた格別――
――と考えるのは私だけではないわけで、
今日もわざわざ傘を差しながら見に来るカップルや家族連れが
多いとは言えなくても途切れることがありませんでしたよ。

         

              

   


そして――。

「やっぱり来てよかったあ」と私がさらに大満足したのは、
葉陰に隠れるように咲いていた
この一輪を見つけた時です。



ハート型が、とても可愛くありません?


些細なことが
その日1日を幸せな気分にすることって、
ありますよね。

今日の私が
そうでした。


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おすすめカフェ/「あおぞらcoffee店」(名古屋)

2008-06-21 | おすすめ


予報ではたしか「一日中、雨」のはずだったのに、
結局は夕方までほとんど降らず、どんよりした雲が垂れ込めていた今日の名古屋地方でした。

しかも昨日同様、じっとしているだけで汗が滲む猛烈な蒸し暑さ。
なので、坪庭の草むしりを途中でリタイアし、冷たいコーヒーを飲みに出掛けました。


出掛けた先は
今週月曜日にオープンしたばかりの「あおぞらcaffee店」(名古屋市北区萩野通1-35-3、サンシャイン黒川北、TEL.052-981-5151)。
過日の拙ブログで紹介した名古屋市西区のカフェ「かなぶんcaffee店」のいわば姉妹店です。


広さは「かなぶん」の半分近い、こじんまりしたお店ですが、

     
            


その狭さがかえって、ほのぼのとした温かみを感じさせるから不思議です。


それはたぶん、
姉貴株の「かなぶん」がそうであるようにこのお店もまた、
オーナーをはじめスタッフが、
楽しみながら店づくりをなさっているからなんでしょうね。

     
          
   


さらに「姉妹」を増やしてゆく計画もある、とも耳にしました。

こんな素敵なお店があちこちに生まれるのは、
カフェ好きの私にとっても嬉しいことです。

近くにお出でになった際は覗いてみてはいかがですかと、お勧めしたいお店がまた1つ増えました。




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